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No.452に関するツリー

   境界戦機第2期の感想スレ - Shiny NOVA - 2022/04/11(Mon) 12:13:00 [No.452]
境界戦機の最終回 - Shiny NOVA - 2022/07/02(Sat) 00:06:56 [No.475]
Re: 境界戦機の最終回 - 日高辰也 - 2022/07/02(Sat) 17:57:02 [No.476]
境界戦機24話 - Shiny NOVA - 2022/06/24(Fri) 23:16:39 [No.473]
Re: 境界戦機24話 - 日高辰也 - 2022/06/25(Sat) 18:50:53 [No.474]
境界戦機23話 - Shiny NOVA - 2022/06/18(Sat) 07:20:12 [No.471]
Re: 境界戦機23話 - 日高辰也 - 2022/06/18(Sat) 17:48:09 [No.472]
境界戦機22話 - Shiny NOVA - 2022/06/11(Sat) 04:26:11 [No.469]
Re: 境界戦機22話 - 日高辰也 - 2022/06/11(Sat) 19:52:51 [No.470]
境界戦機21話 - Shiny NOVA - 2022/06/03(Fri) 10:29:53 [No.467]
Re: 境界戦機21話 - 日高辰也 - 2022/06/04(Sat) 18:02:50 [No.468]
境界戦機20話 - Shiny NOVA - 2022/05/26(Thu) 22:54:07 [No.465]
Re: 境界戦機20話 - 日高辰也 - 2022/05/28(Sat) 18:22:50 [No.466]
境界戦機19話 - Shiny NOVA - 2022/05/21(Sat) 00:20:34 [No.463]
Re: 境界戦機19話 - 日高辰也 - 2022/05/21(Sat) 19:02:36 [No.464]
境界戦機18話 - Shiny NOVA - 2022/05/14(Sat) 10:36:10 [No.461]
Re: 境界戦機18話 - 日高辰也 - 2022/05/14(Sat) 18:21:39 [No.462]
境界戦機17話 - Shiny NOVA - 2022/05/06(Fri) 08:44:20 [No.459]
Re: 境界戦機17話 - 日高辰也 - 2022/05/07(Sat) 19:48:41 [No.460]
境界戦機16話 - Shiny NOVA - 2022/04/29(Fri) 18:39:02 [No.457]
Re: 境界戦機16話 - 日高辰也 - 2022/04/30(Sat) 18:32:43 [No.458]
境界戦機15話 - Shiny NOVA - 2022/04/22(Fri) 23:52:49 [No.455]
Re: 境界戦機15話 - 日高辰也 - 2022/04/23(Sat) 18:50:24 [No.456]
境界戦機14話 - Shiny NOVA - 2022/04/16(Sat) 10:51:36 [No.453]
Re: 境界戦機14話 - 日高辰也 - 2022/04/16(Sat) 17:46:05 [No.454]



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境界戦機第2期の感想スレ (親記事) - Shiny NOVA

 今週から放送および配信されますので、スレ立てしておきます。

 自分はYouTube配信の13日以降に書き込む予定。

 公式サイトはこちら
https://www.kyoukai-senki.net/


[No.452] 2022/04/11(Mon) 12:13:00
境界戦機14話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 前回の戦いで、アモウが行方不明になってから8ヶ月後。

 自律型AI兵器の投入で優位になった北米軍が、分割統治下の日本の境界線を押し進め、地図が書き換わっているような状況で、日本の避難民の安全を確保するためのレジスタンス・ヤタガラスの活動を説明する前半。
 そして、避難民を利用して、レジスタンス組織の行動を縛り、殲滅させようと動く敵側の作戦でピンチなところを、黒化したメイレスケンブ斬が駆けつけ、逆転の救世主になるか? で、続く。

 とりあえず、味方のピンチに駆けつける「死んだと思われた主人公」って話は、いかにも第2部開始って感じで、盛り上がりどころですね。

PS.一方、このタイミングで、スパロボ30のエキスパンションが登場して、シンカリオンキターと喜んでいる状況。
 小ネタ程度のプレイ感想話なら、このスレで話題に挙げてもいいかな。わざわざ新しくスレ立てするほどのボリュームではないと思いますし。


[No.453] 2022/04/16(Sat) 10:51:36
Re: 境界戦機14話 (No.453への返信 / 2階層) - 日高辰也

スレ立てどうもです。今期のロボアニメはこれだけですね。
一応web小説原作の「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」があるけど、これは『ロボも出る作品』だから違うかなと。

14話、八か月後の世界からスタート。ゴーストのAIを入手したことで自立行動AIの実戦投入に成功した北米軍が勢力を拡大、各勢力を駆逐し始めたことで…という状況説明と、避難民を受け入れたヤタガラスの危機に帰ってきたアモウと言うのが今話の流れ。
キャラ的にはアモウの雰囲気が変わったことで次回以降どんなドラマが出てくるのか。あと前クールの描写からするとウッド大尉は現在の状況を「力推しすぎる」と言って嫌いそうな気もしますが、どう思ってるのかは次回以降かな。
設定面ではブレンゾン社(とゴベール)が北米軍に攻撃を受けて沈黙してるようですが、新バージョンのケンブを送り込んできたと言うことは活動を再開かな。
メカニックでは北米軍の新型がレーザーの様な光学兵器搭載してるのや、ウッド大尉の新しい搭乗機がどうもゴースト搭載機らしいのとかが気になるところ。
次回、今回の決着とアモウ&ガイのこれまでが説明されるかな。

