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all シンカリオンZスレ(1〜2月分) - Shiny NOVA - 2022/01/04(Tue) 23:01:52 [No.428]
シンカリオンZ41話(最終回) - Shiny NOVA - 2022/03/25(Fri) 23:36:06 [No.450]
Re: シンカリオンZ41話(最終回) - 日高辰也 - 2022/03/26(Sat) 17:57:00 [No.451]
シンカリオンZ40話 - Shiny NOVA - 2022/03/18(Fri) 08:59:08 [No.448]
Re: シンカリオンZ40話 - 日高辰也 - 2022/03/20(Sun) 18:37:40 [No.449]
シンカリオンZ39話 - Shiny NOVA - 2022/03/12(Sat) 11:47:04 [No.445]
Re: シンカリオンZ39話 - 日高達也 - 2022/03/12(Sat) 17:22:13 [No.446]
Re: シンカリオンZ39話 - Shiny NOVA - 2022/03/14(Mon) 23:16:08 [No.447]
シンカリオンZ38話 - Shiny NOVA - 2022/03/04(Fri) 22:58:50 [No.443]
Re: シンカリオンZ38話 - 日高達也 - 2022/03/05(Sat) 18:56:11 [No.444]
シンカリオンZ37話 - Shiny NOVA - 2022/02/25(Fri) 23:49:45 [No.441]
Re: シンカリオンZ37話 - 日高達也 - 2022/02/26(Sat) 17:56:32 [No.442]
シンカリオンZ36話 - Shiny NOVA - 2022/02/11(Fri) 21:03:49 [No.439]
Re: シンカリオンZ36話 - 日高達也 - 2022/02/12(Sat) 18:32:57 [No.440]
シンカリオンZ35話 - Shiny NOVA - 2022/02/05(Sat) 08:37:12 [No.437]
Re: シンカリオンZ35話 - 日高達也 - 2022/02/05(Sat) 17:35:55 [No.438]
シンカリオンZ34話感想 - Shiny NOVA - 2022/01/27(Thu) 23:55:04 [No.435]
Re: シンカリオンZ34話感想 - 日高達也 - 2022/01/29(Sat) 17:22:37 [No.436]
シンカリオンZ33話感想 - Shiny NOVA - 2022/01/21(Fri) 08:52:13 [No.433]
Re: シンカリオンZ33話感想 - 日高達也 - 2022/01/22(Sat) 17:57:47 [No.434]


シンカリオンZ40話 (No.428 への返信) - Shiny NOVA

 東北震災の報に、心を痛めつつ。
 感想仲間の無事が確認できることを願っております。
 本人が無事でも、のんびりテレビを見られないとか、ネットに接続できない可能性とかもありますので。

 あと、新幹線、脱線報道に対して思うこと。
 これだけの大規模な揺れに対して、怪我人を出すことなく、緊急停止できる高速鉄道の技術に感心して、脱線そのものを悪く言うマスコミの報道に何だかなあ、と。

 さて、番組の感想です。
 カンナギが暴走したのは、アラバキの影響ではなく、「王家に伝わる禁断のコード」の副作用でしたか。王家の戦士に負けは許されないので、暴走してでも敵を倒せって呪いみたいですね。
 だけど、テオティの戦士たちがカンナギの動きを封じ、アブトを支援してくれ、アブトはカンナギ機を破壊することで、王家の呪いから解放する。
 その後、敗北とこれまでの悪行を恥じて、正気に戻ったカンナギさんが自ら責めを負おうと謝罪するところを、きれいになったアストレアさんが庇い、テオティの戦士たちが許す流れで、カンナギさんが救われる、と。

 ここだけ見れば、悪い話じゃないけど、アストレアとカンナギの関係とか、心情とか伏線的に描いて欲しかったなあ、とか。
 まあ、演出としては、アストレアの仮面がそういう情を封じるアイテムで、素顔をさらすことで本音が披露されたんだろうけど、弟思いの姉の心情が、これまで出番の薄かったアユ姉さんに仮託されただけでシンの理屈としては納得できるけど、感情として「アブトの父親を拉致して、冷酷に振る舞ってきた期間」が長すぎて、この2話で突然化けたようにしか見えないのが、もったいない、と。
 ただ、このテオティ側の結末そのものは、ハッピー和解に通じる形で、嫌いではありません。いささか打ち切りっぽい急展開に感情が付いて行かないだけで。

