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記事No.961に関するスレッドです

学術会議の会員候補者を推薦するのは誰で、その基準は何かを明確にすべき。公務員は、国民(政府)から「独立」した存在であってはならない。 / 安 藤
 学術会議の会員候補者を推薦するのはで、その基準は何かを明確にすべき。公務員は、国民(政府)から「独立」した存在であってはならない。

 10月30日のNHKのテレビニュースは、「菅首相 学術会議の会員 旧帝国大所属45%“偏り”と説明」と言うタイトルで、次の様に報じていました。
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菅首相 学術会議の会員 旧帝国大所属45%で“偏り”と説明
2020年10月30日 18時43分 NHK

 「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、菅総理大臣は、参議院本会議の代表質問で、会員の45%が、いわゆる「旧帝国大学」に所属するなど偏りが見られるとしたうえで、研究の分野を理由として、任命を判断したことはないと説明しました。

(中略)

 ▽共産党の小池書記局長は、「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、「学術会議の改革努力で、特定大学への集中も是正されてきている。人文科学系の研究者だけ任命拒否したのは、『総合的・ふかん的な観点』に反するのではないか」とただしました。

 これに対し、菅総理大臣は、「民間出身者や若手が少なく出身や大学にも偏りが見られる。いわゆる『旧帝国大学』と言われる7つの国立大学に所属する会員が45%を占めている。それ以外の173の、国立大学・公立大学は、合わせて17%で、615ある私立大学は24%にとどまっている。産業界に所属する会員や、49歳以下の会員は、それぞれ3
%にすぎない。特定の分野の研究者であることをもって、任命を判断したことはない」と述べました。

(中略)

 共産 小池書記局長「説明すればするほど矛盾が広がる」
共産党の小池書記局長は、記者会見で「答弁に驚がくした。『旧帝国大学』に所属する会員の比率が高いから見直す判断をしたと言いながら、任命を拒否した6人のうち、3人は私立大学の教授だ。説明すればするほど、矛盾がどんどん広がってきている。これからの国会の審議が成り立つのか、心配になるようなやりとりだった」と述べました。
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 菅総理の発言には、首を傾げる向きは少なくないと思う。

 会員候補推薦の基準が、単に学者・研究者としての力量・業績で有るならば、旧帝大、その他国立大、私立大の数の比率と、会員の出身大学別の比率に乖離がある事は、直ちに必ずしも「偏り」として批判されるべきとは言えない。
 高い研究成果・業績を上げた学者の人数の比率は、必ずしもすべての大学に均等ではないと思うからである。

 学術会議が会員の候補者を推薦するのはなのか、その基準は何なのか、そこが問題だと思う。

 研究者としての力量・業績だけを問うのか、それとも会員として期待される行動力・実績を問うのか、あるいは両方なのか。そこが問題であると思う。

 菅総理の指摘が、多くの学者の中から会員候補者を推薦するのは誰で、その基準は何なのかが不明確である事を指摘するものであれば正論だと思うが、すべての大学から、均一に選出すべきと言うのであれば、批判は免れないと思う。

No.961 - 2020/10/31(Sat) 16:50:15 [pknn018-223.kcn.ne.jp]