PS スパロボ30のアップデートは急で驚いてるところ。
劇場版シンカリオンの参戦や、スパロボオリジナルのダンクーガ・スコープドック。グルンガスト登場と見どころはあるんですが、個人的に時間がない(GWもどうなるか)のや、なんだかんだで財布が厳しいんでプレイはしばらく先かなあ。
書き込むのは気にしないんでどうぞ。


[No.454] 2022/04/16(Sat) 17:46:05
境界戦機15話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 ミスズさんがゴーストの開発をしていたとか、ガイたちAIの製作背景とか、アモウが救出された背景とか、いろいろな謎をさらっと解説してくれたのはいいとして、

 アモウが海外で、どういう過酷な経験をして、覚悟完了状態になったかが当面の謎ですな。

 そして、敵指揮官をサクっと殺っちゃう血塗れ主人公に昇格した点で、1期の甘ちゃん主人公からの脱皮を提示。
 まあ、自分としては非情になれる戦場の戦士の方が好印象……というか、敵の指揮官が愚か過ぎ。相手をテロリストだと罵っているのに、「テロリストとは非情なものである」という常識を持たないというか、「正規軍の物量に屈服するだけのクズ」だとしか見なせない辺り、「典型的な武力を持った悪党」でしかない。

 アモウに追い詰められて警告された段階で、あそこまで居丈高に相手を罵れるのは、傲慢だけど愚か極まりないなあ、と。
 アモウの心情よりも、敵指揮官の愚かさが印象的だった回。

 まあ、敵キャラの描写に、リアルさを感じないものの、悪即斬な始末屋稼業的なストーリーなら好物なので、必殺アモウ人的な「晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬ人でなしを消す」ドラマとして楽しみたいな、と。

PS.スパロボ30については、とりあえずエキスパンションをダウンロードだけしましたが、先にDDの新配信分をプレイ中なので、じっくりプレイしたいと思ってます。
 面白いネタがあれば、ここでも触れつつ。


[No.455] 2022/04/22(Fri) 23:52:49
Re: 境界戦機15話 (No.455への返信 / 2階層) - 日高辰也

いくつか裏の事情が分かった回と言えばいいのかな。
ゴーストを含めたガイ達AI組の出自やジェルマン・ゴベールの目的とかもありましたが、ミスズさんの正体が一番の大ネタになるんでしょうか。
ただ一期から仕込んでたならともかく(まあ現状の日本であれだけAMEINを整備出来る人材ってのは見せてましたけど)、急に出てきた感があって「ゴースト戦で生きるか死ぬかの時にまで傍観者だったの?」って疑問はどうしても生まれますね。
物量とAIの最適化で強化された敵を新装備とパイロットの連携で崩す展開は定番といえど熱い。
そして敵の命を奪う事に(警告はしたといえ)躊躇いを持たなくなったアモウ、八か月の間に何があったのかが語られるのはもう少し先かな。
北米軍も内部で政治的な対立があってブラッド大尉がそれの排除のためにゴベールと手を組みましたが、こちらもどうなるか。
次回、北米軍とユーラシア軍が激突。


[No.456] 2022/04/23(Sat) 18:50:24
境界戦機16話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 ブラッド・ワット大尉のゴーストVSユーラシアの指揮官アレクセイのバトルが中心。

 ゴーストのピーキーな性能を乗りこなそうとする大尉が、いかにもガンダムWやOOのライバルキャラを想起させて、主人公勢よりも魅力に映ります。

 一方、主人公は福井から京都に抜ける脱出行の途中で、アモウを心配するガシンたちの姿を描き、一方のアモウも冷酷非情になったわけでなく、人を殺害したことで気分が悪く葛藤する性根が描かれる。
 最後にガシンが「仲間ではなく、友だちとして踏み込んだ告白をした」けれど、果たしてアモウの過去が告白に至るかな。

 視聴者としては、早く知りたい反面、あっさり打ち明けられても興醒めなので、劇的な告白場面とか、先に回想で提示してから、劇中キャラには後から伝えて欲しいかな、とか、もどかしくなる程度の演出でお願いしたい。
 まあ、引っ張るにしても数話程度で。


[No.457] 2022/04/29(Fri) 18:39:02
Re: 境界戦機16話 (No.457への返信 / 2階層) - 日高辰也

EDのクレジットで「絵コンテ:麻宮騎亜」と表記されてて驚愕。
いや言われてみれば気合の入ったフィルムだなとは思いましたが、
監督・脚本といい一体いつの時代のアニメなんだ(笑)。

本編ですがヤタガラスサイドは新しい本部に辿り着きつつ、アモウ
の葛藤と友人として心配するガシンやシオンの描写がメイン。
元々対人関係は悪くなかったシオンはともかく、不器用だったガシンの変化は大きいかな。
次回、トライヴェクタで何があったのかが語られるようで、それがどうなりますか。

