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北朝鮮のミサイル問題 / 匿名
北朝鮮のミサイル問題ですが、北朝鮮は戦争状態と宣言しているので、日本として、在日朝鮮人を帰国させる。 査証の延長を認めない。 在日朝鮮人の資産の調査など対抗措置はとれないのでしょうか。
No.154 - 2013/04/18(Thu) 09:50:12 [tor-exit01.solidonetworks.com]

Re: 北朝鮮のミサイル問題 / 安 藤
ご投稿ありがとうございます。もっともなご指摘だと思います。
No.155 - 2013/04/24(Wed) 22:23:41 [pon218-252.kcn.ne.jp]
非難されるべきは「国会」ではなく、改革に抵抗している者達の姿を隠しているマスコミである / 安 藤
非難されるべきは「国会」ではなく、改革に抵抗している者達の姿を隠しているマスコミである。

 3月26日の産経新聞の社説は、「衆院選無効判決 国会の『怠慢』への断罪だ」と言うタイトルで次のように報じていました。
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 司法がついに衆院選の「無効」に踏み込んだ。動かぬ国会に、司法の怒りが一線を越えさせたといえる。国会は速やかに「違憲」の状態を解消しなくてはならない。
 最大2・43倍の「一票の格差」が生じた昨年12月の衆院選を広島高裁は「違憲」と判断し、広島1、2区の選挙を無効とした。衆参両院を通じて選挙無効の判決は戦後初めてだ。

 判決は、昨年の衆院選で一票の格差が是正されなかったことについて、「最高裁の違憲審査権が軽視されている。もはや憲法上許されるべきではない」と、厳しく国会の対応を批判した。・・・
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 産経新聞は「国会」を非難していますが、選挙区の改革に抵抗しているのは抽象的な「国会」ではありません。抵抗しているのは「国会」ではなく国会議員です。非難されるべきは改革に抵抗している国会議員達であり、彼等を支持している地元の過疎地の有権者達です。

 産経新聞は論点をすり替えています。国会を批判するのであれば、さらに抵抗している国会議員や、その支持者達の氏名や具体的な抵抗の実態を明らかにしなければなりません。そうしなければ議論は進みません。しかるに産経新聞はその姿・実態を明らかにしていません。従って非難の矛先が彼等に向かうことがありません。

 定数不均衡は問題が提起されてから何十年も経っていますが、その都度小手先だけの弥縫策に終始し抜本的な改革はなされませんでした。定数不均衡により権利を侵害されている有権者が多数であることを考えればあり得ない事態です。
 そのあり得ない事態が続いているのは、マスコミが情報を操作して、非難されるべき者達をかばっているからです。

No.153 - 2013/03/26(Tue) 09:57:02 [pon218-252.kcn.ne.jp]
「主権回復式典」を計画する安倍総理への不安 / 安 藤
「主権回復式典」を計画する安倍総理への不安

 3月7日の毎日新聞は、「安倍首相:講和条約発効の4月28日に『主権回復式典』衆院予算委で表明」という見出しで、次のように報じていました。
http://mainichi.jp/select/news/20130307dde007010051000c.html
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 安倍晋三首相は7日午前の衆院予算委員会で、1952年4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効して日本が独立を回復したことを記念し「本年4月28日に政府主催の記念式典を実施する方向で検討している」と表明した。自民党は昨年の衆院選政策集で「4月28日を『主権回復の日』として祝う式典」を政府主催で開くことを公約している。菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で式典開催を近く閣議決定する考えを示した。・・・
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 サンフランシスコ講和条約は、たしかに主権の回復という観点だけから見れば、その通りですが、それは、日本が海外領土をすべて喪失し、沖縄・小笠原が引き続きアメリカの占領下に置かれ、日本が戦前に諸外国と締結した諸条約の権利はすべて放棄させられ、各地の報復的な戦犯裁判での多数の処刑をすべて承認させられるなど、敗戦の結果をすべて追認した上でのものであることは言うまでもありません。

 私は以前にも言いましたが、この条約は「講和条約」と言うよりも、「敗戦処理条約」と言う方が実態に近いと思います。
(F34「敗戦処理条約」の記念式典 http://www.kcn.ne.jp/~ca001/F34.htm)
 いまになって、なおこの条約の意義をたたえ、式典を行おうという安倍総理の歴史認識には大いなる不安を感じます。

 安倍総理は中国を意識してか、「日米価値観外交」を展開せんとしていますが、アメリカの外交を動かしているのは、「価値観」よりも「損得」です。それが分かった上で言っているのならともかく、本気でそう思っているのなら、そのうちアメリカに足元をすくわれると思います。

No.152 - 2013/03/17(Sun) 21:57:11 [pon218-252.kcn.ne.jp]
国民をミスリードし続けてきたマスコミ / 安 藤
国民をミスリードし続けてきたマスコミ

人権擁護法案は消滅し、国民総背番号は実現の運びとなり、専業主婦を望む未婚女性の割合が半数を超え、夫婦別姓は反対が賛成を上回りました。

これらについて今までマスコミは多数意見とは反対の方向に向いていました。
マスコミは常に国民をミスリードしてきたと言って過言ではないと思います。

しかし、マスコミから反省の言葉はありません。
マスコミのミスリードを批判する人はいないのでしょうか。いてもそれを報じる手段がありません。

No.150 - 2013/03/02(Sat) 11:44:58 [pon218-252.kcn.ne.jp]
公平さ、正確さに欠ける内閣府の「夫婦別姓世論調査(世論操作)」 / 安 藤
公平さ、正確さに欠ける内閣府の「夫婦別姓世論調査(世論操作)」

 2月17日の読売新聞は、「夫婦別姓 僅差で『反対』 内閣府調査」という見出しで、次のように報じていました。
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 内閣府は16日、昨年12月に実施した「家族の法制に関する世論調査」の結果を発表した。希望すれば夫婦がそれぞれ結婚前の姓を名乗ることができる「選択的夫婦別姓」導入に向けた民法改正について、「法改正の必要はない」と答えた人は36・4%で、「改正してもかまわない」と容認する人の35・5%をわずかに上回った。
 容認派は、2001年の調査では42・1%、06年は36・6%で、減少しながらも反対派を上回っていたが、今回は逆転した。このほか、「夫婦は必ず同じ姓を名乗るべきだが、結婚前の姓を通称として使えるように法改正するのは構わない」と答えた人が24・0%(06年は25・1%)だった。
 選択的夫婦別姓は、法制審議会(法相の諮問機関)が1996年に導入を答申したが、法改正には至っていない。今回の調査で、導入の機運が高まっていないことが浮き彫りとなった。
 調査は全国の成人男女5000人を対象に行った。回答率は60・8%。
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 民法改正が「必要か必要でないか」と、「かまうかかまわないか」は本来別の質問であり、それぞれ賛否を問うべきであり、質問と回答の選択肢は

