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記事No.797に関するスレッドです

遅すぎたトヨタの決断 ハイブリッドの敗北 / 安 藤
遅すぎたトヨタの決断 ハイブリッドの敗北
ドイツのディーゼル詐欺見逃しも敗因

 4月6日のNHKニュースは下記のように報じていました。
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トヨタ HV車の特許 他社に無償提供へ 市場拡大目指す
2019年4月3日 17時49分 環境 NHK

「トヨタ自動車」は、長年、開発に力を入れてきたハイブリッド車に関連する特許を他社に無償で提供します。燃費規制が世界的に強まる中、強みを持つハイブリッド車の市場拡大を目指します。

 発表によりますと、トヨタは、ハイブリッド車に使われるモーターや電力制御装置などに関する2万3000件余りの特許を使う権利を他社に無償で提供します。

 燃費規制が世界的に強まる中、特許を無償で提供することで、ハイブリッド車をつくるメーカーを増やし、当面はトヨタが強みを持つ分野の市場拡大を目指します。さらに将来は需要が拡大すると見込まれる電気自動車の分野でも競争力を高めるねらいもあるとみられています。

(中略)

 一方、ハイブリッド車の主要な特許を保有しているトヨタは、当初、技術の囲い込みを重視したうえに、他のメーカーには契約に基づき有償で技術を提供してきたため、技術を持たないほかのメーカーの間で開発が進まない現状がありました。

 こうした中、中国、アメリカ、ヨーロッパでは「CAFE規制」と呼ばれる自動車メーカー別に燃費の平均値を規制する方式の環境規制が強化されています。

 トヨタでは、EVが本格的に普及する前の今がハイブリッド車の市場を拡大する最後の機会として捉え、虎の子とも言えるハイブリッド技術の特許の開放に踏み切った形です。

 課題はトヨタが思い描くようにハイブリッド車の市場が広がるかどうかです。

 特許を無償で提供してもハイブリッドシステムは複雑で生産コストが高いというデメリットがあります。

 すでに海外では電気自動車の開発に大きくかじを切ったメーカーも数多く登場しており、市場をどのようにつくりだしていくのかが問われそうです。
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 NHKが言うように、この決断は遅きに失していると思います。今更、ハイブリッド車を開発する自動車メーカーは余り期待できないでしょう。
 早期に技術の公開に踏み切っていれば、多分ドイツの(あるいはヨーロッパの)国を挙げてのディーゼル詐欺はなかったでしょう。
 結果的には技術を過信して大局的判断を誤ったと言うほかはないと思います。

No.797 - 2019/04/06(Sat) 14:40:46 [pknn018-223.kcn.ne.jp]