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記事No.686に関するスレッドです

NHKは、ルペン候補を「極右」と言うならば、メランション候補は「極左」と言うべきではないのか / 安 藤
NHKは、ルペン候補を「極右」と言うならば、メランション候補は「極左」と言うべきではないのか

 4月24日のNHKニュースは、「フランス大統領選 きょう投票 テロ受け厳戒態勢下で」と言うタイトルで次のように報じていました。
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フランス大統領選 きょう投票 テロ受け厳戒態勢下で
4月23日 11時51分 NHK

 フランス大統領選挙は、まもなく1回目の投票が始まる予定です。直前に首都パリで、警察官が殺傷される銃撃事件が起きたことなどを受けて、5万人余りの警察官らが投票所などでテロの警戒に当たるなど、厳重な警戒態勢が敷かれることになっています。

 フランス大統領選挙は23日、日本時間の23日午後3時におよそ6万7000か所の投票所で投票が始まり、過半数の票を得る候補がいなければ、来月7日、上位2人による決選投票が行われます。

 選挙戦では、中道で無所属のマクロン前経済相、極右政党・国民戦線のルペン党首、中道右派の共和党のフィヨン元首相、それに急進左派の左派党のメランション元共同党首など11人の候補者が、EUとの関わりや治安対策などを争点に激しい論戦を繰り広げてきました。

(以下略)
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 映像は下記のような画面でしたが、この「中道」、「極右」、「中道右派」、「急進左派」と言うレッテル貼りに大きな違和感を感じました。単純な右、左という色分けもさることながら、なぜルペン候補だけ他の三人とは違う扱いなのかと言う点です。

 メランション候補が「急進左派」ならば、ルペン候補は「急進右派」ではないのでしょうか。あるいはメランション候補を「極左」と言うべきではないのでしょうか。
 「急進」と「極」はどう違うのか。「右」と「右派」はどう違うのか、それを明らかにしないでルペン候補だけ特別扱いするのは公平・公正さに欠けると思います。

No.686 - 2017/04/24(Mon) 22:57:45 [pon218-252.kcn.ne.jp]

Re: NHKは、ルペン候補を「極右」と言うならば、メランション候補は「極左」と言うべきではないのか / 山伏
私も、非常に違和感があります。
メディアによっても表現が異なっていて、朝日新聞はルペン候補を「右翼」メランション候補を「左翼」と呼称しています。
「急進左派」と「左翼」は似たようなものでしょうが、「極右」と「右翼」はかなり意味が異なります。
欧米では「極右」というと、ネオナチやKKKのような殺人などの凶悪犯罪を行う集団に使われることが多く、今回の選挙では国民戦線に対しても使用されていますが、日本においては、「極右」というと「極左暴力集団」と同じく、公安調査庁などによって物理的暴力を伴う集団に対して使用されます。
読者としては、表記のブレは団体の正確を把握する上で、混乱を招きます。

さらにいえば、国民戦線と同じような主張をしているドイツのための選択肢(AfD)の呼称は「右派政党」、五つ星運動は「反EU政党」だったりします。少し前まではこれらの勢力は「EU懐疑派」と呼ばれていました。この呼称の違いはいったいどういう基準なのか。

過去の国民戦線は、ルペン氏の父親の過激な言動が度々問題になっていましたが、この父親は反ユダヤ発言を理由にルペン氏により追放され、ルペン氏自身は親イスラエル的な姿勢をとっています。
また、人種差別発言を行った党員の追放も行っています。
他にも、フランスの理念を守るイスラム教徒は容認するなど政策的にはかなり変化しています。
移民政策などにいたっては、中道右派のフィヨン氏と大して変わらないという指摘もあります。反EUの主張もメランション氏やイギリス労働党のコービン党首と同様です。
国民戦線の支持層には左派も多い。
それでも根っこは変わらないという思いがメディア側にはあるのでしょうが、国民戦線に対する感情的な反発も感じます。

結局、メディア側の感情の問題でしょう。
自民党の場合は「派閥」、民主党の場合は「グループ」と使い分けていたのと同じです。

No.688 - 2017/04/26(Wed) 08:56:21 [14-133-123-119.nagoya1.commufa.jp]