こんにちは、ウニャーです。 早速質問ですが、私は魔法が出る作品を作ろうとしている最中です。今は、世界設定、キャラクターやストーリーなどを決めていき、その間にこちらの添削掲示板で文章力を少しでも上げようと思っています。 ネタを考えているときに「ヤバい!」と思ったのでこちらで質問します。 皆さんは、呪文詠唱はどのようにして作っていますか? 例えばテイルズシリーズの 「天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り 出でよ 神の雷 インディクネイション!」 見たいな呪文です。自分なりにも作っていますが、なんだか陳腐に思えたり。 読者には面白いと思ってもらえないと思っています。(実際自分でも思っているので) なので皆さんの呪文の作り方を教えてほしいのです。 パターンや、参考サイト、本などなど何でもいいです。 この言葉を使ったらどういう意味でとらわれるからこのときにこの言葉を使ったらいいよみたいなアドバイスなど。 皆さんの考え方を教えてください。 注*だけど、参考サイトなどでもう既に呪文として書かれているのはできるだけ無しで、そういうサイトはいろいろ見つけているのでここではどうやったらそのような呪文ができるかを教えてください。 [No.94105] 2014/04/17(Thu) 17:32:14 |
こんばんは、たぬきです。 魔法はいいですね、でも詠唱を考えるって難しいですよね。 ……というわけで。 作り方というか「自分ならこういうことを考えながら作る」という意見を出してみます。 まず「どんな呪文なのか」をイメージします。 例にありますインデグネイションは『雷』を発生させる術ですね。 雷から出てくる単語やイメージを浮かべます。 『光』『雷鳴』『神』『一瞬』『太鼓』その他色々。 次に術者の外見や職業に合った詠唱。 インデグネイションであれば、個人的なイメージでは魔術師か学者です。 次に原理的な部分……ここはアドリブで。 魔力を変化させる・静電気を蓄積・雨雲を作る(呼び出す)・精霊(もしくは神)の力を借りるなど。 そうした場合に術者がどのような力を使いたくて詠唱をしているのか。 そして魔法が対象(相手)にどのように働くのか。 というのがぼんやりとですがイメージできます。 例えば 精霊や神に力を借りる場合、術者は祈りや願いを呪文に込めるのかな。 であれば、何の精霊に助力を請うのか、と、その時の態度。 (偉そうに命令するのか、お願いするのか) ……口語は避けた方がよさそうですね。 (癖のある術者らしさは出せそうですが) 詠唱のテンプレ的なものもありそうですね。 勝手なイメージでは下記のような感じです(例外はたぶん山ほどありますが) 1.詠唱開始・雰囲気作り 2.対象の指定・術の効果 3.魔法の見た目や、種類 4.魔法の名前 5.発動 と、まあ漠然とですが……それと、詠唱は個人的に「現代よりかなり古い言葉」が多い気がします。 それか「堅い言葉」です。 詠唱ということ自体が魔法発動のキーみたいなイメージなので、やや機械的で堅い台詞なのかもしれません。 と、もう一つは「歌」ですね。 魔法を儀式と捉えるなら、その大詰めである詠唱は、焚き火を囲んで歌う行為や、神像に祈る行為に近いのかもしれません。 日本でも陰陽術を使う時に、何か歌っていたような……(うろ覚えですが) 身近な物では、俳句などは詠唱に使えそうです(もちろんそのままではダメそうですが)言葉も古く、堅いですのでイメージするにはよいかもしれません。 何より「詠唱」なのですから、言葉として出した時に、淀みなく耳に届き、その力を身近に感じ取れるようなものがよさそうですね(漠然としていてすみません) と、個人的な意見ですが、こんな感じです。 ちょっとごちゃごちゃしてるかもしれませんが、参考になれば幸いです。 [No.94106] 2014/04/17(Thu) 19:19:03 |
