[ 掲示板に戻る ]

記事No.897に関するスレッドです

新型コロナウィルス感染問題が楽観視できる時は、“陣頭指揮"をアピールし、問題が深刻化すると、加藤厚労相に丸投げする安倍総理 / 安 藤
新型コロナウィルス感染問題が楽観視できる時は、“陣頭指揮"をアピールし、問題が深刻化すると、加藤厚労相に丸投げする安倍総理

 新型コロナウィルス感染問題は、クルーズ船からの乗客下船は終わったものの、連日、日本全国各地で感染者が新たに発見され、収束どころか、拡大・流行の恐れが高まっています。アメリカ、オーストラリアでは船内での感染無しとして帰国した人の中から、感染者が発見され、船内での隔離について内外で批判の声が上がっています。

 この段階になって、それまでは毎日のようにニュースで報じられていた,安倍総理の大勢の官僚達をバックに従えての「陣頭指揮会議」の模様が,報じられなくなりました。実施されているのなら報じられるはずですので、実施されなくなったようです。

 いったいなぜでしょうか。下船で一段落したと思っているのでしょうか。
 安倍総理は“陣頭指揮”とは言っても、特別に注目すべき生の発言はなく、いつも書かれたものを読み上げるだけでした。“陣頭指揮”をアピールするためのセレモニーのような雰囲気で、同席した官僚達の発言はいつもなくただ座っているだけで、以前は会議中に私語を話したり、笑っているものもおりました。

 こうした折、21日の読売新聞に次のような記事がありました。
------------------------------------------------
米堅調「ドル買い」進む…円安112円台 日本経済に不安も
2020/02/21 05:00 読売

 東京外国為替市場の対ドル円相場で1ドル=111円台を表示するモニター(20日、東京都港区で)東京外国為替市場の対ドル円相場で1ドル=111円台を表示するモニター(20日、東京都港区で)
 外国為替市場で円安・ドル高が加速している。米経済への楽観論からドルが買われているとの見方がある一方、景気の減速や新型コロナウイルスの感染拡大で「日本売り」が進んでいるとの指摘も出ている。

(中略)

 SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは「新型コロナウイルスの影響は米国より日本の方が大きい。日本の政府、政策への信頼感が低下していることも円安の要因ではないか」と話す。

 これまで世界経済のリスクが顕在化した場合、ドルに対して円が買われることが多かった。海外資産が海外債務を上回っている日本には、投資家が運用リスクを回避する目的で資金を投じやすく、「有事の円買い」と呼ばれる。

 しかし、今回は新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界経済への懸念が高まった1月以降も円買いは進まなかった。安全資産とされてきた円が転換点を迎えた可能性もありそうだ。
---------------------------------------------
 安倍総理は問題が楽観視できる段階の時は、毎日のように陣頭指揮宣伝会議を開催して、「陣頭指揮」を報道させてPRし、問題が楽観を許さない段階に入るや、一転して陣頭指揮を辞めて、加藤厚労相任せにするというのは、責任有る政治家のする事ではありません。

No.897 - 2020/02/22(Sat) 23:22:19 [pknn018-223.kcn.ne.jp]

Re: 新型コロナウィルス感染問題が楽観視できる時は、“陣頭指揮"をアピールし、問題が深刻化すると、加藤厚労相に丸投げする安倍総理 / 安 藤
NHKのテレビニュースで、今日、新型コロナウイルス対策本部が開かれたことが下記の通り報じられていました。
---------------------------------------------------------------------------------
安倍首相 新型コロナ対策 総合的な基本方針策定を急ぐよう指示
2020年2月23日 19時03分新型コロナウイルス

 政府の新型コロナウイルス対策本部が開かれ、安倍総理大臣は、国内で患者数が大幅に増えた場合に備え、重症化の防止に向けた医療体制を早急に整備する必要があるとして、加藤厚生労働大臣を中心に、総合的な基本方針の策定を急ぐよう指示しました。


 この中で、安倍総理大臣は「複数地域で感染経路が明らかではない患者が発生しており、大規模な感染拡大を防止するうえで重要な局面だ。確実かつ効果的な感染防止策を講じ、患者増加のスピードを抑制することが、今後の流行を抑えるうえで極めて重要だ」と述べました。

 そのうえで「今後、国内で患者数が大幅に増えた時に備え、重症者の発生を抑制する観点から、重症化防止を中心とした医療提供体制を早急に整える必要がある」と述べ、加藤厚生労働大臣を中心に、感染拡大を想定した総合的な基本方針の策定を急ぐよう指示しました。

 また、安倍総理大臣は治療方法の確立に向けて一部の医療機関でインフルエンザ治療薬の「アビガン」などの投与を始めていると説明し、取り組みを加速するよう求めました。

 さらに、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船への対応をめぐり、安倍総理大臣は今後、船を下りた人たちの健康状態の確認を強化するとともに、乗員の下船に向けた必要な検討を進めるよう指示しました。
---------------------------------------------------------------------------------
 確実で効果的な感染防止策を訴えていますが、感染の拡大阻止は諦めているように見えます。その上で重症化の防止とそのための医療体制の基本方針の策定を加藤大臣に指示しているようです。もうすこし今後の動きを見守りたいと思います。

No.899 - 2020/02/23(Sun) 22:00:31 [pknn018-223.kcn.ne.jp]