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all 潜入捜査のアレやコレ - たきゆき - 2019/02/16(Sat) 02:58:40 [No.4]
Re: 潜入捜査のアレやコレ - たきゆき - 2019/02/16(Sat) 02:59:35 [No.5]
Re: 潜入捜査のアレやコレ - たきゆき - 2019/02/16(Sat) 03:00:13 [No.6]
Re: 潜入捜査のアレやコレ - たきゆき - 2019/02/16(Sat) 03:00:52 [No.7]
Re: 潜入捜査のアレやコレ※流血表現有 - たきゆき - 2019/04/30(Tue) 01:27:56 [No.13]
Re: 潜入アレやコレ6 - たきゆき - 2019/05/15(Wed) 01:58:17 [No.14]
後日談のような感じ - たきゆき - 2019/07/26(Fri) 01:37:24 [No.23]


潜入捜査のアレやコレ - たきゆき


薄暗い牢は廃村の片隅にあった。
モンスターを使った怪しい研究が行われているが、本拠地がわからない。だからこそ、あえて捕まり他の仲間を呼び寄せ一網打尽で終了。
そんな簡単な仕事だったはずなのに。
お久しぶり、と言って笑った彼女は白衣をまとい、明らかに彼らの仲間として振舞っていた。
何故と問いかけた自分を含み笑いで煙に巻いて。
それでも、何某かの理由があってそう演じているのだと確信できるくらいには付き合いは古いのだ。
だからこそ、動けない。
こうして大人しく捕えられるがまま。
そんなLeoninoの耳に、足音が聞えた。
ざり、と少しばかり地面をこするようなその足音を、Leoninoは待っていたのだ。
暗がりにうっすらと白く浮かび上がる白衣。さらりとそこを流れる長い髪。
二人を阻むのは鉄格子。
ただ無言で、感情を一切掻き消した顔で自分を見下ろす幼馴染を、上から下まで注視する。
そして。
「お前、寝てないんか?目の下のクマすごいぞ」
思わず零れた問いかけに、一瞬目を丸くして。
「バカ」
ほんの少し、緩んで解けた、見慣れた微苦笑に、これ以上もない安堵を覚えた。


[No.4] 2019/02/16(Sat) 02:58:40

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