ミレディ - 陣 |
[465] ミレディ Name:陣 HOME Date:2013/05/03(金) 22:19 [ 返信 ]
『マイスター』で「妖剣」の名で登場していた、本人の登場。
(その時の記述を見るに、オルディーンは、一度は意識回復するも、結局その傷が元で死んだ模様。)
ギャナックが本当にチムールの息子かどうかは不明のままであるが、確実なのは、彼女が息子のためには何でもする「強い母」だったという事実。
もっともそれを最初に見抜いていたはずの、オルディーンにしても、果たしてそこに「自分を直接殺す」という選択が含まれるのには気が付かなかった模様。
記述を見るに、おそらく彼としては「自分のいいなりになる」としか考えず、また考えようともしなかったはず。
(そして、意味は違えど「あの女がオルディーンを殺せる」とまで考えていなかったのは、おそらく女たちも同様。)
「歓待」の内容が実際どのような物であったかは詳細に描かれてはいないが、一連の場面と台詞からして、それが「褥」も含まれる物であった可能性は高く、その現場もまたあるいはという感じ。
そうなればオルディーンのやったことは、まさに「アホな愚行をした暴君」、そして彼女はむしろ「貞女の鏡」ということにもなる。
彼女自身の生死には触れられていないが、それは息子の「正統性」に大きな役割を果たす事となるのも間違いない。
そうなれば厳しくなるのはオルディーン陣営。
おそらく自分の女たちに隠れてやったはずの「アホな愚行」を嘆くのはともかく、無理でも無茶でも何がしかの「反撃」を行わねば、絵に書いたような「暴君」の徒党として、不様な寝たきり介護病人を抱えたまま、政治的にも生物的にも抹殺されかねない。
(しかも激怒したゲリュオンがギャナックの「謀殺失敗」までやらかしているだけに。)
その意味でも、女たちの「反撃」がどのような物だったかも気になりますが、一応ここでの記述からして、これに協力したヴラッドヴェインの悪行を大きくフレームアップさせた可能性も高い。
(『剣舞』で触れられた「彼が王妃と通じた」説は、この時点で存在していない「王女」の存在も合わせ、おそらくこの時のプロパガンダに尾鰭が付いた結果とも考えられる。)
実際『アサシン』でのクリエートの台詞も合わせるに、何か事があると何でもヴラッドヴェインのせいにしてしまうというのが、その後のラルフィントの傾向だったみたいであるが、こうなってみると、彼が「悪の権化」となったのも、ある意味こうした「責任転嫁」の役割をも押し付けられた感じも強い。
(もっとも彼自身として、これもまた「やれやれ」の一つに過ぎないかもだが。)
またミレディについては、「幻の可能性」として「もしあの女があんなことをしなければ、今頃はラルフィントは平和で大陸統一も果たしていたに違いない」という論法という形にしていたかも。
つまり現実の「愚行」を打ち消すために、それ以上に仮定の「愚挙」を強調したというわけであるが、実際どれだけの効果があったかはあくまで不明。
ただし「妖剣」の呼び方を見ても、それがある程度の説得力を持ったのもおそらく間違いない。
史実の末喜や妲己がそうであるように、いわゆる「悪女」を仕立てて「英雄」を弁護するパターンであり、この世が男社会である限り、むしろその方が通りが良い。
そうなれば明らかにそうしたはずの連中自身が「女」であることが尚更に皮肉。
『ミストレス』にもあるが、まさに「なんとも女性の人権を無視した話」「それを言っているのが女性であるというのが尚更」と。
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[1659] ミレディ(コロシアム追加) Name:陣 HOME Date:2014/11/16(日) 14:34
依然として「その後」が不明な「雲山朝の聖母」。
もっとも彼女の「本願」は、自らの子孫がゴッドリープに戻った時こそが「成就」でしょうが。
(その辺りではどことなく「阿野廉子」を連想ですが。)
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[1681] RE:ミレディ Name:転愚 Date:2014/11/20(木) 20:15
まあ、何れにしてもあまり弁護しては いけない女という気はしますけどね☻ 阿野廉子にしても淀君にしても我が子 可愛さのあまり自家そのものの弱体化 を招く結果になったわけですから😅 もし先生が三銃士から名前を拝借した のだとすればチムールの弟達の死も、 あの女が教唆したことはほぼ確実です が同時にオルディーン暗殺未遂後は、 殺されなければなりませんね😄まあ 残念ながらあの国にはダルタニアン も三銃士もいませんがね😃
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[1690] RE:ミレディ Name:陣 Date:2014/11/22(土) 11:08
自分として「権力社会の女性」としては、むしろ「平均的」だと思うんですよね。
しかも不利な状況で必要とあれば「(息子と共に)身を屈する」事も出来るという意味では、まさに廉子や淀よりも上かという感じも。
(その意味では、あのオルディーンとの「初対面」こそが、まさに真の「決戦」だったわけで。)
またたとえ「教唆」したのは彼女でも、「決断」したのは、あくまでチムール自身なわけであり、その意味でも責と咎はより男の方に大きいはず。
(そうでないというなら、それこそ「男性上位」など永久放棄してしまえという感じですが。)
暗殺未遂後の処遇について、もしオルディーンが死んでいれば即時処刑でしょうが、そうでない限りは蘇生するまで御預けにした可能性も。
(ただし生かしておけば、また誑かされない保証も無いと、ゲリュオンあたりが独断で「処分」した事もありそうですが。)
ともあれその互いの子孫も含め、雲山朝が「悪辣」だというなら、山麓朝は「愚劣」というところになるのか。
そしてその両方を克服しなければならないというクリエートにしても、まずは「内部」が問題と。
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[1874] ミレディ(ジェネラル2追加) Name:陣 HOME Date:2014/12/19(金) 20:51