 そして、本作の悪行の責任を全て負わされる形になったヴァルトムさん。アラバキを復活させて、勝ち誇ったはいいものの、呆気なくアラバキの餌になって退場。
 終わったのか、それとも実はしぶとく生きていて、アラバキが倒された後で、何もかも失ってボロボロになっていたところをソウギョクさんに拾われて、哀愁漂う負け犬同盟になって、続編の華になるのか。
 とにかく、この期に及んで、ソウギョクさんが動かず、セツラを助けただけで退場というのも、ちと不満材料。裏街道を歩む中年親父の人情悲哀が何だかツボったからなあ。
 かつての憎まれ役が落ちぶれて、場末の酒場で愚痴っているのって、タイムボカンシリーズの3悪みたいで、大人の人生劇場感がありました。

 たぶん、前作は子どもたちの夢あふれる交流劇と、大人も夢を持って生き生きと自分の職場で頑張りながら、子どもを応援バックアップしている姿で、大人と子どもの隔たりなく共に頑張る交流がツボったわけで、
 後は小学生メインのドラマでありながら、リュウジなど年上中学生の兄貴分的な心情とか、各小学生の家族事情やら家族同士の交流とか、日常が濃密に描かれていた点も魅力。

 本作の場合は、シンとアブトの関係に注視し過ぎた結果、それ以外のキャラや家族の日常交流にスポットが当たることが少なく、その肝心のシンとアブトの離別期間が長すぎて、濃密な交流ドラマが描ききれなかったというか、各人の内面の悩みが個人の中だけで処理されて、丁寧な段取りで通じ合う流れを飛ばして、「延々悩んだことが、突然あっさり解消。間の過程を構築するよりも、サプライズ的な呆気ない結果だけ提示される」と。
 それと、これは脚本家の資質だろうけど、前作に比べてルーティンギャグがなくて、日常がつまらないとか、ボケツッコミの関係性が成立していないというのもあって、まあ、シンの妖怪蘊蓄もツッコミ役不在で、寂しく流れている気が。

 というか、彼の蘊蓄は作品の敵の解説とか、テーマに非常に即しているのに(敵が宇宙人で、妖怪を使役する)、その知識を通じた交流が皆無で、シンの妖怪知識を理解する友人とかが出て、不思議談義に華を咲かせるシーンもなく(巨大怪物体のネーミングぐらい)、前作よりもマニア度が下がっているとか、
 メインテーマの鉄道ネタが、それを担当するアブトの長期不在で、中盤ほとんど機能せずに、敵側の事情がアブト視点でしか描かれず、主人公シンと敵キャラの交流がほぼ皆無なまま。
 実質的に、アブトが主人公で、シンの役割は「みんなの交流を促すサポートヒロイン」であり、前作のアズサの要素も備えながら(本来それはアユ姉さんの担当と思われたけど)、アブト失踪後はそこまでアクティブに振る舞えず、「みんなの気持ちをつなぐ司令塔」にはなりきれないまま、終盤に来ちゃったな、と。

 ともあれ、復活したアラバキの脅威と、その弱点(塩)を知るまでの展開、そしてアブトによる父親救出と、最終形態のダブルZ合体が勝利の鍵になるか、という流れで最後に続く、と。

 ここまで来ると、物語テーマが「シンとアブトの友情の絆でハッピーに事件解決」なので、きれいに収まるでしょうが、
 前作が「ハヤトの鉄道愛と夢が、周囲の人間の個性ともつながって、彼の周りに多くの人間が集まって絆を結び、成長を促し、やがて敵キャラまでが感化されて、鉄道が人やキトラルザスのの心をつなぐ」というものでしたが、
 今作は「シンの妖怪愛や宇宙人愛が、異文化のテオティとの和解に通ず」んだけど、それはシンからアブトにバトンタッチされ、「鉄オタだけど、人をつなぐ精神を失っていたクールな宇宙人ハーフのアブト(中盤、自己のアイデンティティーさえ喪失してしまう)が、シンの陽性アクティブな想いに感化され、自分を取り戻す」流れで、このアブト復帰までが長すぎたので、鉄道ネタが話せず、異文化交流というネタもセツラを通じてしか機能しなかった。

 もう少し、アブトの復帰が早ければ、アブトを通じて、テオティの文化や歴史がシンたちのところに情報としてもたらされ、終盤のシンのアブト説得の流れを、シンのカンナギ説得の流れに置き換えることで、シンVSカンナギ、そこに絡まるアストレア(アケノさん)の心情ドラマまで描ける余地があったかな、と。
 アブト説得よりも、カンナギとアストレアとの説得と和解に尺をとった方が、良かったのではないか、と思いますね。

 その意味で、本当はもっと長く続いて、そういう風に描くはずだったのを、終盤いろいろ端折って、強引に終わらせるような感じを覚えますが、
 それでも最後は、シンとアブト、2人で1つのシンカリオンさ、ってなバディ物として熱く結実することを願ってます。

 終わりよければ、途中の不満もきれいに解消されることを期待して。

 


[No.448] 2022/03/18(Fri) 08:59:08

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