ありがとうございます。ものすごく参考になりました。 特に、 >まず「どんな呪文なのか」をイメージします。 >例にありますインデグネイションは『雷』を発生させる術ですね。 >雷から出てくる単語やイメージを浮かべます。 >『光』『雷鳴』『神』『一瞬』『太鼓』その他色々。 は、とっても参考になりました。 えーとこういうのをなんていうんでしたけ? まあいいです。つまり術の特性や属性を考えてそれに近い言葉などを考えればいいんですね。 そして次に >1.詠唱開始・雰囲気作り >2.対象の指定・術の効果 >3.魔法の見た目や、種類 >4.魔法の名前 >5.発動 は、呪文のパターンとしてわかりやすい流れです。 自分がほしかった意見答えが手に入りました。 もしほかの意見がありましたらまたお願いします。 [No.94107] 2014/04/17(Thu) 20:45:51 |
こんばんは。たぬきです。 参考になったようでホッとしています。 >術の特性や属性を考えてそれに近い言葉などを考えればいい そうですね、個人的には『連想ゲーム』のような感じです。 それと、既に知っている魔法の詠唱で、自分の好みな物を選んで、それを分析してみると何かつかめるかもしれません。 ちなみに、先程示したパターンは、例にありました術を参考に組み立てたものです。 実際に当てはめると下記のような感じですね。 1、2:天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り 3:出でよ 神の雷 4:インディクネイション! 私見ですが、1の部分、雰囲気はおそらく呪文のイメージになった『神の雷』から来るものだと思います。 天光満つる処、黄泉の門 そして両者の立ち位置などは、雷よりも神を連想させるものかと。 雷自身は「いかづち」と読みますが、神の力として有名ですし(タロットの塔などでも見られます) 別に「かみなり」と呼んだり『神鳴り』と書けますね。 その『神鳴り』を辿ると語源が大和言葉らしく、詠唱の「黄泉の門」という和なイメージとも噛み合います。 詠唱の中にある『我』というのが詠唱者自身でもあり、召喚する神の雷そのものでもある、という感じなのでしょうか。 「出でよ」と言っているので、おそらくどこかから召喚しているものだと判断できます。 それと術の意味を調べると下記のように出てきました。 【indignation】 〔侮辱・不当な扱い・不正などに対する〕憤り、怒り、義憤、憤慨 「雷⇒天の裁き⇒神の怒り(不当な者に対して)⇒術名決定」 などの連想ゲームが予想されます(……実際はどうなのかわかりません) 追記※詠唱内での神の要素が強すぎるので、雷の方が後から出たイメージという可能性も大きいです(映像が無いと「神の雷」という言葉の他に雷を連想させるワードが無いですね……) というわけで、メインとして「神」「雷」のイメージが使われているようです。 ※メインは「神」だけのような気もします。 あまり多くのイメージを混ぜると何をしたいのかわからなくなる恐れがありますので、メインとして据えるイメージを明確に描いてみると良いかと思います。 意外にシンプルな方が刺さる場合も多いですし。 では、また長々とすみません。 失礼しましたー。 [No.94109] 2014/04/17(Thu) 21:48:47 |
はじめまして。uuuと申します。まだ新米ですが… 私の場合、その世界観に合わせたテンプレートを先に作ってしまいます。 「伝説の勇者の伝説」や「龍と魔法使い」という作品をご存知ですか?(マイナーで申し訳ありません) テイルズシリーズの呪文とは型が違うのですが、テンプレート化されたものが使用されています。 例えば「伝説の勇者の伝説」で主人公が主に使う魔法は、 「求めるは雷鳴〉〉〉・稲光」 のように、 「求めるは××〉〉〉・××」 の形で詠唱されます。 また、長めの詠唱(ウニャーさんが例に挙げられているような)で私がよく使うのは、始めと終わりの部分を決めておき、あとは何音(または行)というテンプレートです。空白箇所を埋めるときは類語辞典が大活躍です(笑) このような作り方も一手段ではないかと。 さらにもう一つだけお邪魔させていただきます。 私も長い詠唱の場合、古風な言葉を使うことが多いです。加えてよく韻を踏みます。口語との差別化を図った結果、そのような形になっているのだと思います。 駄文失礼いたしました。少しでも参考にしていだだけると幸いです。 [No.94110] 2014/04/17(Thu) 22:01:45 |
