コースタイム 7月30日 6:00 さいたま三室(セブンイレブン)発 首都高、中央道経由 甲府昭和IC 夜叉神の森駐車場9:16 夜叉神の森発9:38 夜叉神峠小屋10:46 杖立峠12:24 苺平14:31 南御室小屋着15:12 7月31日 4:20起床 南御室小屋発5:00 薬師岳6:22 観音岳7:17 地蔵ヶ岳(標識)8:51 オベリスク中腹(ここで引き返し)9:00 高嶺10:20 白鳳峠11:05 白鳳峠入口13:14 広河原13:30 バス乗車14:00 夜叉神の森14:40 帰路
所感 前回、鳳凰三山を訪れたのは平成23年9月であるから、約12年振りということになる。前回は単独であったが、今回は2人のメンバーに同行して頂いた。なお12年間のブランクと複数人数ということで、前回と同じコースタイムはまず無理との判断から、早めに南御室小屋に至る逆コースとした。また、29日は南御室小屋が満室とのことから1日ずらしての実行となった。 7月30日、拙宅近くのセブンイレブンまで迎えに来て頂き、首都高、中央道経由で南アルプス市に至る。今回、最大の懸案事項として夜叉神の森駐車場が満杯のため、芦安まで戻ることであったが、芦安駐車場の誘導員のおかげか、夜叉神の森駐車場に空きがあり、ほぼ予定どおり、9時38分に歩行を開始することができた。 夜叉神峠まで最初から急登となり、大粒の汗が噴き出す。しかし、埼玉とは異なり、30度ほどであろうか、涼しい気温と時折吹く風のおかげで気分は爽快である。夜叉神峠からは白峰三山(北、間、農鳥)が望まれるが、あいにく丁度三峰の頂上に雲がかかり、三山の景色を望むというわけにはいかなかった。 杖立峠にて休憩を取る。この先、当山域の特徴であるが、鉄管を組んで作った櫓が今後所々に見られた。ふと目の前に小鹿が姿を現す。人に怯える様子もなく、登山道の中央に陣取っていたが、木陰に消えていった。その後、苺平にて休憩し、16時前に南御室小屋に到着した。ここで、乾杯し夕食のあと、翌日に向けて就寝となった。 翌31日は朝4時頃に目覚める。朝食は前日におにぎり2個を頂いていたので、それをあとで頂くことにして、5時に出発する。薬師岳に至る途中、森林限界を過ぎたあたりから、左側に白峰三山が姿を現す。昨日とちがって雲ひとつなく、三峰とそれをつなぐ稜線を望むことができた。加えて、右側には富士山が姿を現した。薬師岳頂上からも同様の眺望が得られたが、何と言っても圧巻は観音岳頂上からの眺望であり、白峰三山に加えて、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳の眺望が得られ、眼下には地蔵岳岩峰(オベリスク)が望まれた。しばし、眺望を堪能した後、足を進める。 オベリスクは鳳凰三山を象徴する風景と言っても過言ではない。前回は遠目に見たオベリスク、今回はどこまで接近できるかを試みた。先行する若手二人はかなり上まで登っている。一方で、このオベリスクには道標やペイントが一切なく、完全に自己責任で登れと言わんばかりである。だいたいオベリスクの中腹、甲斐駒ヶ岳が望まれるあたりで引き返すことにした。 高嶺からハインツの藪をかき分けて、白鳳峠に至る。ここからは急な下りが待っている。最初はガラ場を歩き、樹林帯に入ると、やたら倒木が多い。確か12年前はこれほど多くの倒木はなかったと記憶しているが、その間に崩れたのであろうか。疲れた体にムチ打ち、どうにか白鳳峠入口まで降り、広河原には13:30、バス発車の30分前に到達することができた。下山後、金山沢温泉に入ったが、我々が入った直後に多くの人が入り、間一髪で混雑を免れた。その後、甲府市内のほうとう食堂「小作」にて山梨名物ほうとうを堪能し、帰路となった。
|
No.1504 - 2023/08/04(Fri) 00:50:01
|