1.夫婦別姓のための民法改正は必要ですか (はい  いいえ)
2.夫婦別姓のための民法改正はかまわないですか (はい いいえ)

のように設定されるべきです。

 さらに言えば、単純に民法改正について賛否を問うならば、本来質問は1.だけで十分です。

 それにもかかわらず、内閣府はなぜ、「法改正の必要はない」と「改正してもかまわない」と言う2つの変則的な回答選択肢で調査に臨んだのでしょうか。

 それは質問1.だけでは、「いいえ」が「はい」を上回ることが明らかだからです。そこで、質問は1つだけとして、紛らわしい2つの回答選択肢を用意して、「必要はない」と考えている人の回答の一部を、「かまわない」に取り込んで水増ししようとしたのです。

 悪質な小細工と言うべきです。

No.149 - 2013/03/02(Sat) 11:32:21 [pon218-252.kcn.ne.jp]
マイナンバーと国民総背番号はどこが違うのか / 安 藤
マイナンバーと国民総背番号はどこが違うのか

マイナンバー法案が提出され、実現される様子ですが、マイナンバーはかつて批判された国民総背番号とどこが違うのでしょうか。
かつて、国民総背番号に反対した人達は、なぜ今回のマイナンバーには反対しないのでしょうか。国民総背番号に反対した人達は、誤りを認めるべきです。

No.148 - 2013/03/02(Sat) 00:00:32 [pon218-252.kcn.ne.jp]
なぜ、死刑執行が大ニュースになるのか / 安 藤
なぜ、死刑執行が大ニュースになるのか

 2月21日の読売新聞は、「小林死刑囚 判決確定後『生』へ執着 住民ら『一つの区切り』」と言う見出しで、次のように大きく報じていました。
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 奈良県の女児誘拐・殺人など社会を震撼(しんかん)させた事件で、3人の死刑囚の刑が21日、執行された。政権交代後、初めての執行について、谷垣法相は記者会見で「いずれも極めて残忍で、遺族にとって無念この上ない事件。十分な検討を踏まえたものだ」と語った。一方、事件を知る関係者らは「事件のけじめであり、一つの区切り。こうした事件が起きない社会を願う」と話した。〈本文記事1面〉

 「生きるのは面白くない」「早く死刑判決を受けてCENSORED」。奈良地裁の公判の被告人質問で、投げやりな態度を見せた小林薫死刑囚(44)。しかし、2006年9月の同地裁の死刑判決に対し、自ら控訴を取り下げて判決を確定させた後は「生」への執着を見せた。
 07年6月に新たに弁護人を選任し、「控訴取り下げは無効」と控訴審の期日指定を求めて大阪高裁に申し立てた。08年12月には再審請求もしたが、いずれも認められなかった。

 控訴審の期日指定を求める申し立てを行った際の弁護人の一人、石塚伸一・龍谷大法科大学院教授は「小林死刑囚は、1審の裁判で『わざと殺したわけではない』という主張をきちんとできないままだったことに不満を持っていた。新たな再審請求の準備をしていた最中だったので、主張ができないままの執行は残念で仕方がない」と話した。

 事件後、地域で子供たちの見守り活動を始めた地元の自治連合会の前会長安達孝雄さん(79)は「事件が起きてから8年余りもかかったが、死刑執行でもやもやしていたものが少しはなくなった。一つの区切りだが、子供たちの見守り活動は、今後も変わることはない」と話した。

 事件発生当時の奈良県警捜査1課長として捜査を指揮した葛本英治さん(63)は「あの事件をきっかけに社会が変わり、子供の安全により注意を払うようになった。死刑執行で被害者や遺族の無念が晴れるわけではないが、一定のけじめがついた。二度とこのような事件が起きないことが、当時の捜査員全員の願いだ」と語った。

 ◆金川死刑囚は早期執行望む
 茨城県土浦市の連続殺傷事件の金川真大(かながわまさひろ)死刑囚(29)は早期の執行を求めていた。10年1月に死刑判決が確定するまで、読売新聞の取材に40回近く応じ、犯行動機について「世の中がつまらないから。自分で自分を傷つけるのは怖い。人にやってもらった方が楽なので死刑を選んだ」などと語った。

 殺害された山上高広さんの父、明雄さん(67)は茨城県阿見町の自宅で取材に答え、「まだ先のことだと思っていたが、いつかは執行されると思っていた。息子の仏壇に報告をした」と落ち着いた表情で語る一方、「(執行の時期は)早いかなと感じた。もう少し先に延ばして、反省の機会を与えたほうが良かったと思う」と話した。

 一方、日本弁護士連合会の山岸憲司会長は声明で、「死刑制度の社会的議論が尽くされるまで執行を停止するよう法相に求めてきた。要請を無視した執行に強く抗議する」とした。
 
 ◆小林薫死刑囚を巡る経緯◆
【2004年】
11月17日 小1女児を車で誘拐、自宅で殺害し、遺体を遺棄
12月14日 母親に脅迫メールを送信
12月30日 奈良県警がわいせつ目的誘拐容疑で逮捕
  【05年】
 1月19日 殺人、死体遺棄容疑で再逮捕
 4月18日 奈良地裁で初公判。起訴事実を認める
  【06年】
 3月27日 第6回公判で自ら「死刑を望む」と供述
 9月26日 奈良地裁が死刑判決。弁護人が即日控訴
10月10日 自ら控訴取り下げ書を提出
10月11日 死刑判決が確定
  【07年】
 6月中旬  新たな弁護人を選任し、「控訴の取り下げは無効」と申し立て。その後、奈良地裁などに退けられる
  【08年】
12月17日 奈良地裁に再審請求の申し立て
  【09年】
 5月 1日 奈良地裁が再審請求を棄却
 8月 6日 大阪高裁が即時抗告を棄却
12月15日 最高裁が特別抗告を棄却
  【13年】
 2月21日 死刑執行
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 記事は「谷垣法相は記者会見で『いずれも極めて残忍で、遺族にとって無念この上ない事件。十分な検討を踏まえたものだ』と語った」と報じていますが、残忍かどうかは司法がすでに判断した問題で、この段階で新たに法相が付け加える必要はありません。また、十分検討とは何を検討したのでしょうか。

 裁判所で死刑が確定すれば、後は自動的に執行があるのみで、法相に検討の余地はありません。司法への介入と誤解されるような発言をする必要は全くありません。記者会見も不要です。