一方でブラッドとアレクセイの直接対決がもう一つの見どころ。
有人機に改造されたゴースト、かつてのように無人機ゆえの怪物じみた能力は抑えられてるせいか、そこまで圧倒的な印象はないかな。
むしろ、パイロットであると同時に戦術家でもあるアレクセイの戦場での立ち回りの方が印象深かったり。
特に興味深いのは双方の副官のスタンス。ブラッドの方は自身がパイロットとしての意識が強いこともあって、副官二人もパイロットなため目の前の戦闘には強いけど戦場全体を俯瞰する視点に欠けてるのに対し、アレクセイの副官であるダリアは後方での指揮管制や運用に徹していて直接的な戦力にはならない代わりに、戦術面で大きく貢献する形になっていると。
果たして第二ラウンドはあるのか。
次回、八か月間のことがどこまで語られるか。


[No.458] 2022/04/30(Sat) 18:32:43
境界戦機17話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 アモウの過去の告白回。
 どちらかと言えば、仕込み回という内容で、あまりストーリー進展はなかったけど、一応、主人公の心情の変化の経緯を語っているわけで重要な話になるのかな。

 メカ戦ではなくて、生身の戦いで命を張って、敵の襲撃部隊を殺したり、人の生き死ににさらされた挙句、守った子どもたちからも恐怖の視線で見られることにトラウマを感じるという。
 まあ、アニメで考えたら、今さらかよって緩い描写っぽいけど(世界観に反して)、リアルに考えるなら、平和な日常が壊れて一線を越えてしまう話を想像できてしまう国際情勢なので(1期放送時期との違いもあるし)、1期に顕著だった緩いヒーローロボ風の回や、陽性時代劇っぽい描写(分かりやすい悪代官を、市井の民に紛れた無敵の剣客が成敗する話)から、
 戦場の悲劇や、ダークサイドの初期仕事人風ドラマ(敵を倒したところを子どもに見られて、主人公が葛藤する展開とか、若手仕事人が殺しに怯えて足を洗おうとするも身近な人の死で結局、仇討ちに走って足を洗えなくなるとか)に展開して、1期の雰囲気とは明確に変えて来てますな。

 政治的な陰謀を掘り下げて来たり、これまで見えていなかった世界の裏を晒して行くスタイル。
 1期では、強敵ゴーストを倒すためのモンスターハンティングめいた要素もあったけど、2期ではそのゴーストやAIを巡る技術開発競争めいた話も見えてきて、錯綜してきたな、と。

 さて、ガシンの恩人の兄さんがヤタガラスに絡んできて、果たしてどうなることやら。


[No.459] 2022/05/06(Fri) 08:44:20
Re: 境界戦機17話 (No.459への返信 / 2階層) - 日高辰也

次話以降の仕込みと言った感じが強かった回。
アモウのトライヴェクタでの話は、まあ予想通りだったかなと。
ドンパチやるレジタンスの構成員としては今更感はあるけど、相手を認識する生身で…と、明確には語られてないけど子供たちの中から犠牲が出てしまったらしいのが大きな衝撃になるんでしょうか。
その結果、守った対象からも恐怖される事で、日本人を解放したとしても同じ目に合うのではと考えてしまっても不思議ではないし、
その悩みはなかなかガシン達とは共有できないだろうから、距離を置くことになっても仕方ないかな。ここからどう行動していくのか。
メカ戦は…ガイとゴーストの電脳戦はちょっと違うか。
一方で各勢力内でもこれまでの登場キャラたちが再登場して情勢が動き出しましたが、最大の驚きはジェルマンがワット大尉の父親とも裏で繋がってたこと。ブレンゾン社やトライヴェクタ襲撃の戦力は彼が出していたり、養子とは言え息子を切り捨てるのもありみたいな発言もしてて、下手するとワット大尉背中から刺される可能性も?
次回、次なる戦場へ。


[No.460] 2022/05/07(Sat) 19:48:41
境界戦機18話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 重い話が続いていた2期ですが、ようやく1期の人情ハッピーエンド回が来ましたな。

 日本人と、それを保護する外国人の街を守るために、そして生まれてくる子どもの命を守るために、量産型ゴースト(AIの学習機能をカットした仕様)の部隊と戦う流れで、過去の重さを克服する形。

 アモウも自分が戦う理由を再確認できた模様で、陽性の流れが少し続くかな、と。


[No.461] 2022/05/14(Sat) 10:36:10
Re: 境界戦機18話 (No.461への返信 / 2階層) - 日高辰也

ユーラシアが設定した日本人保護区を守るために戦うヤタガラスという回、久々に明るい感じで終わった回でもありました。
言われてみればアモウ達三機が同一の敵に対して集中して戦う展開って、一期ラストのゴースト戦くらいかな?
物量の違いもあって同じ戦場には投入されても、個別に戦ってる印象が強かったり。その辺の本当の連携が取れるかってのは今後出てくるんでしょうか。
スペックに制限のあるゴーストが相手だったことで勝ちを拾えましたが、逆に言えば北米軍はその気になればフルスペックのゴーストの量産も出来るってことで、投入されると厄介ですな。
まあ有人機だと使いこなせる者は限られるだろうし、無人機だと暴走の危険があるからそのリスクをどう考えるかだけど。
次回は戦争の中の日常回か?


