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記事No.726に関するスレッドです

安倍総理の自信喪失 / 安 藤
安倍総理の自信喪失

 7月3日の読売新聞は下記のように報じていました。
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自民 歴史的惨敗…都議選 小池氏勢力 過半数
2017年7月3日5時0分  読売

都民ファ第1党…自公同数 第2党

 東京都議選(定数127)は2日、投開票が行われた。小池百合子知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」が49議席を獲得し、都議会第1党となった。公明党などと合わせ、小池知事を支持する勢力は79議席を確保し、過半数の64議席を大きく超えた。自民党は過去最低の38議席を下回る23議席にとどまり、歴史的惨敗となった。安倍首相にとって大きな打撃で、厳しい政権運営を強いられそうだ。

 今回の都議選は、昨年8月に就任した小池知事に対する事実上の審判として注目を集め、投票率は前回を7・77ポイント上回る51・27%だった。

 都民ファーストは小池知事の高い人気を背景に、50人の公認候補者のうち、島部の1人を除く49人が当選。同会は、当選した6人の無所属の推薦候補について、公認に切り替えることを決めた。

 今回23人を擁立した公明党も7回連続で全員当選を果たした。都民ファースト、同会と選挙協力を結ぶ公明党と、東京・生活者ネットワーク、同会が推薦する無所属候補を合わせた知事勢力が過半数を占めたことで、小池都政は、都民から信任を得た形だ。

 小池知事は2日夜、NHKの番組で、「都民の皆さんの理解、支持が確実なものになりつつある。感動すると同時に責任の重さを痛感する」と話した。

 一方、自民党は、都議会議長などが相次いで議席を喪失。過去最低だった2009年と1965年の38議席を下回り、さらに改選前議席の半分以下の23議席に終わった。学校法人「加計かけ学園」問題などによる逆風が影響した。都連は「連帯責任」として、下村博文会長や高島直樹幹事長ら5役全員が辞任する。37人を擁立した共産党は、改選前を上回る19議席を獲得。離党者が相次いだ民進党は5議席にとどまった。

 今都議選では女性候補も躍進し、過去最多となる36人が当選を決めた。

 
首相の求心力低下 必至

 都議選で自民党が惨敗し、安倍首相の求心力低下は避けられない見通しだ。首相は早期の内閣改造で局面打開を図る方針だ。

 首相は2日夜、菅官房長官、麻生副総理兼財務相、甘利明前経済再生相と東京都内で会食した。改造時期など今後の政権運営について協議したとみられる。

 自民党は選挙戦で、終始守勢を強いられた。党都連会長の下村博文幹事長代行は2日夜のNHKの番組で、「予想できなかったほどの厳しさだ。しっかり反省し、国民の信頼が回復される努力をしていく」と述べ、危機感をあらわにした。党内では「安倍内閣のおごりに対する批判が選挙結果として表れた」(都連幹部)との指摘が出ている。

 首相は改正憲法の「2020年施行」に向け、自民党の改正案を年内に国会提出する考えを示しているが、党内で異論が噴出すれば、年内提出の再考を迫られる事態も想定される。

「1強」おごり改めよ…政治部長 前木理一郎

 「一地方選だから」とは言えまい。安倍首相にとって、2012年に政権に返り咲いて以降、最大の危機だ。安倍氏は12年12月の衆院選から昨年7月の参院選まで国政選で4連勝を果たしていたが、見る影もない。

 政権への不信は底が見えない。首相は通常国会閉会に合わせて6月19日に開いた記者会見で、「何か指摘があれば、その都度、分かりやすく説明していく」と述べた。しかし、「加計かけ学園問題」や稲田防衛相の失言など様々な問題が相次ぐ中で、首相が国会や記者会見などの説明の場に立つことはなかった。国民は首相の言葉を信じられなくなっている。

 党内外に敵なしの「安倍1強」状況がおごりを生み、政府・自民党は緩みっ放しだ。首相は国民の政治不信の声に謙虚に耳を傾けて、一刻も早く態勢を立て直さなければならない。内閣改造による人材の一新といった表面的なものではなく、おごりたかぶった政権の体質そのものを改めなければ、国民の信頼は回復できないだろう。

 都議選では政策論争はほとんど焦点とならなかった。国内外には、経済・財政政策や憲法改正問題、通商交渉、北朝鮮問題など喫緊の課題が山積している。

 国政の停滞は許されない。
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 この読売の記事に限らず、マスコミは安倍叩きに精を出し、安倍総理は自信喪失のように見えますが、これで良いのでしょうか。

 今回の都議選では、勝ったのは小池知事の「都民ファースト」で負けたのは自民党です。しかし、この両党はこの選挙でも選挙以前でも、国政で与野党が厳しく対立してきた「加計学園問題」、「森友学園問題」、「テロ等準備罪」、「憲法改正」で対立してきたわけではありません。選挙が終わって小池氏が自民党を離党するまで、小池知事は自民党員であり、国政を巡って小池知事と安倍政権が対立する局面はなかったはずです。

 一方で国政で自民党と対立してきた民進党は今回の選挙で敗北し、共産党は微増しただけです。しかもこの選挙は首都とは言え一地方選挙に過ぎず、国政の与野党の争点が選挙で争われたわけでもありません。こう考えれば今回の選挙結果を国政の問題として受け止めるのは、極めて不当で有り、こじつけに過ぎないと思います。選挙に負けた民進党が安倍政権に譲歩を迫るのは笑止千万です。

 安倍総理が自信を喪失して譲歩すれば、つけ込まれるだけだと思います。

No.726 - 2017/07/05(Wed) 22:26:57 [pon218-252.kcn.ne.jp]