 | ちゃぴこさん、みなさん、ども。
ちょいと留守にしてる間に、あっという間にスレッドが伸びていてびっくり! 新しくさせていただきますね。
> 今日のお祭りのお囃子は、なんとテープでした。 > きっと、子供たちに教えれば、どんどんできると思うので、 > もったいないなぁと思いました。
> 他の地域では、そういうのはどうしているんでしょうか? > 結構、子供に教えている所っていうのは、少ないのでしょうか?
わたしが今暮らしている岩手県は、 郷土芸能の宝庫です。 それぞれの地域に伝承されている芸能が ほんとうに、今なお、いきいきと息づいている。
けれども(各地域で、多少差違はありますが) 20〜30年前くらいに、それぞれ存続の危機的状況に陥っていたそうです。 そのときに「やはり子供に伝承しよう!」ということになり オトナが動いて小中学校の教育現場で、地域の伝統芸能を取り入れたのです。
その結果、今では、地域の昔ながらのお祭りはもちろん、郷土芸能祭などでも、ちびっこたちが立派に踊ったり、太鼓を叩いたり笛を吹いたりしています。
昨日まで、ある郷土芸能の練習合宿に参加していたのですが 保存会の重鎮さんが 「子供の吸収力は、ほんとにすごい」とおっしゃってました。
もちろん、「こなれた」味を出すには、いろいろと至らない面もあるのだけれど 「若いうちに種を播けば、実るのだ」と。 そういう、種を播くことが大切なのだ、と。
昔の暮らしの中では、ごく自然に種を播き、それが育ち、実っていたんでしょうね。
なっちゃん@踊りすぎで筋肉痛の極致だあ
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No.4681 - 2003/07/29(Tue) 23:26:39
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / なっちゃん  | | |  | ゆみさん、ども。
> こっちも、運動会の「出し物」の中で、そういう郷土芸能を披露する学年もあるんやけど、何分にも練習時間が少なくてなあ(運動会の練習は2学期に入ってからの体育の時間のみ)。まだ、あんまり様子が分かってないうちに本番を迎えて、それっきりって感じがするよ。 > > どうせなら、毎週ある音楽や体育の時間に、少しずつ少しずつそういう時間を作って、じっくり味わわせてあげれたらいいのになあと思うたりもしてます。それこそ、総合学習にはもってこいやと思うけどなあ。
そうね。「行事」としてこなして、こなしたら終わり っていうだけでは淋しい気がするよね。
今回オラが参加した講習会は、主体が主に北海道と関東地方の教師の人たちなの。 その踊りを、積極的に教育現場に取り入れることを実践している人たち。 で、自分たちも保存会の人から習って、それを子供たちに教えているんだけど どうしても変なクセがついて、細かな部分が違ってきたりするので 年に一度、正しい踊りを「習い直しに」きている。 まあ、オラはそこにイレギュラーに混ぜてもらってるんだけどね。
で、練習の合間にいろいろ話を聞いたりすると 現場は現場で、いろいろたいへんなことも多いらしい。 とくに公立校の場合は、カリキュラムの制約、とか 校長などの管理的立場の人が「文化教育」に理解がないと どんどん押し遣られてしまう、とか。
> うんうん。 > ぜひ、この「和楽器を見直そう」の波に乗って、あちこちに種を蒔いてほしいと思うわ。
できれば篠笛(プラスチック製かもしれないけど)は 「ドレミ調」の笛で「さくら」を吹く、とかいうんじゃなく やっぱ、その地域のお祭りのお囃子をやる、みたいなものであってほしいんだけどなあ。
なっちゃん@西洋音階への転譜では、どうもなあ……
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No.4691 - 2003/07/30(Wed) 17:41:38 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / なっちゃん  | | |  | ちゃぴこさん、ども。