[No.462] 2022/05/14(Sat) 18:21:39
境界戦機19話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 ハードな展開の合間の箸休め回ですな。

 肩の力を抜いて見るには、ちょうどいい回。

 次回は、反北米共闘戦線になるのかな。結果的に、一番強いところを追い落とす形を模索?
 第一期は北米以外が悪っぽく描かれていたけど、二期めは北米が仮想敵に切り替わったのかな。

 この世界の国際情勢の変化がどうなっているのかを気にしつつ、とりあえずゴーストを運用している相手とは戦うしかない、という流れっぽい。


[No.463] 2022/05/21(Sat) 00:20:34
Re: 境界戦機19話 (No.463への返信 / 2階層) - 日高辰也

AI三体の誕生日を祝おう回、誕生日パーティー準備に置ける
「秘密にしなきゃいけないことで誤解が生じる」ネタをここまで
ベタにやってくるのも最近ではなかなか無いような気もします。
AI育成の担当者がガイはロボットアニメ好きって事でシンパシーを感じたり。ナユタは時代劇・伝奇好き、ケイが子持ちの母親がそれぞれ担当で、いかにもな人たちなのは納得。
あと、熊井隊長が家族を巻き込まないようにした上でレジスタンス活動してるのが分かって、その覚悟を他の連中も見習えよと(笑)。
ラストで代表と北米以外の勢力との会見で締め、敵の敵は味方と言うことなのでしょうが、烏合の衆にならなければいいのですが。


[No.464] 2022/05/21(Sat) 19:02:36
境界戦機20話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 北米以外の3勢力が、八咫烏に「北陸と新潟の土地をくれて、一部日本の独立を認める」から、一緒に北米に立ち向かおうって話になった。

 で、ロシア貴族のアレクセイ君が味方になるという急展開。

 次回、アモウとアレクと、ブラッドさんとの対面があるみたいだけど、何だかブラッドさんの動向がおかしい感じで、果たしてどうなることやら。

 ともあれ、この御時世で「ロシアや中国と手を組んでアメリカと対決」ってアニメ設定が、現在とは異なる未来のIF展開にしても、素直に受け取りにくいなあ。
 当初からアメリカが敵ならともかく、2期になって急に勢力関係が一転したからねえ。

 国際情勢をマジに考えるよりは、対ゴーストのロボバトルのお膳立て程度に考えておくといいのかな。
 4勢力乱立よりも、敵は絞った方が話の落とし所としてはいいのだろうし。


[No.465] 2022/05/26(Thu) 22:54:07
Re: 境界戦機20話 (No.465への返信 / 2階層) - 日高辰也

八咫烏と北米以外の勢力が同盟を組んで北米に対抗、その中でアモウとアレクセイの対面があったり、ゴーストに魅入られたワット大尉の怪しい動きだったりで中継ぎ回。
アレクセイの台詞、「北海道にもメイレスが〜」はHJ誌の外伝ですね、自分は読んでないけど。
北陸と新潟を得ることで部分的主権回復を果たせるかと言うのが今後の流れになるのか。
ネット上では色々言われてますが、現実のウクライナ情勢や中国の覇権主義を見ると、「現実がフィクションを追い越してしまった」訳で誰が悪いわけでもないのがつらいところ。
特にウクライナ関係は放送前には脚本は全部上がってて、後はアフレコくらい状況だったろうし、タイミングが悪いとしか。
次回、東京へ、


[No.466] 2022/05/28(Sat) 18:22:50
境界戦機21話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 北米と、3勢力と連合した八咫烏(新日本)の和平会談で、和平工作に力を入れた議員が狙撃され、和平は決裂。
 交渉に呼ばれたアレクとアモウが軟禁されていたのを、怪しげな動きを見せているブラッド大尉に逃亡を手引きされる。
 一方で、北米軍とアジア(中華)の境界戦闘が開始されるも、兵器の性能差で勢いづく北米に対し、新装備で回収されたガシンのジョーガンが駆けつけ、無双でなぎ払う。
 次回、アレクとアモウの逃避行が描かれる模様。

 久々のロボ戦だったけど、ガシン機の無双だけで、あまり面白くないのは何だろう。
 助ける側にも、倒す側にもキャラの顔の見えないモブ量産機だけで、ザコを新兵器でなぶっているだけの戦闘だからかな。物語の序盤ならともかく、終盤に来て政治状況だけで話を進めているんだけど、ドラマがないからかな。
 1機ぐらい北米軍にも強い機体がいて、少しぐらいヒヤッとする瞬間があって、だけどガシンの機転があっての逆転とかあればなあ、とか、
 ガシンと助けられた中華側のキャラの会話があるとか、戦場ドラマの関わり合いがあればいいんだけど、
 今回はガシン機の新装備のお披露目会に終始して、まあ、それでも数少ないロボ戦だから、見栄えだけはあったというか。

 そして政治工作だけで大筋が動いた感じですが、主人公側がこの期に及んで主体的に動くのではなく、相手の策謀に翻弄されるだけで、後手後手に回るだけの物語。
 戦術レベルでは八咫烏の機体の優秀さだけで勝つけれど、戦略レベルでは何が起こっているか把握できておらずに、対症療法に終始している展開。
 まあ、一番の知将であるアレクが軟禁されているのも大きいけど。

 ドラマ的注目度の高かったアモウとブラッド大尉の再会。
 自己紹介と、何を考えているか分からないブラッドに対し、アモウが自分を苦しめた陰謀の主だと感じて一方的な憎悪を燃やして、冷静なアレクに制止される流れ。
 まあ、ドラマ的にはアモウVSブラッドのメカ対決のお膳立てに持って行きたいのだろうけど、ブラッドが「ゴースト改造機のバトルのためなら何でもする」バトルジャンキーっぽい気質になり下がっているのは残念。
 もっとも、今回の陰謀劇の主犯は上にいるのは分かっていて、ブラッド大尉はその企てに随従しているのか、それとも陰謀を自分のバトル願望を満たすために利用しているのか、あるいは陰謀には加担せずに、むしろ下剋上のために密かに動いているのか、
 現段階では北米下剋上を目指していて、最終的に日本との和解に協力するという方向性なら、1期との整合性は保てるけど。

