| 争点を隠して進んだ自民党総裁選挙
12月19日のNHKのテレビニュースは、「林外相 対中国“主張すべきは主張の一方 対話続ける”日曜討論」と言うタイトルで、次の様に報じていました。 ------------------------------------------------------- 林外相 対中国“主張すべきは主張の一方 対話続ける”日曜討論 2021年12月19日 11時18分
来年、国交正常化から50年となる中国との関係について、林外務大臣は、NHKの「日曜討論」で、安全保障上の懸念などをめぐって主張すべきは主張する一方、対話は続け、建設的かつ安定的な関係の構築を目指していく考えを示しました。
この中で林外務大臣は、来年、国交正常化から50年となる中国との関係について「わが国周辺での軍事活動の拡大などは国際社会の安全保障上の強い懸念だ。主張すべきはきぜんとして主張し、責任ある行動を求めていく」と述べました。
一方で「協力すべきはしっかり協力する原則で対話はしていかなければならず、建設的かつ安定的な関係を構築していく」と述べました。
そのうえで、北京オリンピックへの政府関係者の派遣の是非をめぐり、諸般の事情を勘案して適切な時期に判断するという認識を重ねて示し「中国の人権状況も含めて判断していく。日中関係も当然、諸般の事情に入っている」と述べました。
(以下略)
------------------------------------------------------- 「主張すべきは主張する一方、対話は続け、建設的かつ安定的な関係の構築を目指していく」・・・。単なる一般論、当たり前すぎることを言っているだけで全く具体的な中身がない。不誠実極まる。 尖閣をはじめ、南シナ海での中国の傍若無人の行動を見た時、また、それに対するアメリカの対中国強硬姿勢を見た時、そんな呑気な事で外相が務まるのか。国民の疑問に答えようとする姿勢は皆無で、何も考えていないのか、国民に説明する気がないのかのどちらかである。「日曜討論」の看板が泣くのではないか。
林外相だけでなく、岸田総理にも“親中”の影が見え隠れする。 このような点は総裁選挙の過程でも、ほとんど争点にならなかった。争点を隠したまま進められた総裁選挙と言うことが出来る。
対照的なのは高市早苗候補で、選挙期間中政治課題について幅広く、わかりやすく、率直に主張を明らかにして、人気が急上昇した。
隠した方も悪いが、何度も討論会を開催して争点となるべき(するべき)点を素通りしたマスコミの責任も軽くない。 これだから“選挙”を繰り返しても、日本の政治は進歩がないのだ。
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No.1040 - 2021/12/19(Sun) 23:10:38 [pknn018-223.kcn.ne.jp]
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