> いい所に住んでいるんですね。 > 羨ましいです。うちの住宅地は歴史が浅いので、そういう意味ではもの足りないです。
こちらでも都市部の新興住宅地などではいくらか状況が違いますが なにしろ都市部じたいが「田舎」(いい意味で、ですよ)なので まだまだ暮らしのなかに昔の暮らしの気配が残っている県だと思います。
ちゃぴこさんんは佐倉でしたよね。 東京に住んでいるころは、たまに行ってました。 千葉県の谷津田の散歩が好きだったのと 佐倉の国立民俗博物館が大のお気に入りだったからです。
> 私は小さい時からピアノばっかりやってきたのですが、大学生の時ドイツへ行って、 > 自分がいかに寄り目になっていたか、そして、日本の文化の貴重さに > 初めて気が付きました。
ああ、なんだかわかるような気がします。 わたしは留学の経験はなく、海外へは旅行でしか行っていませんが たしかに外国に行くことで、あらためて日本という国の魅力に気がつくことはありますよね。 あたりまえのように感じている「四季」ひとつにとっても なんて素晴らしい季節のめぐりのなかに生きているのか、とか。
ちゃぴこさんも、ぜひお囃子の笛を再開してください。 ちゃぴこベビーさんがものごころついたときに ふだんはピアノを弾いているお母さんが お祭りになると山車に乗って笛を吹いている姿を見たら きっとすごい喜ぶと思うなあ。
なっちゃん@民俗博物館、行きたくなってきた
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No.4692 - 2003/07/30(Wed) 18:03:50 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / あさひ  | | |  | なっちゃん、どうも。
新スレッド、ありがとさんっす、と云いながら、もう既にかなりの亀さんですが。
> わたしが今暮らしている岩手県は、 > 郷土芸能の宝庫です。 > それぞれの地域に伝承されている芸能が > ほんとうに、今なお、いきいきと息づいている。
なっちゃんの住んでるところは、こちらから見ると、色々とうらやましい事だらけですが、そう云う芸能が、たんなる保存が目的とかでなくて、現役で生きていると云うのは、すばらしい事ですね。
> けれども(各地域で、多少差違はありますが) > 20〜30年前くらいに、それぞれ存続の危機的状況に陥っていたそうです。 > そのときに「やはり子供に伝承しよう!」ということになり > オトナが動いて小中学校の教育現場で、地域の伝統芸能を取り入れたのです。
そう云う事が出来るのも、やはり地域単位の生活共同体みたいなのが、まだ生きているからなのでしょうね。 隣りや向かいに住んでいる人の顔も知らない様な、都会の生活の中からはちょっと出てこない様な気がします。 都心部では極端な過疎化減少で、廃校が続出、と云う状況ですし、ベッドタウンといわれる所では、全く関係無い人たちが寄り集まってきた団地だし、地元の住人との交流も無いし。
> その結果、今では、地域の昔ながらのお祭りはもちろん、郷土芸能祭などでも、ちびっこたちが立派に踊ったり、太鼓を叩いたり笛を吹いたりしています。
現代のちびっこ達でも、親しむ機会さえ有れば、笛や太鼓が面白くない訳はないですよね、ただ、そう云うチャンスが無いだけだと思います。たとえずっと続けられなくても、子供の時にやった経験はかならず体や心の何処かに残っている筈です。
> 昔の暮らしの中では、ごく自然に種を播き、それが育ち、実っていたんでしょうね。
「まつり」は生活の一部、と云うか、生活そのものだったのでしょう。
> なっちゃん@踊りすぎで筋肉痛の極致だあ
サロンパスやバンテリンんの貼りまくりかな?
