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記事No.1688に関するスレッドです

穂高三峰周回縦走 / Endo
コースタイム
8/29 さいたま市三室発6:00 首都高、中央道、長野道、松本IC経由 沢渡バスターミナル着10:47 発11:30 上高地バスターミナル着12:01 発12:35 河童橋12:44 明神への分岐12:59 風穴13:45 岳沢小屋15:20
8/30 岳沢小屋5:40 竹沢パノラマ(展望台)7:30 紀美子平8:30 前穂高岳9:20 紀美子平10:11 吊尾根最低コル11:09 南稜の頭12:23 奥穂高岳12:37 穂高岳山荘13:28 涸沢岳14:00 最低コル15:31 南稜分岐16:53 北穂高小屋17:10
8/31 北穂高小屋6:10 南稜経由 涸沢ヒュッテ8:26 発8:55 横尾11:02 徳沢12:00 発12:40 明神13:36 岳沢分岐14:25 河童橋14:39 上高地バスターミナル14:45 バス乗車15:15 沢渡バスターミナル15:50

所感
 台風10号発生の中でもあり山行中止も頭をよぎった。しかし、台風の速度が予想以上に遅く、関東への接近が9月1日という予報変更を受け、とりあえず岳沢小屋まで行き、あわよくば前穂高岳でも登ることができればと考え、同行者T氏に打診したところ、快諾を得たため行くことにした。
 松本ICまでは、平日ならば渋滞はないと踏み、中央道経由とした。ほぼ予定どおりに沢渡駐車場に到着し、バスを乗り継いで上高地へ到着、準備をして歩き始める。台風接近ということもあり、雨の中、やたら蒸し暑い。岳沢名物の風穴でさえ、涼を得るにはもの足りない。数歩歩いては暑さで休止を余儀なくされる(妻が用意してくれた冷凍飲料にだいぶ救われたが)。そのような状況でやっとのこと、岳沢小屋に到着する。岳沢小屋への宿泊は、平成23年以来13年振りであった。生ビールで乾杯のあと、夕食となる。夕食のカレーはなかなか豪華と感じた。台風予報の中、小屋への宿泊は我々を含めて4名であった。
 翌朝目が覚めるとややガスがかっているものの、雨は止んでいた。また、天気予報では曇りであることもあり、前穂高と奥穂高を目指すことにした。重太郎新道はかなりの急登であり、順調に高度を上げていく。台風予報のせいか行き交う登山者は少ないなか、オランダや韓国から来られた外国人登山者が目立った。紀美子平にザックをデポし、前穂高岳を目指す。雨は降っていないものの、前回同様、頂上からの眺望は得られなかった。どうも前穂高岳とは相性が良くないようだ。
 紀美子平まで下ると、ガスが晴れた。吊尾根を進んでいくうちに左に上高地、右に涸沢の眺望が得られ、これから目指す北穂高岳を望むこともできた。奥穂高到達の前、左前方にジャンダルムが視野に入り、その頂きに人影が見えた。どうやら単独者のようで、写真撮影をしているように見えた。奥穂高岳頂上では我々二人だけで眺望を堪能した。奥穂高岳から穂高岳山荘を目指していると、足元に雷鳥を見かけた。あたりを見回すと、他にも二羽見かけた。昨年行った大天井や常念では出会えなかっただけに、ついている気分となった。
 穂高岳山荘で息を整え、本日の目的地、北穂高岳を目指す。涸沢岳頂上までは、歩きやすいルートであり、頂上付近までは順調に進む。しかし、涸沢岳からの下りは険しいルートであり、鎖やボルトに頼らずに進むことはできなかった。13年前、雨の中このルートを通るのはやはり不可能であったかもしれない。最低コルからの登り返しもまた鎖やボルトが設置された難コースであった(一昨年に通った剣岳、カニのタテバイに匹敵するか、それ以上かもしれない)。どうにかへとへとになりながらも、北穂高小屋に到達した。北穂高小屋は予約段階では満員とのことであったが、やはり台風予報のせいか、余裕があった。この小屋の名物とされる豚の生姜焼きは、生ビールによくあった。
 最終日、朝5時に目が覚めると、雨であり風も吹いている。雨の中を下る覚悟を決めたが、朝食を取り終えると、雨が止み、風も収まってきた。外に出ると、槍ヶ岳を望むこともでき、準備を整えて下山を開始した。南稜コースはガラ場、岩場が連続するコースであるが、どうにか下った。涸沢に近づくと雨が降り出した。涸沢ヒュッテにて雨具を着こみ、下山を開始する。当初はパノラマコースを辿る予定であったが、悪天候で眺望も得られないうえに、足場も不安が残ることから、横尾を通るコースへと変更した。
 一般道とはいえ、雨で濡れた岩は滑りやすく、幾度となく足を取られた。横尾にて息を整え、徳沢のレストハウスにてチャーハンを食して上高地を目指した。明神から河童橋へのルートは土砂流出のため通行止めとなっており、明神橋を渡って迂回する。
 河童橋に到達し、岳沢を見上げると上半分がガスの中であり、昨日、吊尾根から上高地が望まれたのは奇蹟に近かったのかもしれない。上高地にて荷物と服装を整え、バスにて沢渡駐車場まで戻った後、沢渡大橋バス停に近い、さわんど温泉梓湖畔の湯(確か以前にも何度か寄った)にて汗を流し、帰路となった。

No.1687 - 2024/09/01(Sun) 19:42:28

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
ルート図
No.1700 - 2024/09/01(Sun) 19:59:14

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
やっとのことで岳沢小屋に到着。乾杯。
No.1699 - 2024/09/01(Sun) 19:57:57

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
岳沢小屋夕食、カレー。
No.1698 - 2024/09/01(Sun) 19:55:55

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
途中、行き交ったオランダからの登山者。
No.1697 - 2024/09/01(Sun) 19:54:49

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
前穂高岳頂上にて、今回も眺望得られず。
No.1696 - 2024/09/01(Sun) 19:53:39

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
ジャンダルム頂上に人影。
No.1695 - 2024/09/01(Sun) 19:52:32

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
奥穂高岳頂上は我々二人だけ。
No.1694 - 2024/09/01(Sun) 19:51:40

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
奥穂高岳頂上付近にて、雷鳥と出会った。
No.1693 - 2024/09/01(Sun) 19:50:48

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
北穂高岳名物の豚肉生姜焼き。
No.1692 - 2024/09/01(Sun) 19:49:47

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
北穂高岳頂上より、前日通った奥穂高岳〜涸沢岳。
No.1691 - 2024/09/01(Sun) 19:48:28

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
北穂高岳頂上より前穂高・奥穂高岳を望む。
No.1690 - 2024/09/01(Sun) 19:46:59

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
涸沢ヒュッテにて、雨が強くなった。
No.1689 - 2024/09/01(Sun) 19:45:54

Re: 穂高三峰周回縦走 / Endo
上高地バスターミナルに到着し、ほっと一息。
No.1688 - 2024/09/01(Sun) 19:44:09