拡張現実技術(AR技術)のJSON (No.118 への返信) - 鈴藤 瑞樹 |
[ { "title": "拡張現実技術(AR技術)", "part_type": "group", "children": [ { "title": "拡張現実技術ってなに", "description": "拡張現実とは、コンピュータにを使って作られた映像や音などを使い、知類(といっても主としては人が)が認識する現実を拡張したもの、あるいはそのための技術を指す。データでありプログラムでもある。 \n(かくちょうげんじつ、英語で Augmented Reality、オーグメンテッド・リアリティ、ARとも言う)\n\n知覚している現実をコンピュータによって拡張したものなので、それゆえ拡張現実、と呼ぶ。", "part_type": "part", "localID": 1 }, { "title": "魔法じゃない", "description": "現実を拡張するというが、空間を捻じ曲げたり操作したりする技術ではない。\nもちろんコンピュータ技術のひとつなので、魔力も使わないし魔法でもない。", "part_type": "part", "localID": 2 }, { "title": "具体的な例", "description": "具体的な例をあげると、カメラやメガネなどのレンズに拡張現実技術による表示機能を付与することで、実際には目の前にはテーブルしかないにもかかわらず、テーブルの上に紅茶の入ったカップとソーサーの画像、グラフィックが付け足され、現実が拡張される、という仕組みになる。\n\nもっともこの例ではカップとソーサーがあるように見える、というだけで実際にあるわけではない。視覚的に誤魔化されているだけである。", "part_type": "part", "localID": 3 }, { "title": "五感のうち2つ", "description": "五感、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をすべて騙すことができれば脳を誤認識させられるかもしれないが、拡張現実によってもたらされるのは視覚、聴覚にうったえる情報が主でありほかの3感覚については技術として確立されていない。嗅覚については研究中とされているが、難航している。味覚や触覚については理論すらできていない。", "part_type": "part", "localID": 4 }, { "title": "騙すのは難しい", "description": "それゆえ、拡張現実技術によって誰かを騙す、というのは困難である。さわったり嗅いだりすればバレてしまうからだ。\nそもそも高精度な(つまり時間と金をかけた)拡張現実技術でなければ視覚的にも騙すのは難しい。ちゃちなCG(コンピュータグラフィック)を見ても現実と誤認識する人はそういないだろう。\nゆえに拡張現実技術は情報を付与するために主として用いられる。", "part_type": "part", "localID": 5 }, { "title": "文字とか音声とか", "description": "さきほどの例で言えば現実にあるテーブルを拡張現実技術をつけたメガネで見れば、文字情報で「これはテーブルです」と情報を表示することができる。\nあるいは音声で伝えることができる。", "part_type": "part", "localID": 6 }, { "title": "ハードウェア", "description": "もっとも、この文字情報を表示するにもメガネにカメラなどの読み取り機能を付与する必要があるので、\n実際には視力矯正用のメガネや撮影用のカメラではなく、ヘッドマウントディスプレイや撮影機能のある携帯電話、スマートフォンやウェアラブルコンピュータ(身につけるタイプのコンピュータ)などのコンピュータ機器、つまり専用のハードウェアを開発して使うのが望ましい。", "part_type": "part", "localID": 7 }, { "title": "藩国の援助", "description": "開発したのは越前藩国の民間企業であり、国からの資金援助を受けて十数年の開発期間をへて実用化に至っている。\n資金援助を受けている関係で藩国政府からも技術的に問題がないかの審査(TLOへの急速な発展やクロスアクシャの関与など)が行われている。", "part_type": "part", "localID": 8 }, { "title": "用途としては", "description": "用途としては、コンピュータゲームなどのエンターテインメント事業、軍事産業、医療技術、自動車・航空機製造産業などへの応用が期待されている。", "part_type": "part", "localID": 9 }, { "title": "ゲームや軍事", "description": "ゲームについてはGPS(グローバル・ポジショニング・システム)や電子コンパス、加速度センサー等を利用し自己位置を特定し、位置情報を組み合わせて、特定の位置に外出するとポイントがもらえる、などの運動をともなうゲームを作ることができ、ダイエットなどにも期待がもてる。\n\n軍事では片眼鏡型の通信用ヘッドセットに付随させれば、投影される情報で敵との距離や武器の残弾、照準などを補助情報として表示できるだろう。", "part_type": "part", "localID": 10 }, { "title": "医療と交通", "description": "医療においては外科手術などで臓器の色や動きから健康状態を判断し、優先順位をつけるなどの補助ができると思われる。\n自動車、航空機ならばヘルメットなどに組み込めば速度表示や悪路の警告などができる。\n特にエアバイクについては空中で擬似的な道路や信号機を表示すれば交通事情が改善されるだろう。", "part_type": "part", "localID": 11 }, { "title": "欠点として", "description": "欠点として、拡張現実を扱えるハードウェアがそこそこ高価なものになりがちという部分がある。\n\nコンピュータであり、なおかつ外で使うなら小型で軽量なものが望ましいが、それらを製造できるような高い科学技術力を持った国は限られるし、防水や防汚対策が十分とられている必要もある。\n\n目安として、量産品で価格を抑えられても1000わんわん(第七世界でいえば10万円だ)でも安いくらいで、高性能なものを求めるならさらに価格は上がるだろう。けっこうな高級品である。\n\n\nとはいえ便利な技術であるのはたしかなので、拡張現実技術のソフトウェア開発はそれなりに進んでいくだろう。", "part_type": "part", "localID": 12 } ], "expanded": true, "localID": 0, "description": "" } ]
[No.119] 2021/02/21(Sun) 16:43:17 |