 それでは、このように当然のことが執行されただけなのに、なぜ、新聞は毎回死刑執行を大ニュースで報じるのでしょうか。それは、この「死刑執行大ニュース」はかなり前から、死刑廃止論者が世論操作・世論誘導のために始めた「隠れた死刑廃止キャンペーン」と言うべきものだからです。

 しかし、このキャンペーンはあまり効果を発揮せず、死刑廃止論は盛り上がらないにもかかわらず、惰性で漫然と続けられています。そのためか読売新聞も露骨に死刑廃止論打ち出すことが出来ず、文字数の多い記事ではあるものの、何を言いたいのか分からない記事になっています。

 書いてあることは、死刑囚が未決の期間にどうしていたかとか、殺害現場付近の人達が、今何と言っているかとか、事件発生から死刑執行までの動きを時系列で一覧記載したりと、およそどうでもいいことばかりが書かれているピンぼけ記事です。

No.147 - 2013/03/01(Fri) 20:44:19 [pon218-252.kcn.ne.jp]
偽りの「第三者委員」 / 安 藤
偽りの「第三者委員」

 2月26日の読売新聞は、「柔道暴力 15選手聞き取り拒否 第三者委調査全柔連に『「不信感』」と言う見出しで、次のように報じていました。
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 柔道の全日本女子前監督らによる暴力問題で、、告発した15選手が、全日本柔道連盟(全柔連)の「柔道女子暴力・パワハラ問題」第三者委員会(委員長=笠間治雄・前検事総長)からの聞き取りの要望を拒否したことが25日、分かった。全柔連への不信感や、日本オリンピック委員会(IOC)の聞き取り調査で既に実態を話したこともあり、断ったという。 関係者によると、25日に全柔連第三者委から選手側代理人に、「数人でも構わないので、話を聞かせてほしい」と連絡があった。しかし、代理人は選手が匿名の確保や、個々の聴取内容が簡抜けになることなどに不安を持っていることから、「全柔連を恐れている気持ちが強い」などとして聴取に応じない考えを伝えた。 笠間委員長は「もともと無理かなという感じでいた。可能なら話を聞かせてもらうよう(代理人に)お願いしていたが、全柔連から頼まれた人たちということで、不信感が払拭できないようだ」と語った。
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 かつて同じスポーツで大相撲では、八百長などの不祥事件が起きる度に、第三者委員のようなものを依頼して、真相の究明に当たってきました。しかし、表面的な調査に終わるのが常で、問題は闇に葬られ、膿が出し切られることなく、ファンが離れ、大相撲は衰退の一途をたどっています。結果的に見ればこれらの第三者委員は真相の隠蔽に一役買ったとしか言えません。

 スポーツ以外の学校のいじめなどの不祥事でも、しばしば第三者委員が任命されてきましたが、問題の真相が明らかにされることなく、同種の不祥事は後を絶ちません。なぜでしょうか。

 それは今回、第三者委員に任命された笠間治雄委員長が言っているように、これらの第三者委員は当事者(協会)から依頼(任命)された人たち(多分、謝礼とか報酬も受け取る人たち)で、第三者ではないからです。第三者ではない様々な人たちが第三者を偽装しているに過ぎません。これらの第三者が依頼者(任命者)に不利益なことをするはずがありません。

 女子選手がそれを感じて“第三者”の聴取を拒否したことはきわめて真っ当だと思います。また、それを感じて聴取をあきらめた元検事総長は、相撲協会からの依頼を受けて、第三者委員のふりをし続けた人たちよりはましな人物だと思います。

No.146 - 2013/02/26(Tue) 10:20:39 [pon218-252.kcn.ne.jp]
オバマ大統領 尖閣巡り説明求める考え / 安 藤
2月22日のNHKのテレビニュースは次のように報じていました。

オバマ大統領 尖閣巡り説明求める考え
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 2月22日 8時38分アメリカ政府の高官は、日本時間の23日に行われる日米首脳会談で、オバマ大統領が、沖縄県の尖閣諸島を巡る日本と中国の対立について、安倍総理大臣に今後の日本の方針などの説明を求める考えを明らかにしました。

 日本時間の23日、アメリカの首都ワシントンで日米首脳会談が行われるのを前に、アジア政策を担当するアメリカ政府の高官らが21日、記者団の質問に答えました。
 この中で、国家安全保障会議でアジア政策を総括するラッセル上級部長は、尖閣諸島を巡り日本と中国の緊張が高まっていることについて、「日本と中国の関係悪化はアメリカにも大きな影響を与える」と述べ、アジア重視の政策を打ち出しているオバマ大統領にとっても重要な問題だと指摘しました。
 そのうえで、「この問題が平和的に解決されるかどうかはアメリカにとっても大事で、オバマ大統領は、安倍総理大臣から直接、今後の方針や中国との協議の進展について聞くことを望んでいる」と述べ、オバマ大統領が、安倍総理大臣に直接説明を求める考えを明らかにしました。・・・
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 今の尖閣諸島が日本の施政権下にあることはアメリカも認めていることです。尖閣諸島の土地を日本の法律に従って、所有権移転登記をすることは施政権の行使であり何の問題もないはずです。
 これに対して、中国が日本に対して軍事的挑発を繰り返し、徐々に緊張が高まっているのが現状です。

 平和的に解決できるかどうかはひとえに中国の出方にかかっていて、日本には引き続き挑発に耐えるか、屈服するかの選択肢しかありません。アメリカはそれは分かっているはずです。いったい何を安倍首相に聞こうというのでしょうか。
 アメリカはそれ以外の選択肢(例えば領海侵犯に対して武力を行使してでも中国に反撃する)について相談に乗ってくれるのでしょうか。

 自国に影響が大きいのは、同盟国として当然のことです。戦争を避けたいのであればそれなりに同盟国の利益を損なうことなく平和裏に解決すべく、影響力を行使すべきです。
 今のアメリカは影響力を行使しているようには見えません。中立を保つことに(つまり、影響力を行使しないことに)最大の努力をしているように見受けられます。

 アメリカが同盟国である以上、万一の時に巻き込まれることは避けられません。また、尖閣諸島の問題は、尖閣諸島がアメリカの施政権下にあるとき(沖縄返還以前)に発生した問題であることを忘れてはいけません。

 アメリカが今回安倍首相に何らかの圧力をかけたとしたら、日本人のアメリカに対する信頼感は決定的に低下すると思います。「日米同盟」が虚構であることが誰の目にも明らかになると思います。「日米安保条約」とは、「占領延長条約」または、「基地貸与条約」に過ぎないことが一層明白になると思います。

No.145 - 2013/02/22(Fri) 14:34:11 [pon218-252.kcn.ne.jp]
ハーグ条約(2) / 安 藤
ハーグ条約(2)