 今回の話で、和平交渉の場にアモウを呼んだ理由も不明だし、アモウたちを逃がして何をしたいのかも不明。
 何も見えないまま、強大で陰謀気質な北米を、純朴な新日本が協力勢力を守るためにやっつけるという話になっている。
 守る対象が日本の市民ではなく、同盟を結んだ外国の基地拠点という形で、そこに感情移入はあまり伴わず、ただ北米の独り勝ちを止めようという政治的な動き。
 もっとも、1期の描写では「北米は日本政府と融和政策をとっており、明らかに敵として悪辣に描かれていたのは中華とオーストラリア」だったから、感覚としては北米の独り勝ちでも問題ないように思えるんだけど(北米は陰謀者の顔を見せるけど、日本に対する圧制者、弾圧者としては振る舞っていない)。
 ただ、八咫烏としては、北米に尻尾を振る政府に期待せずに、他の3勢力と手を組むことで独立運動を実らせたい方向性だからなあ。ロシアや中華と協力して、北米の独り勝ちを防いで日本の独立を勝ち取るという「1期とは異なる政治事情」に???を感じるのは、さて置くとして、
 アモウやガシンの置かれた状況が、主人公らしい主体性を欠いた一兵士のそれでしかないのも、年相応の少年キャラとしてはリアルなのかもしれないけど、「何を守るか」というドラマツルギーが1期に比べて希薄になって、ただのコマでしかなくなったのが気掛かり。

 とりあえず、ゴースト改修機をアモウ機が苦戦の末にぶっ潰したら、ブラッドさんのバトル妄執が浄化されて、北米の闇の陰謀を白日の元にさらして、黒幕のジェルマン・ゴベールをラスボスとして倒す展開に帰結するかなあ。


[No.467] 2022/06/03(Fri) 10:29:53
Re: 境界戦機21話 (No.467への返信 / 2階層) - 日高辰也

ドラマ面では自治区設定に伴う北米軍との政治劇がメイン、どうも背後の動きを見るに司令官の方が陰謀の主体でワット大尉はそれを阻止しようとする流れにも見えなくないですが、実際のところはどうなるのか。
メカ戦ではジョウガンの重装装備お披露目が最大の目玉かな、雑魚戦で無双だからカタルシスは薄いけどロマン装備でテンションが上がったのは確か。
また、地味にアジア軍機の一部が光学兵装を装備してて、そういう面では大国の開発力・物量が侮れないのを描写してるのは高ポイントか。
次回はアモウとアレクセイの逃避行。

>アモウやガシンが一兵卒に過ぎない
よく「コードギアス」との対比で語られることが多いけど、スタッフの世代的にむしろ「ダグラム」のオマージュを目指してるのかなとは思いますね。
あれもダグラムと言う主人公機を持ってはいるけど、戦術的な勝利が戦略には寄与しなかったり、戦闘の結果に関わらず政治の都合で動かされたりと、クリン達は一兵卒に過ぎなかった訳で。
ただ、「ダグラム」も「ギアス」もそれでも戦う敵は一つに集約してましたが、今作は複数の敵を相手に…と言うスタートだったために、ここに来てそれがうまく機能しなくなってるのが違和感なのかなと。


[No.468] 2022/06/04(Sat) 18:02:50
境界戦機22話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 メカ戦としては、シオン機のレイキの強化武装お披露目回。

 ドラマ的には、マサキさんの戦死を描いて、戦場クライマックスの雰囲気を盛り上げるのと、これまでの対テロリスト鎮圧から「国VS国の戦争」に戦いのレベルが引き上がった感。

 後はブラッドさんとの決着や、物語の帰結がどのように描かれるかですな。

 それと武装強化したケンブの本格的なお披露目は次回かな。


[No.469] 2022/06/11(Sat) 04:26:11
Re: 境界戦機22話 (No.469への返信 / 2階層) - 日高辰也

ドラマ面では馬崎の戦死が大きいか。本人自身が「自分は政治向きじゃないから、現場でやっていく」みたいなフラグを盛大に立ててたんで覚悟はしてたんですが、いざなってみると「結婚を急かしてた両親が気の毒だなあ」と。
八咫烏的には貴重なパイロット枠でもあったので戦力低下も痛いところ。まあそこを見越してメイレスの強化プランがあったのかもしれませんが。
その強化、今回はレイキの番。飛行能力の向上に対複数用のミサイル追加に長刀の攻撃力強化と、火力特化なジョウガンに対して正統派は進化。
それ以外だと北米軍も通常火器の部隊が出てきて、光学兵器は全部隊に支給されてる訳でもないのねと。
ケンブの強化は次回でしょうが、同時に北米との開戦も。


[No.470] 2022/06/11(Sat) 19:52:51
境界戦機23話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 決戦前の仕込み回というか、お膳立て回と言ったところ。