返答ありがとうございます。 つまり恰好つけるために長い呪文を考えるのではなく、短い呪文でも良いということですね!(世界観さえ合えば) 「伝説の勇者の伝説」はアニメでしか知りません。 呪文もどのように言っていたか忘れたので今から確認します。 貴重なご意見ありがとうございました。 [No.94111] 2014/04/17(Thu) 22:08:04 |
「連想ゲーム」それだ!やっとすっきりしました。(質問の本筋とかけ離れているけど少しもやもやしていた) まさか、例題として挙げたテイルズのインディクネイションの分析までなせってくださるなんて。 自分もテイルズ好きでこの呪文も好きですが、ただかっこいいしか思っていませんでした。 完成の呪文の解析をして、たぬき様の意見にはめて説明してくださったのでもっとわかりやすくなりました。 [No.94112] 2014/04/17(Thu) 22:13:22 |
こんにちは、雷です。 > 皆さんは、呪文詠唱はどのようにして作っていますか? 呪文には、おおまかに4つの類型があると、僕は考えています。 (1)超自然的な存在を褒め称えることで、その力を借り受けようとする呪文。 (2)超自然的な存在に直接、要請または命令し、意のままにしようとする呪文。 (3)超自然的な存在に頼らず、対象に直接呪文の効果を及ぼそうとする呪文。 (4)とりあえずノリと気分を大事にする呪文。 日本に古くからある呪文を例にとれば、 (1)阿弥陀仏の威徳にすがる「南無阿弥陀仏」 (2)てるてる坊主を脅迫する「晴れなかったら首をちょん切るぞ」 (3)痛みに直接はたらきかける「痛いの痛いの飛んでいけ」 (4)なにを言ってるのかワケがわからない「ちちんぷいぷい」 などが、こうした類型にあてはまると思います。 > 創作に役立つ資料(コラム) > http://www.raitonoveru.jp/howto/09.html > 魔法・魔術の呪文の作り方、資料 > http://www.raitonoveru.jp/howto/h2/390a.html#01 なども参考にどうぞ。 ところで、たとえばTOVに登場する呪文詠唱はとくにバリエーション豊かで、 「穢れなき汝の清浄を彼の者に与えん。アクアレイザー」や 「尊貴なる光の斬撃、不滅の悪をも圧倒する! ブレードロール」などは、 “穢れなき清浄”“尊貴なる光”と、超人的な存在や力を褒め称え、 その力を借り受け、引き出し、利用します。 「怒れ、吼えろ、螺旋の将軍。ハヴォックゲイル」や 「風よ起これ。サッと吹いてサッと斬れ。ウィンドカッター」などは、 “螺旋の将軍”や“風”に直接命令し、敵を攻撃します。 「ぶっ飛んじまいな」は、敵への呼びかけ。 「カチカチツルツルピキピキドカ〜ン? インヴェルノ」や 「災害警報、お住まいの地域は荒れ模様。テンペスト」などは、完全にノリです。 > 「天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り 出でよ 神の雷 インディクネイション!」 は、(1)と(2)を掛け合わせたもののように思えますね。 「わたしがいるのは、天の光が満ちあふれる場所である。 あなたがいるのは、地獄への門が開く場所である」と、彼我の立場の違いを宣告し、 同時に、“神の雷”に「出てこい」と命令していますから。(たぶん、この解釈でいいと思う) まあ、ゲームの制作スタッフがそこまで考えていたかというと疑問ですけどね(笑) とりあえず、こうした類型を頭の中に入れながら呪文をつくるのが、僕の常套手段です。 ついでに言うと、やたら七五調を意識した擬古文にしたがります(笑) 「紅蓮の炎疾く速く大地を奔り焼き掃え」(七・五・七・五)や、 その略式である「燃えろ」なんかを(手前味噌ですが)例として挙げておきます。 すこしでも参考にしていただければ幸いです。 [No.94115] 2014/04/17(Thu) 23:23:49 |