 今日、NHKはテレビニュースで、次のように報じていました。
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自民「ハーグ条約」承認と関連法案了承
2月19日 12時1分 K10056160411_1302191214_1302191227.mp4
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130219/k10015616041000.html

今週行われる日米首脳会談を前に、アメリカなどが早期加盟を求めている、国際結婚が破綻した際の子どもの扱いを定めた「ハーグ条約」について、自民党の合同部会は、条約の承認と関連法案を了承し、政府は来月にも条約の承認案と法案を国会に提出する見通しになりました。

「ハーグ条約」は、国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得ずに子どもを国外に連れ出すことを認めず、承認を得ずに出国した場合には、子どもをそれまでにいた国に戻す手続きを定めています。
現在89か国が加盟しており、アメリカなどが、日本に対して早期加盟を求めています。
これについて、自民党の外交・法務合同部会が開かれ、出席者からは「条約加盟後、離婚した親は、子どもの親権などを巡って海外で裁判に臨むケースが増えるので、支援態勢をしっかり整えるべきだ」などといった意見も出されましたが、反対意見はなく、条約の承認と関連法案が了承されました。
条約の承認案と関連法案は、19日午後開かれる自民・公明両党の政策責任者による会談で了承される方向で、政府は、来月にも国会に提出する見通しになりました。
安倍総理大臣は、現地時間の22日にワシントンで行われるアメリカのオバマ大統領との首脳会談で、今の国会での条約の承認と関連法案の成立を目指す考えを伝えることにしています。
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 わが国のハーグ条約加入が永年の懸案であり、加盟が後れていたのなら、その理由があるはずです。しかし。NHKのニュースはその理由も反対論が根強いことも報じません。

 NHKは2011年2月2日放送のテレビ番組「クローズアップ現代」で「急増する国際離婚トラブル」と題して次のように論じていました。
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No.29962011年2月2日(水)放送
急増する国際離婚トラブル
http://www9.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_2996.html

出演者
伊達 裕子
(NHK生活情報部・記者)
いま国際離婚をする日本人と外国人のカップルの間で深刻な問題が起きている。突然子どもを国外に連れ去られた人がいる一方で、海外での結婚が破たんし子どもを連れて帰国した日本人が「誘拐犯」として指名手配される事例まで現れているのだ。子の連れ去りが政府間の政治問題にまで発展し、日本は今、子の連れ去りを防止するハーグ条約の批准を諸外国から求められている。しかし国内には賛否両論が渦巻き、いまだ政府の明確な方針も見えていない。子どもの連れ去り問題をめぐる現状とその課題を描く。

出演者の発言
番組中の出演者のコメントを掲載
出演者
伊達 裕子 (NHK生活情報部・記者)
伊達 裕子記者(NHK生活情報部・記者)

【スタジオ1】

●賛否分かれるハーグ条約

>>いずれの親も根っこにあるのは、子どもと一緒にいたいという切実な思いなんですね。
一歩も譲れない思いがぶつかり合っているだけに、条約加盟の是非を巡る判断というのは、非常に難しいんです。この問題を複雑にしているのは、外国での離婚がさまざまな困難を伴うということなんです。帰国した女性の中には、慣れない外国で幼い子どもを抱えながら働くことが難しかったり、あるいはことばのハンディがある中での裁判で不利な状況になったりして、精神的にも追い詰められて、やむなく帰国したという方もいます。一方で、子どもが連れ去られた人の中には、ことばも法律も異なる国で、子どもを捜すことが非常に困難だということがあります。中には、子どもの居場所すら分からないという人もいるんですね。


●背景にある日本と海外との違い

>>家族に対する考え方の違いというのがあります。日本では、離婚した場合にお母さんが子どもを引き取って育てるというケースが8割以上に上るんですね。一方で欧米では、両親が離婚したあとも、それぞれお父さんもお母さんも子育てに関わるというのが一般的なんです。例えば、離婚後も両親が近くに住んで、1週間はお父さん、その次の週はお母さんという形で交代して子育てをするというようなケースも珍しくないんですね。なぜそういったことが行われるかという背景には、離婚後に両方の親と関わり合うということは、子どもにとってもいいことだという考え方があるからなんです。したがって、子どもを無断で引き離すということは、違法であるという考え方にもつながるんです。


【スタジオ2】

●条約を変える動きについて
>>実はスイスは、国内の法律を改正する前に、ハーグ条約そのものを改正しようということで提案をしています。しかし、この提案はほかの加盟国からは受け入れられていません。このため、スイスは条約の運用上の課題を補うために、国内の法律を改正したということなんです。


●日本が加盟する際の準備

>>非常に多くの準備が必要になってきます。加盟国では子どもの返還については、主に裁判所が判断するんですね、返還するかしないかということを。もし日本が条約に加盟するということになった場合、裁判所の人員確保をどうするのかということですとか、あるいはハーグ条約に詳しい専門家をどう育成していくのかといったことも課題になります。また、返還の手続きの中で、どういったケースであれば子どもを返還するのか、あるいはしないのか。子どもの利益がきちんと守られるような形で、判断がなされるように、基準を作ることも必要になりますし、国内法の整備も含めて、いろいろと準備することが出てきます。


●国際離婚 求められる対応

>>改めてやはり国際離婚というのは、非常に難しいんだなということを実感しました。
ハーグ条約に加盟している国の中では、離婚後も両親が共同で子育てをしているという国も多く、中には相手の同意や裁判所の許可がなければ転居すらできないと、それも禁じられているという国もあります。取材した人の中には、自分が離婚に直面するまで、ハーグ条約そのものを知らなかったという人も多くいました。国際結婚をして、外国で子育てをするということであれば、その国の家族に対する考え方であるとか法律、あるいはルールといったことを十分に知ったうえで、決断をするということが必要なんですが、なかなか結婚するときにそこまでは考えられないということもあると思うんですね。やはり、結婚のときにハーグ条約や相手国のことを知らせるような仕組み、そういったものも必要になってくるんではと思いました。
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 番組放送から2年、これらの問題点は解消されたのでしょうか。
 それを論じることもなく、それらの問題点があることを報じることもなく、安倍訪米の手みやげとして、ハーグ条約加盟がなされようとしています。

 この条約加盟の結果、悲しい思いをする日本人女性が増えると思います。この条約で救われる日本人はほとんどいないのではないでしょうか。

 自民党が無関心なのはこの問題が「票」にならないからに他なりません。

 外交の基本は自国、自国民の利益を守ることです。それがないがしろにされようとしています。安倍訪米の手みやげに、条約の対象になる同胞を泣かせていいのでしょうか

No.144 - 2013/02/19(Tue) 13:14:27 [pon218-252.kcn.ne.jp]
新聞再販制度を巡る本末転倒の議論 / 安 藤
新聞再販制度を巡る本末転倒の議論