 次回とその次で最終前後編になる流れで、ケンブの改装披露は次回っぽいですね。

 個人的には特に見るところのない回に思えましたが、ワットさんの雇った狙撃手が公安に逮捕されたことで、オチが見えたかな、と思いました。

 とりあえず、ワットさんとしてはゴースト改修機でケンブたちと戦いたい。
 だけど一方で、政治家スピアーさんの失脚を図ろうとしたいので、当初はクーデターでも企んでいるのかなあ、と思ってましたが、もっとリアルに(かつ、つまらなく)物語をたたむためには、逮捕された狙撃手が「スピアーさんに雇われて狙撃して、今回の戦争を仕組んだ」と自白すれば、それでタカ派の失脚を図れて、和平に持ち込めるんじゃないか、と。
 バトルだけはせいぜい楽しんで、その後の和平工作の仕込みまで考えていて、新日本の成立を認めて終わり。

 まあ、後は誰が決戦で生き残るかですが、熊井さん辺りが危険かな、と思いつつ。
 あと、地味なオーストラリアの人とか。
 熊井さんを庇って、中国の人が命を張る可能性もあるな。
 アレクさんやダリアさん、それにアモウたち3人はワットさんとの戦いで機体がボロボロになって戦闘不能になる可能性はあるけど、最終的には生き残ると見ています。彼らが戦死すると、鬱エンド以外の何者でもない。

 そしてアモウは「自分のいた施設を狙った黒幕がワットさんだと疑っています」が、戦場でワットさんが否定してみせて、真相はスピアーさんとジェルマン・ゴベールということがその場で、あるいは後で判明して、
 視聴者的には、ワットさん、悪い人じゃなかったと安心させて(あるいは肩透かしさせて)終わればいいな、と。


[No.471] 2022/06/18(Sat) 07:20:12
Re: 境界戦機23話 (No.471への返信 / 2階層) - 日高辰也

基本的には決戦に向けての仕込み回なので、あまり派手な部分も無かった回かな。
戦闘と言うことではジェルマンを捉えるために動いたコリンのPMC部隊のそれがありましたが、逃げられてるのでここの決着がどうなるかは不透明。
AI主体ということでミスズさんのそれと、北米軍のAIとどちらが優れてるのかが気になるところでもありますが、次回から最終回前後編。


[No.472] 2022/06/18(Sat) 17:48:09
境界戦機24話 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 北陸決戦の前編。

 ワットさんがバカに見えてしまう戦いでした。
 「強い相手と思う存分、戦いたい」という動機は、まあ分からなくはないけど、AIに振り回されながら、血を吐きながら無理やり戦っているようにしか見えない。
 何というか、自分の技や才能を駆使して、テクニカルに戦っている姿ではないな、と。

 バトルジャンキーが凄いのは、自分の鍛えた体や技量を必死に磨いているからであって、ワットさんはゴースト改修機に無理やり自分を順応させて、機械の一部になっちゃってるの、そういうのだったら、まだ「サイボーグ手術を受けた」とか「ゴーストの反応速度と、自分の人としての臨機応変さを融合させた(反射と思考の融合か)」とか、格好いいバトル演出はいろいろあるのに、
 これが最終決戦か。

 で、次回、無理やり勝手に体がボロボロになって、ガイが奇跡を起こして逆転勝ちを見せて、ワットさんが「こんなはずじゃなかった」とか言い出すと想定してみると、マヌケに見えます。
 まあ、これでガイが最後の力を振り絞って、アモウのために散って、お涙ちょうだい劇になると、感じ入る人もいるだろうけど、自分はイヤだな、そういうの。

 ここで形勢逆転するなら、ガイの奇跡発動で、ゴーストに操られていたワットさんが正気に戻って、「こういう戦いを望んでいたわけではない」と今回の姿が真意じゃないことを発言するぐらいかな。
 とにかく、今回のワットさんには、いろいろと期待外れと思えたり。

 あと、アモウVSワットさんの因縁が非常に浅いんですね。ライバルって、戦場で何度か対峙して、今度こそ奴を倒すとか、そういう積み重ねが大事なのに、ワットさん自身が2期は暗躍するだけで、何もアモウと関わっていない。
 まあ、2期はアモウの戦闘そのものが少なかったのもあるけど、ドラマ面でも、「ワットさんがトライヴェクタの襲撃を手引きした?」というアモウの疑惑と、それを否定して見せないワットさんだけで無理やり戦う理由にしていて、
 そういう誤解のまま、最後まで引っ張りますか。

 いや、これで最後はワットさんが爆散して、3期で謎仮面になるなら、風呂敷を畳まなくてもいいんだけど、どうにもお粗末な流れだな。

 それと、せっかくの大規模な戦場なのに、チームの連携がほぼ描かれていなくて、有能な指揮官とか、有能なパイロットとか、そういう要素が見えないのは、無人機中心の戦場だからかな? 
 敵の方が数は優勢なので、戦力をここに集中させて、一点突破を図る。それを邪魔するワットさんって構図なら、ワットさんをみんなで倒すという流れになるのに、無理やりアモウVSワットのお膳立てをしたいために、主人公陣営が各個撃破あるいは分断されている戦術的無能さを露呈していて、

 数の不利を覆すのが、戦術ではなくて、おそらくAIの不思議パワーなんだろうなあ、と想像できる。
 ガイの戦場把握能力とかで、敵の機体をハッキングしたりして逆転勝利かな、と予想しておきます。その代償に、ガイの人格メモリがネットの海に四散して……とか、
 3期があるなら、失われたガイを捜索するところから始まるとか、そんな感じと予想。