あさひ@2600年氏と相互マッサージとかやってるのかなぁ、うひひひ
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No.4700 - 2003/07/31(Thu) 11:04:59 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / あさひ  | | |  | ポポゆみちん、どうも。
> こっちも、運動会の「出し物」の中で、そういう郷土芸能を披露する学年もあるんやけど、何分にも練習時間が少なくてなあ(運動会の練習は2学期に入ってからの体育の時間のみ)。まだ、あんまり様子が分かってないうちに本番を迎えて、それっきりって感じがするよ。
例え運動会の前の一時期であっても、そう云う時間が有るのは良い事だし、大事にしたいですね。 それっきりになってしまうのは、もったいないですが。
> どうせなら、毎週ある音楽や体育の時間に、少しずつ少しずつそういう時間を作って、じっくり味わわせてあげれたらいいのになあと思うたりもしてます。それこそ、総合学習にはもってこいやと思うけどなあ。
そうですね、学校の先生の手に負えなかったら、土地のお年寄りとかにお願いする、と云う手もあるわけだし、そうすれば、喜んでやってくれるでしょう、素敵な交流が生まれるのでは、と思います。
> ゆみ@無くした篠笛が見つかったと思ったら、勘違いだった(>_<)ヽ
あさひ@ありゃ、それは残念
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No.4701 - 2003/07/31(Thu) 11:07:55 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / あさひ  | | |  | ちゃぴこさん、どうも。
> 私は小さい時からピアノばっかりやってきたのですが、大学生の時ドイツへ行って、 > 自分がいかに寄り目になっていたか、そして、日本の文化の貴重さに > 初めて気が付きました。で、卒業後、笛を始めて山車の上で吹けるくらいには > なったのですが、結婚を機にやめてしまったんです。 > 地元でできればもっと続たかったのですが・・・。 > このスレットを書いてると、また、やりないなぁってスゴク思っちゃいます。
外国で生活して、初めて日本が見えてくる、と云う様な話しはよく聞きますね。 笛も、出来ればなんかの機会に再開出来ると良いですね。 やはり子育てが一段落しないと、無理なのかも知れませんが。 子守唄代りに聞かせてあげる、と云うのはhow? 起きちゃったりして。
> 確かに子供ってすごいですよねぇ。大人が頭で理解している間に、 > ちゅ〜っと感覚で吸い取ってしまうかんじです。 > やっぱり、そういう文化を大切にして子供を育てて行こうとする大人が > いないとだめですよね。
子供の吸収力はすごいと思います。 3、4歳くらいから、音感教育やら英会話やら、と云う話しは多いですが、それだけではないと思いますよね。
> 私も子供をこれから育てて行く上で、何かできないかなぁと思います。
思いっきり一杯、可能性がありますよね、楽しみです。
あさひ@今日は朝から蒸し暑いなぁ
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No.4702 - 2003/07/31(Thu) 11:11:31 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / あさひ  | | |  | なっちゃん、どうも。
> そうね。「行事」としてこなして、こなしたら終わり > っていうだけでは淋しい気がするよね。
なにも無いよりは、ずっとマシには違いないんだけど、出来れば行事だけで終わって欲しくないっすね。
> 今回オラが参加した講習会は、主体が主に北海道と関東地方の教師の人たちなの。 > その踊りを、積極的に教育現場に取り入れることを実践している人たち。
そうか、そう云う運動をしている先生方も居られるのですね、多分少数派だとは思いますが、そういう芽が伸びていってほしいものです。
> できれば篠笛(プラスチック製かもしれないけど)は > 「ドレミ調」の笛で「さくら」を吹く、とかいうんじゃなく > やっぱ、その地域のお祭りのお囃子をやる、みたいなものであってほしいんだけどなあ。
ですね。 ただ、先生が教えられない、と云うのがネックなのかも。 やはり、土地のお年寄りとか、郷土芸能の継承者を招いて、と云うのが良いだろうなぁ。
学校で和楽器をやる、と成れば、かなりの巨大市場になる訳だから、ヤ○ハや○音のプラスティック製篠笛(プラ笛?)なんてのも、現れて来そうな予感がしないでもないっす。
> なっちゃん@西洋音階への転譜では、どうもなあ……
あの縦書きの楽譜(?)が読める様にならなくてもいいから、口移しで教えるとかも出来るでしょうね。 あさひ@口移しと云っても誤解なきように
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No.4703 - 2003/07/31(Thu) 11:18:47 |
| ☆ Re: はやしのはなし…2 / あさひ  | | |  | ポポゆみちん、なっちゃん、どうも。
> うんうん。去年、阿波踊りのお囃子をリコーダーで演奏したって学校があったんよな。あれはあれで、皆が力を合わせて成し遂げたってことで大きな意味があったと思うんやけど、できたら本来の音色ってのを耳で覚えてほしいなあとも思ったよ。
あれ、可愛かったっす、佐古小学校の連だったかしら、トップの画像にも使わせて頂きましたね。 まあ、あれが本格的笛だったら、申し分無いところですが、とりあえずはあんな形ででも、お祭りに参加した、と云う実感は、充分に思い出として残るでしょう。
ちなみに、あの写真は「トップの画像達」にも入ってますので、まだの方は御覧になってください。
あさひ@あの先生の男踊りが、結構感じが出てた様な
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No.4708 - 2003/07/31(Thu) 15:29:16 |
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