 2月16日の読売新聞は「新聞再販制度を維持」、「公正取引委員長人事 杉本氏が所信」という見出しで、次のように報じていました。
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 衆参両院の議院運営委員会は15日政府が公正取引委員会委員長の同意人事案として提示した杉本和幸元財務次官に対する所信聴取を行った。杉本氏は質疑で新聞社が販売店に対して小売価格を指定できる新聞の再販売価格維持(再販)制度について、「現在に至るまで、方針を変更すべき状況の変化が生じているとは承知していない。今この制度の見直しを行うことは考えていない」とのべ、・・・公正取引委員会が、新聞の同一紙・全国同一価格での販売を定める「特殊指定」についても、「特に今の段階で見直す必要があるとは考えていない」と、撤廃は不必要だとの見解を示した。・・・
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 「再販制度」や「特殊指定制度」を変更すべき事情がないと言っていますが、メーカーが小売価格を指定する「再販制度」や、公正取引委員会が、新聞の同一紙・全国同一価格での販売を定める「特殊指定」は、市場経済における公正取引の大原則に反するもので、かかる制度や指定は「禁止」が大原則です。新聞を例外とするならば、その理由を明確にしなければなりません。

 しかるに、今回の報道では、再販については「方針を変更すべき状況の変化が生じているとは承知していない」、特殊指定についても、「特に今の段階で見直す必要があるとは考えていない」とあるのみで、必要性を何ら明らかにしていません。

 「再販」や「特殊指定」は、廃止する理由があるかどうかではなく、存続させる理由があるかどうかを議論しなければなりません。公正取引委員長(読売新聞)の議論は本末転倒しています。

 公正取引委員会(読売新聞)が本末転倒の議論しかできなかったのは、新聞という商品を公正取引の例外とすべき根拠が乏しいことの証であると思います。
 新聞の「再販」と「特殊指定」は単なる新聞業界の「既得権」として維持されているに過ぎません。

No.143 - 2013/02/17(Sun) 11:09:57 [pon218-252.kcn.ne.jp]
シンガポール人に、移民を拒む権利はない / 安 藤
2月17日の産経新聞は、「移民拡大政策に抗議 シンガポール、大規模集会」という見出しで、次のように報じていました。
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 【シンガポール=青木伸行】シンガポールで16日、移民の大幅な受け入れを柱とする政府の新人口政策に反対する集会が開かれた。参加者は約2千人(主催者)。言論と集会が厳しく制限されているこの国における大規模な抗議集会は、極めて異例で、国民の不満の強さを浮き彫りにした。・・・
 
 集会の主催者の一人は「報復がない、自由に発言できる権利を求めている」と話し、会場に「690万にノー」の標語を掲げた。新人口政策は、移民受け入れの拡大などで、2030年までに人口を最大690万人にすると打ち出した。

 集会では12人が演説し「われわれの失業が増え、交通が渋滞する。本当にそこまでの人口・移民増が必要なのか。690万人計画は政府の告知であり、議論や対話はない」と批判した。・・・
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 シンガポール人は、かつてマレー人の土地であったところに、イギリスの植民地下、中国から流入した華僑の末裔です。彼等自身が“移民”です。その彼等が“移民”を拒むのであれば、彼等自身もその地から出て行くべきです。

No.142 - 2013/02/17(Sun) 11:02:36 [pon218-252.kcn.ne.jp]
安倍首相に勇気と智恵があるのか / 安 藤
安倍首相に勇気と智恵があるのか

 1月5日の産経新聞に下記の記事があった。
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■額賀特使訪韓 怒号の中を移動「心外」 切腹未遂騒動…関係修復に冷や水

安倍晋三首相の特使として韓国を訪問し、朴槿恵次期大統領に首相の親書を手渡す自民党の額賀福志郎元財務相(左)=4日、ソウル(AP)

 【ソウル=加藤達也】安倍晋三首相の特使として訪韓した額賀福志郎元財務相らが到着したソウル金浦空港で4日、特使訪韓に反対する男が自分の腹部を刃物で切って病院へ運ばれたり、強硬な反日団体が横断幕を掲げて大声を上げたりする騒動があった。額賀氏らの日程に支障は出なかったが、李明博(イ・ミョンバク)大統領の島根県・竹島上陸以降悪化した日韓関係を修復したい日本側関係者にとっては後味の悪い訪韓となった。
                   ◇
 日本外交筋は「日本の首相特使が暴力的な団体や人物の怒号の中を移動させられたのは心外だ」と韓国政府の対応を批判している。

 日韓の外交筋によると、韓国警察当局は額賀氏らの訪韓に合わせ、反日団体が抗議行動を計画していることを事前に把握し、警備態勢を強化。訪韓前日には、金浦空港到着後の混乱を避けるため、駐車場まで一般旅客とは別のVIP専用通路を利用して移動することになっていた。

 ところが4日午前、警察当局に対し、上級官庁から「青瓦台(大統領府)の意向」として、「VIP専用通路は規則上、閣僚級以上でないと利用できない。国会議員は利用不可だ」と、額賀氏らの移動経路を一般通路に変更するよう指示があったという。

 空港で自らの腹を切りつけたのは昨年7月にソウルの日本大使館の正門にトラックで突入した男で、有罪判決を受けて執行猶予中だった。

 韓国政府はこの日午前、靖国神社の門に放火したとして警視庁が逮捕状を取り、日韓犯罪人引き渡し条約に基づき引き渡しを請求していた中国籍の劉強容疑者(38)を仁川空港から中国に出国させていた。

 韓国メディアは「裁判所が法に基づいて下した決定」とする韓国政府の見解を一様に支持している。

 額賀氏は金星煥外交通商相との会談で遺憾の意を示したが、金外交通商相は「手続きにのっとって司法が判断した」と述べただけだった。

 同行筋は「朴槿恵(パク・クネ)次期大統領との会談時の周囲の雰囲気が悪くなかっただけに、朴次期政権と現政権の対日外交観の違いが見えるようだ」と指摘している。
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 「心外」などと無責任なことを言われては困る。当然あり得ることである。そもそも、今の段階でこちらから特使を送るという発想が間違いなのである。

 日韓関係を悪化させたのはすべて韓国側に責任があり、改善を望んでいるのは韓国側であるにもかかわらず、なぜ、急いでこちらから特使を送るのか。
 韓国人はこちらの足元を見ているのである。こちらが低姿勢で臨めば、相手は友好的になると考えているとしたら、それは大間違いである。
 こちらが低姿勢で臨めば、反日は膨張すると言うのが韓国人である。そんなことが分からなくて対韓外交が出来るのか。

 もう一つ、産経新聞には以下の記事があった。
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■NYタイムズ、河野談話見直しを酷評