「最後の大火傷」で連想。
こちらは「最後」まで行ったかは不明ですが。
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[2291] ミレディ(パンデモニウム追加) Name:陣 HOME Date:2015/04/22(水) 18:53
「マージェニックの凶行」で当然連想。
どこで事を起こしたかは不明だが、心臓を狙ったのは一番確実に殺すためか。
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[2761] 事変名称? Name:陣 HOME Date:2015/10/10(土) 22:16
そのくせ子孫的には彼女の末裔の方が遥かに安定という感じですね。
まさに「悪辣」は「愚劣」に勝るという感じか。
質問板にも書きましたが、彼女の起こした凶行の後の一連の変事について、自分的には「ミレディの変」を仮称中。
「新旧二京対立」も絡め、モデルは「藤原薬子」で。
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[2771] RE:ミレディ Name:転愚 Date:2015/10/14(水) 09:56
この女が引き起こした事変の経過を見る に、かなりな計画性があった事は確実で しょうね。僕の見立てではモーレあたり が主導したと思うんですが、それだけの 陰謀を事前に察知出来なかった時点で、 オルディーン派の諜報能力もかなりヤキ が廻ってますね😓ただモーレのジジイが 旧主への忠誠でこの女と手を組んだんだ としたら、結果から見ればラルフィント の時計の針を逆戻りさせ、大陸統一戦線 からの脱落原因となった歴史的犯罪人と 評価されても宜なるかなですね😅
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[2776] RE:ミレディ Name:陣 Date:2015/10/14(水) 11:44
彼女に「凶行」の後にどれだけの展望や計画があり、それがモーレと連動したかどうかは不明ですが、確実なのは彼女が「自分自身の犠牲」を覚悟していたという事でしょうね。
少なくともその点で「浮つき」の相手に対し完全に勝っていたはずと。
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[2928] ミレディ(フェイク追加) Name:陣 HOME Date:2015/10/31(土) 14:16
まさに今回怒涛の雲山朝の女性パワーの原点?
山麓朝にとっては当然「忌むべき諸悪の根源」だろうが、雲山朝としての公式評価も気になる。
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[2988] 必要条件? Name:陣 HOME Date:2015/11/22(日) 20:10
まるで「マリー・アントワネット」と「ルイ十七世」みたいな話ですね。
まあそのためにはまずはミレディが生きてバーミアまでたどり着ければの話でしょうが。
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[3172] 淀君以上? Name:陣 HOME Date:2016/01/19(火) 12:49
相手が「家康未満」ならこちらはといった感じですね。
ギリギリのレベルで「相手に媚を売る」事が出来るという点では、明らかに気位の高い淀君に勝るという感じ。
あるいはカメリアみたいに、低い身分の出身だからこそとか。
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[3594] 解釈原点? Name:陣 HOME Date:2016/08/06(土) 23:21
現在の先生の「淀君論」で改めて考察。
あるいはこちらにも影響か。
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[3598] RE:ミレディ Name:転愚 Date:2016/08/09(火) 13:43
とにかく、息子はともかくこいつだけは絶対 殺せ!とオルディーンに進言する奴がいなか ったのが返す返すも悔やまれますね。 宇佐美定満のように自分が佞人・奸臣と呼ば れようと将来の禍根を絶っておく人間が周囲 に居なかった事から考えてもやはりこの顔触 れでは大陸統一は無理だったのでしょう😅
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[3601] RE:ミレディ Name:陣 Date:2016/08/11(木) 11:20
あの問題のツキヨミにしても、ギャナックを殺すなとは言っても、彼女は問題にしてませんでしたからね。
要するに「あんな女に何が出来る」と「軽視」していたわけであり、連中はそのツケを最後まで払わねばならない羽目になるわけで。
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[3683] ミレディ(アバンギャルド追加) Name:陣 HOME Date:2016/09/04(日) 20:11
あるいは泉下で笑いが止まらないところか。
「謀反人」の子孫ども、いくらでも殺し合えと。
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[4447] ミレディ(10月新作前) Name:陣 HOME Date:2018/08/25(土) 23:31
こちらも間違いなく言及必至の一人。
取り敢えずは「凶行」後の生死についてか。
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[4529] ミレディ(プロヴィデンス追加) Name:陣 HOME Date:2018/10/28(日) 21:53
やはりというかな「自殺」判明。
しかし相手に対して政治的にも強烈な「一刃」をお見舞いしてやれた事は大きかったわけで。
あと気になるのはヴラッドヴェインとの「古い馴染み」か。
[No.213] 2019/02/24(Sun) 22:29:53 |