 とにかく、このアニメにリアルな戦場の戦術云々を期待してもダメで、凄いAIと人の絆の示す奇跡……ってものを見せたいんだったら、
 ジェイデッカーとか、そっちのスーパーロボット系で十分で、リアル系の戦場は邪魔なだけ、と。
 背景設定と、キャラの見せたいドラマが噛み合わなかったのかな、と思いつつ。

 まあ、次回、予想を外して、面白い結末であったなら、そこは評価したく。一応、絵がキレイとか、アニメの美点はあるわけで。


[No.473] 2022/06/24(Fri) 23:16:39
Re: 境界戦機24話 (No.473への返信 / 2階層) - 日高辰也

いよいよ始まった大規模戦闘、北米軍側も前世代の旧式機であるジョーハウンドも投入してきてて、意外と北米軍にもそこまで余裕はないのかとも。
肝心の戦闘ですが基本的に正面からのぶつかり合いで、あまり戦術を駆使してる感がないのは残念ですね。
アメイン三機に対してもそれぞれ強敵で分断するといえば聞こえはいいけど、逆にAIの利点がそれはそれで潰されてる気もしますし。
アモウ対ワット大尉、描写のせいかワット大尉の方が一方的に振り回されてる感が強くてそこまで強敵感がないのが難点かな。
ゴーストの人格のないAIというのはそれはそれで面白い素材ではあるんだけど、このシチュだと凄さが分かりにくいというのもあるかも。不気味さって意味なら一期の方が上だったのに、有人機になって変に枷がかかってしまったなと。
完全無人機のゴーストと、AIの存在を否定して有人機に拘るワット大尉とそれぞれ別個にして、ゴーストはアメイン全機で倒してワット大尉はアモウとの単独決着…と言う流れだったら、良かった気もします。
ともあれ次回で最終回、どうなりますか。


[No.474] 2022/06/25(Sat) 18:50:53
境界戦機の最終回 (No.452への返信 / 1階層) - Shiny NOVA

 後味はそれほど悪くなく、すっきり終われたのは幸いでした。

 22話以降の終盤の迷走に思えた強引な風呂敷たたみも、きりもみ飛行から、うまく軟着陸できたと思いますし。

 21話の感想の時に書いたこと。

>とりあえず、ゴースト改修機をアモウ機が苦戦の末にぶっ潰したら、ブラッドさんのバトル妄執が浄化されて、北米の闇の陰謀を白日の元にさらして、黒幕のジェルマン・ゴベールをラスボスとして倒す展開に帰結するかなあ。

 多少の順番の前後はありましたが、ほぼ、こんな感じの帰結だったので、大筋については不満がありません。

 迷走については、ブラッド・ワットさんの描写が、無理やりアモウと戦わせるために愚かにしか見えない演出だったこと。

 ただ、最終話で「養父が不正行為で戦争を焚きつけていたことに対する義憤で、悪事を白日の下にさらそうとした」
「それでも養父を裏切ることに対する後ろめたさもあって、自分も戦場で散ることで償おうとした」
「そして、どうせ散るのなら思う存分大暴れして楽しもうと思った」
「自分と刃を交えている少年を代表的日本人として、その真っ直ぐな想いを戦場の回線に乗せて公開することで、醜い大人である自分を少年が断罪して、戦いの幕引きを図るよう演出した」
 ……という流れだったようですね。

 ほぼ計算どおりに進んでいたけど、ゴーストが脱出装置を起動したことで、生き延びてしまったことが想定外だったようです。

 ということで、策士のブラッドさんのそれまでの描写にあるまじき破滅的なラストバトルに???な感想を、前回は書いたわけですが、最終話の種明かしによって「策士だけど、破れかぶれ的な行動にも理由がある」ことが納得させられた次第。
 ただ、こちらの想像以上に、ブラッドさんが不器用というか、一人で物事を抱え込みすぎるキャラで、大人になりきれてないというか、清濁併せ呑むレベルに至ってなかったんだな、と。
 養父を陥れることに対して、情を捨てきれずに、死んで詫びる潔さというか、純真な無責任さを露呈してしまったというか。むしろ、ジェルマン・ゴベールと渡り合うほどの老獪さを期待していたんだけど、そうでもなく。

 ガイについては、自分を犠牲にしてアモウを勝たせるのは想定内。
 想定していなかったのは、ケイとナユタが応援に駆けつけてくれたこと。実は人間の絆ではなく、AIの絆、人よりも人らしいAIの仲間意識をアモウに語らせることが一つのテーマで、
 その一方、愚かな人間の過ちと、それを補う仲間の支え合いとかを描く形? 孤立して独り善がりになった大人の慢心に対して、人にもAIにも支えられて成長する若者を対比させ、また若者の尻拭いをする大人の姿も描かれたかな。

 不満点は、脚本家もしくは演出家が、リアルな戦場をイメージできていなくて、戦略面も戦術面もお粗末な描写が多かったこと。
 これはむしろ、戦争ではなく、「分断された世界をAIと連れ立って旅して、開拓キャンプして自分探しする少年のロードムービー」を描きたかったらしく、上からの要求(戦場ドラマを作れ)との食い違いが背後にあったという話を聞いて、バトル以外の開拓回の方に主題があったとか。
 つまり、最終話以降のアモウとガイの旅の話こそが、作り手(プロデューサーではない)の描きたかったものらしいです。だから、戦争を描きたい(それについて勉強している)わけではない人の描写だから、ツッコミどころの多さも納得。