 米紙ニューヨーク・タイムズ(3日付)社説は、旧日本軍による慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」に関し、安倍晋三首相が有識者による再検討の必要性を強調したことに対し「重大な過ち」と強く批判した。
 社説は、12月31日付の産経新聞に掲載された安倍首相へのインタビュー記事を引用し、安倍首相を「右翼の民族主義者」と呼び、「朝鮮などの女性を強姦、性奴隷にし、第二次世界大戦で侵略したことへの謝罪の見直しを示唆した」と非難した。また、「こうした修正主義は、日本にとって恥ずべき愚かなことだ」としている。(ワシントン 佐々木類)
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 こちらの記事も、2007年のアメリカ下院の慰安婦決議から考えて、当然予想されたアメリカの反応である。これに対して、安倍首相はどのように対応するのか。「心外」などと言わないでほしい。当然予想されたアメリカの反応なのだから。日本を取り巻く状況は6年前より悪化している。安倍首相にはこれに対抗する勇気と智恵があるのか、それが問題である。野党の立場で勇ましいことをいうだけなら、誰でも言える。

 安倍首相は訪米を急ぎ、対米重視を掲げて難問はすべてアメリカ頼みの様相を呈しているが、アメリカに頼めばすべてが解決するわけではもちろんない。アメリカはタダでは日本の頼みは聞いてはくれない。見返りは高くつくかも入れない。

 外交として当然のことばかりだが、安倍首相を見ていると何とも心許なく不安が募る。安倍首相は日本国民が国政を託するに足る人物ではないと思う。

No.140 - 2013/01/05(Sat) 07:41:58 [pon218-252.kcn.ne.jp]
お粗末な韓国の司法、明白な条約義務違反に、遺憾の意でいいのか / 安 藤
お粗末な韓国の司法、明白な条約義務違反に、遺憾の意でいいのか

靖国神社放火犯引き渡しをめぐる産経新聞と読売新聞の記事です。
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〈読売新聞〉
靖国放火容疑者の引き渡し拒否、韓国に遺憾の意

 日本政府は3日、ソウル高裁が靖国神社に放火した疑いのある中国人容疑者を日本に引き渡さないと決定したことに対し、ソウルの日本大使館を通じて韓国政府に遺憾の意を伝えた。

 ただ、今回の決定は韓国次期大統領の朴槿恵パククネ氏の就任前であることから、政府内では今後の日韓関係への影響は限定的との見方が支配的だ。安倍首相は2月の朴氏の大統領就任にあわせて日韓関係の修復に意欲を示しており、政府高官は3日、「深刻な事態とは受け止めていない」と語った。

 日韓関係は、昨年8月の李明博イミョンバク大統領による竹島上陸で冷え込んだが、同年秋頃から閣僚レベルの交流が復活するなど、改善の兆しが見えていた。

(2013年1月3日23時55分 読売新聞)
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〈産経新聞〉
中韓合作、条約骨抜き 放火男、引き渡さず “反日無罪”揺らぐ司法

 【ソウル=加藤達也】ソウル高裁が、靖国神社の門に放火した中国籍の劉強容疑者(38)の日本への引き渡しを拒否したのは、韓国が国内の反日勢力と中国の圧力に屈したもので、日韓間の犯罪人引き渡し条約を中韓合作で骨抜きにしたとの見方もできる。安倍晋三首相は4日、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を特使として韓国に派遣する予定だが、政権交代を機に改善を模索していた日韓関係が再び悪化する可能性が出てきた。
                   ◇
 日韓の間には犯罪人引き渡し条約があり、韓国法務省は劉容疑者について「引き渡し対象犯罪に該当する」といったん判断していた。にもかかわらず、韓国が一転して中国への引き渡しを認めたのは、中国が「人道問題だ」などとして韓国側に外交圧力を加えた上に、韓国の反日勢力が声高に日本への引き渡し拒否を叫んだことがある。

 条約を適切に履行するよう求める日本政府と中国との間で板挟みとなった韓国政府は、「行政府の権限外」にある司法の判断に委ねることで条約不履行の問責を免れる道を選んだ。

 高裁は劉容疑者の慰安婦問題などに対する考えを持ち出し「韓国の憲法や多数の文明国家が目指す普遍的価値と軌を一にする」(黄漢式裁判長)とした。韓国政府が慰安婦問題をめぐり日本を国際政治の舞台で批判する際に用いてきた論法を援用したものだ。

 刑事事件とは別の根拠を適用して「政治犯」と認定する二重基準を示したもので、韓国の刑事司法当局には「韓国の司法への信頼を揺るがしかねない」と懸念する声も聞かれる。

 韓国の憲法裁判所は2011年8月、元「慰安婦」の賠償請求権をめぐり「政府が具体的措置をとってこなかったことは違憲」と判断。外交通商省が日本側に賠償請求権確認の協議を申し入れざるを得なくなったことも、司法主導で“反日無罪”を容認する今回の流れと無縁ではない。「日本の過去の責任」を唱えれば政府も司法も抗しきれない可能性のある韓国のムードを反映したものといえる。

平成25年 (2013) 1月4日[金] 
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 北朝鮮の工作員が韓国に潜入し、大統領官邸に放火して政治犯だと主張したらどうなるのか。大統領暗殺を謀って失敗し、日本に逃亡して政治犯だと主張し、北朝鮮が政治犯として韓国引き渡しに反対したらどうなるのか。

 考えてみれば馬鹿でも分かる話である。それが分からない韓国の司法はアホである。分かっていてしているなら司法の名に値しない。それに対して遺憾の意で済まそうとする安倍政権もアホである。間抜けな記事を書いている読売新聞もアホである。

 韓国は価値観を共有する国でないことは明白である。中・韓アホ馬鹿2国との関係を見直すべきである。

 

No.139 - 2013/01/04(Fri) 08:40:04 [pon218-252.kcn.ne.jp]
拙速、稚拙な安倍外交 / 安 藤
拙速、稚拙な安倍外交

 韓国は靖国神社に放火した中国人犯人を日本に引き渡さず、中国に送還することを決定しました。靖国神社に対する放火は政治犯罪で、犯人は政治犯であることが理由とされています。動機が何であれ放火は刑事犯罪です。日本政府としては到底受け入れられない決定です。

 明日、政府特使として額賀氏を訪韓させるという絶好のタイミングとなりました。安倍首相はどう対応するのでしょうか。竹島、靖国に関する選挙公約をすべて反故にし、「韓国とは価値観を共有する」などとばかげたことを言っているからこうなるのです。

 韓国とは価値観を共有しないことが明らかになった以上、抗議の意思表示として額賀訪韓は中止すべきです。安倍自身の拙速で稚拙な外交に対して、何等かの形で責任を明確にすべきだと思います。