初心者ですが回答させてください 何のために詠唱するか、なぜ呪文を放つのに詠唱が必要なのかを考えてみてはいかがでしょうか? 過去ログに似たような質問がありましたよ 私が参考にしたのは「魔法や技の『詠唱』について」ですね そこのALLTさんと言う方のは参考になりましたので抜粋します (他の方の回答を許可なしに抜粋していいのかな?) <<詠唱とは魔力に対する命令行為であると同時に、魔法の暴発を防ぐために、キーワードが設定されている。キーワードの力の源は言葉に宿る力<言霊>である」という設定です。 よって、詠唱の内容も長さも術者次第で変わるので同じ魔法でも個性が活きるという考えです。 ちなみに長さが変わるというのは魔法における理論を頭の中と感覚とで理解することで、無駄な部分を省略できることできるからです。 初心者にとって無駄な部分とはいわば自転車の補助輪みたいなものです。 そして上達していくと詠唱の省略だけでなく、自分でマイ自転車を組み立てたり、改造したりできるように、最終的に自分で詠唱のキーワードの設定ができるという感じです。 ですから、一見ふざけたような詠唱でもそういう設定にしているなら発動することができます>> こういった詠唱の役割を固めないと、おそらく私のようにそれっぽい言葉を並べ立てた合言葉になってしまうと思います。 ですから、役割がもし固まっているのではあればそこからどのような呪文を撃つのかを想像し、それにあった言葉を当てはめていくということを私はしていますね。 また私は呪文に対して呼びかけるような感じの文体ですね。 「猛き業火よ、我の魔力を持って奉る(or命じる)……」といった感じです。参考になればと思います [No.94120] 2014/04/18(Fri) 10:23:16 |
以前自分のサイトで書いてたSSで「呪文詠唱」をやっておりました。 私の場合は、ゲームなどを参考にしてましたね。 ドラクエとか、ウィザードリィとかのタイプだと 「○×は ベギラゴンを 唱えた!」 「△■は ティルトウェイトを となえた」 なんてのがあるじゃないですか。 で、敵も主人公も同じく 「ベギラゴン」「ティルトウェイト」 を使えるんですよね。 で、詠唱文章ですが、テイルズみたいに意味のある詠唱も好きなのですが、あえて私はオリジナルを考えておりました。(苦笑) 火炎の呪文ならば、 「業火」「焦土」「熱線」「焼却」 なんていう単語を適当に集めて、カタカナに直します。 この場合 「ゴウカ」「ショウド」「ネッセン」「ショウキャク」 になります。 あとは、これも適当に(こればっかですみません)、カタカナに直した単語をアナグラムして、繋げるんです。 今、即興で思いついた感じでやってみますと、 「ショドウ・カウゴ・クショウキャ・ネッセン」 という感じでしょうか。 あとは「共通フレーズ」と「呪文の名前」を設定して終わりです。(私は「コール・ドライブ」という単語を用意していました) 「コール・ドライブ! ショドウ・カウゴ・クショウキャ・ネッセン! 受けてみろ(呪文の名称)!」 こんな感じですが、いかがでしょうか。 [No.94128] 2014/04/20(Sun) 04:12:39 |
遅くなりました。 みなさんありがとうございます。 みなさんの意見はとっても参考になりました。 この意見を参考にして創作活動に役立てていきます。 [No.94136] 2014/04/20(Sun) 14:59:04 |
お返事ありがとうございます。 遅くなりました。 雷さんの意見は呪文を作る初期のヒントを下さいました。 この意見は、今までのゲームなどの呪文にはてはめるとなるほどと感心するものでした。 ここから少しずつ作っていこうと思います。 > (1)超自然的な存在を褒め称えることで、その力を借り受けようとする呪文。 > (2)超自然的な存在に直接、要請または命令し、意のままにしようとする呪文。 > (3)超自然的な存在に頼らず、対象に直接呪文の効果を及ぼそうとする呪文。 > (4)とりあえずノリと気分を大事にする呪文。 [No.94137] 2014/04/20(Sun) 15:03:00 |
遅くなりました。 貴重なご意見ありがとうございます。 昔の意見をくださったようですね。 アニムスさんにも感謝ですがALLTさんにも感謝します。 こちらの意見は、捜索が進んでいったときに参考にさせてもらおうと思います。 ありがとうございました。 [No.94138] 2014/04/20(Sun) 15:05:35 |
意見ありがとうございました。 アナグラムは考えていなかったことなので、なるほどこういう見方もあるんだ、と勉強になりました。 呪文以外にもこの考え方は参考になりそうですね。(ネーミングなど) 貴重なご意見ありがとうございました。 [No.94139] 2014/04/20(Sun) 15:08:12 |