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all シンカリオンZ&ロボ怪獣アニメスレ(6月編) - Shiny NOVA - 2021/06/03(Thu) 00:12:30 [No.299]
[削除] - - 2021/06/27(Sun) 18:35:51 [No.311]
ゴジラS.P SSSS.DYNAZENON 感想 - RICK - 2021/06/06(Sun) 19:20:55 [No.303]
シンカリオンZ九話&DYNAZENON10話 - 日高達也 - 2021/06/06(Sun) 19:17:46 [No.302]
ダイナゼノン&ゴジラSP10話 - Shiny NOVA - 2021/06/06(Sun) 12:17:22 [No.301]
ダイナゼノン&ゴジラSP11話 - Shiny NOVA - 2021/06/13(Sun) 11:23:49 [No.305]
シンカリオンZ10話&DYNAZENON11話 - 日高達也 - 2021/06/13(Sun) 19:13:15 [No.306]
シンカリオンZ8話 - Shiny NOVA - 2021/06/03(Thu) 00:42:43 [No.300]
シンカリオンZ9話 - Shiny NOVA - 2021/06/09(Wed) 23:32:44 [No.304]
シンカリオンZ10話 - Shiny NOVA - 2021/06/16(Wed) 11:06:14 [No.307]
シンカリオンZ11話 - Shiny NOVA - 2021/06/23(Wed) 00:26:47 [No.310]
シンカリオンZ11話 - 日高達也 - 2021/06/27(Sun) 19:27:04 [No.313]
ゴジラS.P/SSSS.DYNAZENON 最終回感想 - RICK - 2021/06/27(Sun) 18:39:48 [No.312]
ゴジラSP最終話感想 - Shiny NOVA - 2021/07/01(Thu) 07:57:50 [No.315]
シンカリオンZ11話&DYNAZENON最終話 - 日高達也 - 2021/06/20(Sun) 19:27:47 [No.308]
ダイナゼノン最終話&ゴジラSP12話 - Shiny NOVA - 2021/06/20(Sun) 23:27:01 [No.309]


シンカリオンZ10話 (No.304 への返信) - Shiny NOVA

 九州編の後編。次回は名古屋編だ。

 で、今回はシンとヤマカサがどう折り合えるか、という話ですな。

 妖怪好きのシンに対して、非科学的なものは認めないと主張するヤマカサ。これまでは積極的にコミュニケーション能力の高さを見せてきたシンですが、自分の好きなものを根本的に否定してくる相手に対しては、心穏やかでいられるわけでもなく、自分から壁を作っていますな。

 これが前作のハヤトだったら、相手が聞いていようと聞いていまいとブレずに自分の好きなことを語り続けられるメンタリティを誇るわけですが(自家発電型)、シンのオカルト好きはそこまでの域には達していないらしく、否定されると素直に落ち込む。
 まだまだ甘いな、と思ったりする特撮好きですが、自分の場合はさすがにネット以外の表面では、好きを隠していますから(別に特撮話しかできないわけではないし)、歴史好きとか一般教養とか普通の社会で無難な話題もできますからね。

 子どもの場合は、そういうTPOの使い分けができないので、好きなものをストレートに出して、ぶつかるしかなくて、そこで初めて否定してくる壁にぶつかったというところか。

 自己主張旺盛な相手をロックだぜ、と受け入れるハナビや、友だちに飢えていた一面のあるタイジュと違って、ヤマカサは自分の世界をきちんと構築している男で、彼にとってはシンがナンセンスな異物に見える。
 そんなわけで、仲間関係を成立させるには、シンがヤマカサの世界を理解するように努める展開になるのですが、その象徴が食べ物のおきゅうとなんですな。
 おきゅうとって自分も食べたことはないので、イメージしにくいのですが、自分を否定してきた相手の世界を味わうのが、まだ子どものシンには抵抗がある様子で、だけど、「鷹と一体化するヤマカサの気持ち」とか、「人知れず地道な鍛錬を日々続けるヤマカサの心意気」とかは感じ入れるものもあるわけで。

 そして、ヤマカサも「相手の世界はよく分からないし、ナンセンスだとも思うけど、そこに情熱を注ぎ込んで、一生懸命な心意気、そして歩み寄ろうと必死なのは分かった」から、
 「自分の見たものは信じる。だから、お前の信じる妖怪が本当にいるなら見せてくれ」という言い方で折れてくる。

 そして、シンのE5が、ヤマカサの支援装備のソニックとZ合体して、ヤマカサのツバメと連携しての空中戦で勝利。
 まあ、互いの世界に無理して踏み込むつもりも必要もないけど、お互い一生懸命で運転士として信頼できるのは分かったから、相手を否定せず個性尊重で仲良くしよう、という折り合いの付け方ですね。

 本当に馴染み合えるのはこれから、と。

 ヤマカサとしては、拒絶せず否定せず、噛み合わない世界は押し付けない範囲で、うまくやって行こう、と。

 しかし、「妖怪・一反木綿を見た。それはお前だ」というセリフは笑った。それって、「俺にとってお前は妖怪みたいな、理解不能の存在だ」と言っているみたいなものじゃないか。

 なお、歴史ネタとしては菅原道真を出してくることで、ただのバカじゃない、ジャンル違いの博識をシンが示したのはナイス。
 まあ、シンが文系民俗学で、ヤマカサが理系重視で、だけど生き物や人と心を通じ合わせる気持ちは持っていて、ただの冷血漢ではないことの証明ですからね。

 あと、「宇宙人と友達になりたい」というシンに、アブトが「同じ人間のヤマカサと仲良くできない奴が、宇宙人と友達になんてなれるわけないだろう」という理屈で、歩み寄りを勧めたのはナイス。
 そう、前作のハヤトにあって、シンに足りないのは、自分の好きなことを理論立てて相手に納得させる知恵だな。ハヤトは鉄道知識を何にでも関連づけて理解する柔軟性があったけど(アキタに「何でも鉄道で理解するな」とツッコまれていた)、鉄道は全てをつなぐという哲学だからなあ。

 シンのオカルト好きは、個別の事象を見て閃くだけで、つなげて考えるレベルにはまだ至っていない。……と、他人(創作キャラ)の趣味の深さのレベルをいちいち段階評価するなよなあ、自分(苦笑)。

 ともあれ、シンのオカルト知識が実用的な見識レベルにまで高まることを期待しています。
 とりあえず、相手の弱点を持ち前の知識から推測できるようになれば、十分実用的と言えますな。知っているだけじゃ意味がなくて、知っていることをいかに活用するか、まで到達すれば、ヤマカサも認めてくれるはず。


[No.307] 2021/06/16(Wed) 11:06:14

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