No.138 - 2013/01/03(Thu) 23:47:23 [pon218-252.kcn.ne.jp]
安倍首相の負の実績作り / 安 藤
安倍首相の負の実績作り

 安倍首相は尖閣諸島に公務員を常駐させるとの選挙での約束を実行しないこととしました。
 政府主催の竹島の日実施を見送り、靖国神社参拝も見送り、結果として選挙で“公約”とした主要な約束はすべて反故にしたことになります。

 これは、国内問題ではないので、単に公約の不履行という以上の重みがあります。つまり、中・韓両国の反対によって断念したという負の実績を作ってしまったと言うことです。今後、一度断念したことを再開することは、今まで以上の中・韓の抵抗を招きます。

 野田首相は、自国の領土内の土地を、国内法の手続きによって国有化するという当然のことを、中国の干渉、抵抗を排して実施しました。これは尊いことです。
 一方の安倍首相は国有地に公務員を常駐させるという、当然のことを口ではやると言いながら、そのための努力を何もすることなく、まだ、中国の反対すら起きていない段階であっさりと撤回してしまいました。

 目先のことだけ考えれば、中国の暴力を招いた野田首相のやり方よりも、安倍首相の方が賢いかのように見られるかもしれません。しかし、安倍の対応はわが国の将来に災いとなることは確実です。

 公務員常駐断念は中国にとっては一つの成果です。彼等は必ず次の成果をねらってきます。今後は、日本の公務員が常駐はおろか上陸することにすら強硬に反対し、日本の公務員は尖閣諸島に上陸出来なくなるかもしれません。

 公務員の常駐を実行する意思がないならば、最初から言わないでいた方が外交上は遙かにマシであったと言えます。国内の選挙目当てだけで派手で勇ましいことを言って、選挙で勝てばあっさりと撤回する。それが外交上の不利益となろうとも意に介さない。無責任極まりありません。

 その辺のことが彼は分かっているのでしょうか。勇気も智恵もない安倍首相によってわが国は窮地に陥るおそれがあります。

 彼の行動はすべて7月の参議院選挙を意識しての事と言われていますが、今回の衆議院選挙では、積極的に自民党、安倍総裁が支持されたと言うよりも、民主党への不信任が自民党への投票になったと言われています。そして、自民党が勝ちすぎたと認識している人が少なくないと言われています。その選挙直後に公約を次々に反故にしている自民党、安倍首相を見る有権者の目は決して甘くないと思います。少なくとも、7月の参議院選挙で安倍がどんなに勇ましいことを言っても、誰も信用しないことは間違いないと思います。

No.137 - 2012/12/30(Sun) 11:48:51 [pon218-252.kcn.ne.jp]
韓国に対する幻想を捨てるべき / 安 藤
韓国に対する幻想を捨てるべき

 安倍は公言していた政府主催の竹島の日行事を取りやめた。これは韓国に対する配慮とされているが、韓国の不当な中止要求に対する理不尽な譲歩と言わざるを得ない。

 野田総理は尖閣諸島の国有化に対する中国の理不尽な中止要求を、断固として受け入れなかった。当然のこととはいえ、この判断は決して容易なものではなかったと思う。安倍に同じ事が出来るだろうか。目先の「大局」のために、断念する可能性が高い。
 あのとき国有化を断念していれば、日本は1歩も2歩も後退したことになる。

 日本は竹島海域に巡視船を派遣しようとしたわけではないのである。国内で竹島の日を制定し記念行事をすることに対する、韓国の中止要求をなぜ受け入れなければならないのか。

 韓国が日本を外国と見ていない。それがこのような中止要求として表れたものと考えられる。しかし、だからといって日本がこれに呼応する対応をする理由は全くない。韓国が日本を外国と見ていないからと言って、それを韓国が日本に取って友好的であると解釈するのは誤りである。

 韓国は、単に日本に対して、なれなれしく、図々しいだけである。日韓国交正常化以来の、日韓の動きを見ればそれは明らかである。韓国が日本に対して、両国の2国間関係において、あるいは国際社会において、日本に対して友好的であったことは一度もない。常に敵対的であったし、今もそうである。この現実を直視すべきである。

 日本の韓国に対する誤解の積み重ね、誤解の連続が今日の日韓のいびつな関係を作ったのである。慰安婦談話、教科書の近隣諸国条項、すべて同一線上の誤りである

 韓国は隣国である。それは事実であるが単にそれだけである。NHKは、単に韓国と言うべき時に、「お隣の」という枕詞を付けることを常としているが、これは大きな間違いである。韓国が隣国であることは改めて言うまでもなく、視聴者が知るところである。それをいちいち韓国に限って枕詞を付けることは、視聴者に韓国が日本にとって特別な国であるかのごとき印象を与える。

 韓国は日本にとって特別な国ではない。少なくとも特別に好意的に対すべき国ではない。強いて言えば特別に用心すべき相手であるに過ぎない。隣国との関係は敵対的でないことが望ましい。それだけである。

 日本は韓国に対して譲歩に譲歩を重ねてきた。それに対して、韓国は日本の譲歩に対して、何か譲歩をしたか。今回安倍の譲歩に対して韓国は何か譲歩をしたか。日本の譲歩に対して、それと同等のあるいはそれ以上の譲歩を韓国から勝ち取っていたのなら、それは外交といえる。
 それがなければ外交の体をなしていない。誤解してはいけない。韓国は外国なのである。安倍は国内政治の延長で物を考えていないか。

 日本の一方的譲歩に終始し、多額の経済的支援をして、政治的・経済的敵対者を育成する結果となった戦後の対韓外交は「失敗」として総括されるべきである。

No.136 - 2012/12/29(Sat) 07:58:42 [pon218-252.kcn.ne.jp]
安倍の言葉は紙のように軽い / 安 藤
安倍の言葉は紙のように軽い

 公約ではないから、言ったことに対して政治家として責任を負わないと考えているのなら、今後、彼の言うことは公約と明言しない限り誰も信用しなくなる。それでいいのか。
 彼の言葉は紙のように軽くなる。言葉が軽いと言うことは、脳みそが軽いと言うことにつながる。
 
 靖国神社参拝に関して軽口を叩くような振る舞いは、神社、英霊に対する冒涜である。

No.134 - 2012/12/28(Fri) 09:34:29 [pon218-252.kcn.ne.jp]