 当然、見る側としては、ロボットの格好いい活躍と、リアルなSF戦場もしくはスーパーな熱血バトルを見たいわけで、その塩梅としてはどうかな、と言えば、不満多しなんですけどね。
 とりわけ、ガイ機やケイ機の無双的見せ場はあっても、主人公のアモウ機がいきなりラスボスとぶつかったために、その強化武装とか無双ぶりが強調されず、がっかりとか、
 アモウとガイ、ケイの連携が見たかったのに、戦場がバラバラで個々の機体の魅力が描ききれなかったとか、
 戦争での逆転の切り札が、「ガイたちのデータを参考に量産機AIをバージョンアップさせる」という今さらそれかよってアイデア(とっくにそうしてると思った)。むしろ、それでもゴースト量産AIには勝てなくて、ガイの自己犠牲奇跡によるハッキングで戦場掌握だと思っていたのに、あまりにも逆転アイデアがチャチだったので、ああ、そこはまあ、どうでもいい背景でしかなかったのかな、と。

 結局のところ、アイデアや演出で、こちらを感じ入らせるものではなく、作り手のこだわりどころと、こちらが期待した部分が食い違った作品だったな、と。
 なお、第1期でブラッドさんに期待していた主人公との関係性は、思いがけずアレクさんが受け継いでみせた感で、その辺は尺の都合でもう少し膨らませて欲しかったな、とか思いつつ、

 アモウのドラマと、ブラッドさんのドラマが本当にすれ違いで相互理解に至らずに終わったのが残念といえば残念。
 少なくとも、ブラッドさんはアモウの心情を理解したのに対し、アモウはブラッド・ワットのことを何も分かり得ずに、戦いを終わらせたな、と(それこそ、ガルーダの背景を知らない葵豹馬とか、シャアの背景を1年戦争では知らなかったアムロとか、相手の事情は戦ってる本人には分からなくても、神視点の視聴者だけに伝えればいいという作品もある)。ただ、やはり戦場ドラマでは対立陣営のライバルキャラの信念のぶつかり合いとか、誤解と和解とか、それでも噛み合わないゆえのぶつかり合いが見たいのに、その積み重ねがないと、物足りなくも思います。

 そして、アモウの叫んだ「人間とAIの絆、理想的な関係」に、一番感じ入ったのが、実はゴーストという想像。

 まあ、結局のところ、かろうじて軟着陸はして見せたけど、尺の都合か、見せたいものの違いか、いろいろ物足りなく終わった作品だという感想。

 なお、戦場ドラマじゃない「AIと少年のロードムービー的外伝」なら見てみたいとも思います。


[No.475] 2022/07/02(Sat) 00:06:56
Re: 境界戦機の最終回 (No.475への返信 / 2階層) - 日高辰也

戦闘も含めてまあ予想内に収まったかなといった最終回でした。
前回までは正直強引にまとめに入ってた感がありましたので、むしろ逆に穏当に終わったことで驚いてるくらいです。
ただ、ラスト日本政府が合流しないことでケイに「情けない」って言わせてたのは違和感が強かったですね。
作中の状況としても現状はまだテロリストが勝手に政権を名乗ってるのに等しいから、政治家としてはそういう判断になるのは当然と言えるし、どうもスタッフの政治思想を垂れ流してるようで観てて気分は良くなかったです。

シリーズ通してみた場合、残念ながら高評価は出せない作品という事になってしまった気がします。
一番はやっぱりNOVAさんも言ってた「少年とAIのロードムービー」という初期案と後から加えられた戦争要素がかみ合わなかったことにあるのかと。
これが「戦争とAIの関わり」ってテーマに移行してればまだ違ったんでしょうが、ある意味水と油な双方を上手くまとめきれなかったということなのかな。
また、現実のウクライナの件で戦争ものに対する視点要求が厳しくなってることも要因の一つでしょうか。アニメの場合製作・準備期間のことがあるのでこれについては運がなかったとも言えますし、小説や映画等他のジャンルでも起きてる事象なのでこの作品だけを責める訳にはいきませんが。
メカデザインはネット上では色々と言われてますが、主役三機を含めて自分はありだと思ってます。
ただ、今のご時勢に手描き作画でメカ戦というのは凄いと思うんですが、そのしわ寄せかロボ戦が無い話が一か月位続いたりすると「別にCG作画でも良かったんじゃ?」という気にも。
また、航空戦力がほぼ描写されない(北米軍にキャリアがありましたが一瞬だけでしたしね)のも、逆に不自然さを感じたり。
一部の思想的なものはともかく、スタッフが頑張ってるのは分かっただけに残念なところの多い作品になってしまったなと。

夏アニメですが今のところ、わかる範囲での新作のロボ作品はないんですよね。
秋から二期目が始まる「メガトン級ムサシ」が再編集版を宣伝も兼ねて放送しますが、自分は視聴するかはまだ決めてません。
秋になればそれに加えてガンダムの新作「水星の魔女」もあるんで、活気づくと思うのでそれに期待です。


[No.476] 2022/07/02(Sat) 17:57:02
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