Re: 安倍の言葉は紙のように軽い / セイ
・竹島の日政府式典見送り
・靖國参拝見送り
・竹島公務員常駐は「検討」どまり

選挙中はあいまい路線、選挙が終わってから露骨にこれですと、一体何のための選挙だったのだろうと思いますね。
選挙が終わった後に言う話は、選挙が終わる前にハッキリ言っておくべきだと思う。でなければ国民は選挙で何をどう判断して何を決定できたのかすらハッキリしない。
安倍は「参院選までは安全運転」などと、全く国民をバカにした事を言ったようだが、参院選挙後はしばらく国政選挙がない状態が続くので、
要するに軋轢や問題になりそうな重要政策はそれまで何も言わないし、手もつけませんと言うことであって、そんな方針はおためごかしと言う他無いではありませんか。

No.135 - 2012/12/28(Fri) 15:27:10 [i223-216-192-62.s41.a016.ap.plala.or.jp]
安倍はアホである / 安 藤
安倍はアホである

 11月23日の読売新聞は、「尖閣・竹島も慎重…安倍氏、靖国参拝見送り意向」と言う見出しで、次のように報じていました。
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 安倍政権は、政策の遂行も安全運転に徹する構えだ。

 自民党は衆院選の政権公約を詳細に説明した「J―ファイル」で、沖縄県の尖閣諸島に「公務員を常駐」などと明記している。

 しかし、安倍氏は22日、山口県長門市で記者団に、「『検討する』と何回も申し上げてきた。『検討する』ことに変わりはない」と述べた。党の考えは一貫していると強調しつつ、公務員の常駐など尖閣諸島の実効支配強化策は当面「検討」にとどめ、関係が冷え込んでいる中国を刺激しない考えをにじませたものだ。

 安倍氏はJ―ファイルで「政府主催で2月22日の『竹島の日』に式典を開催」としたことについても、「慎重に考えたい」とトーンダウンさせている。日韓両国の首脳交代が、竹島問題で悪化した関係を修復する好機になるとみているためだ。

 靖国神社への参拝に関しても、安倍氏は総裁就任直後の10月、秋季例大祭に合わせて参拝したが、来年の春季例大祭での参拝は見送る意向だ。
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 不当な干渉に屈した「友好」は友好の名に値しない。
「中国を刺激しない」とは、中国の暴力に屈したのと変わりがない。
公約を「検討」と言い換えるのは、詭弁である。

 安倍は野田前政権がした努力、韓国の慰安婦抗議をはねつけ、通貨スワップを削減したこと、中国の暴力に屈せず尖閣国有化断念しなかったこと、をすべて水泡に帰させている。
安倍はアホである。鳩山と変わるところがない。いや、計画的に国民を欺いている点では鳩山以下である。
 鳩山は少なくとも自力で政権を取った。安倍は棚からぼた餅に過ぎない。

 後は再び石原慎太郎に期待するしかない。橋下はどう動くか。埋没しかけた維新の会の出番が出来た。

No.133 - 2012/12/24(Mon) 07:12:57 [pon218-252.kcn.ne.jp]
早すぎる背信、お粗末すぎる安倍晋三 / 安 藤
早すぎる背信、お粗末すぎる安倍晋三

 12月21日の日経のホームページは次のように報じていました。
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「竹島の日」式典見送り 自民総裁、額賀氏を韓国派遣
2012/12/21 11:20 記事保存

 自民党の安倍晋三総裁は21日午前、韓国大統領選での朴槿恵(パク・クンヘ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を総裁特使として同日中に韓国に派遣すると記者団に明らかにした。同党の衆院選の政策集で竹島を日本に編入した日にあたる2月22日に政府主催の式典を開くとしたことについては「総合的な外交状況を踏まえて考える」と述べた。来年の開催を見送る考えを示したものだ。

 日韓関係は韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸や旧日本軍による従軍慰安婦問題などで悪化している。北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射するなど地域情勢が緊迫するなか、26日に首相就任予定の安倍氏は両国の政権交代を機に、特使派遣と政府主催の「竹島の日」式典見送りで、両国関係の早期修復につなげたい考えだ。

 安倍氏は特使派遣の理由について「韓国初の女性大統領で大変期待している。日韓関係を発展、改善させていきたいという思いを込めて訪問してもらう」と述べた。額賀氏に朴氏あての総裁親書を託すことも明らかにした。

 朴氏側も安倍氏の特使派遣を前向きに受け止めている。ただ、当選直後の朴氏の日程は立て込んでいる。額賀氏と朴氏の会談について日本側は22日を希望しているが、朴氏側の関係者は「朴氏の週末の日程を押さえるのは難しく、困っている」と明かした。日程の調整は難航する可能性もある。

 自民党が「竹島の日」の政府式典の開催日に想定してきた2月22日は韓国大統領就任式(同月25日)の直前にあたる。党幹部の一人は日本経済新聞の取材に、政府式典を来年は開催しないと明言。石破茂幹事長は21日の記者会見で「北朝鮮や中国の最近の動きを考えたときに、北東アジアの安全保障状況をどう好転させるかという文脈の中で判断しなければならない」と指摘、政府主催の式典開催に慎重な考えを示した。

 2月22日は島根県が「竹島の日」として式典を開いており、韓国側は強く反発していた。自民党は衆院選の政権公約として発表した「総合政策集」の中に「政府主催で2月22日を『竹島の日』として祝う式典を開催する」と明記していた。
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 2月19日に韓国の大統領選挙があることは、自民党が公約集を作るときにすでに分かっていたことです。韓国で新大統領が選出されたことは、公約を履行しない言い訳にはなりません。選挙が終わってまだほとぼりが冷めない内の公約破棄は、政治家の罪として重罪です。有権者に対する背信行為です。

 それに一体なぜあわてて特使を派遣する必要があるのでしょうか。

 経緯を振り返れば明らかなとおり、竹島を巡って日韓関係が悪化したのは、すべて韓国側の責任です。関係改善を望むのであれば韓国が特使を派遣すればいい話です。

 このような自分の言ったことに責任を負わない政治家は、諸外国に舐められることは必至です。靖国神社、尖閣問題で中国に揺さぶられることは必至です。彼はそれに耐えられないでしょう。

 これに比べれば野田総理は立派でした。李明博が“慰安婦”で執拗に食い下がっても微動だにせずはねつけました。竹島問題では、韓国に対して通貨スワップの削減という対抗措置も講じました。中国がいくら圧力をかけようが国有化の方針がぶれることがありませんでした。安倍ではとてもこうはいかないでしょう。

 アメリカのオバマ大統領は安倍自民党勝利に祝意のメッセージを寄せ、その時に野田首相の日米関係への貢献に感謝の意を表明しました。アメリカに感謝されることが即日本のためになったとは言えませんが、野田総理は、前任のアホ二人が残した負の遺産を抱えて、尖閣・竹島で困難なときに、評価すべき働きがあったと思います。

No.132 - 2012/12/21(Fri) 19:10:43 [pon218-252.kcn.ne.jp]
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