斉藤です。 登頂としては15年ぶり、山行としては2年ぶりに槍ヶ岳に5人でいってきました。コースは一般的な槍沢コースです。 8/5 新宿発の夜行直行バスにて出発、 眠れないかと思いましたが結構眠れ上高地につく頃にはすっきり目覚めました。 8/6 バスターミナルにて身支度をすませます。 いざ出発。 すぐに河童橋につきます。 そこからは岳沢がくっきりと見え 登行意欲がいやがおうにも増してきます。 ここからしばらくは高度は稼がず平行移動で準備運動のようなものです。 明神につくと明神岳が目の前にデーンと現れます。 徳沢を過ぎると12年前の槍・穂高縦走(大キレット)の際に通った奥又白谷からの パノラマコース (涸沢へのショートカットルート)が見えます。 いまから思えばテント装備でよく このルートを 通ったものだと感慨にふけますね。(たぶん 今では無理でしょう) 横尾につくと屏風岩が、それこそ屏風のようにそそり立ちます。(これも誰か登るんでしょうね) ここまでは平行移動 なので楽々でしたが、登りに入ります。 けっこう簡単に槍見河原につきました。 この付近は沢のそばでマイナスイオンが いっぱいです。 ひと登りで槍沢ロッジにつきました。 午前中についてしまいましたが本日の行程はここまでなので 生ビールで乾杯です。 あまりに咽が渇いていたので2杯も飲んでしまいました。 天野さん おつまみ差し入れありがとう。 ギュウギュウ詰めの小屋で早めに就寝し、明日に備えました。 8/7 前日 弁当を頼んでおいたので 朝食待ちの登山客を尻目にベンチで朝食をとり5時過ぎにはロッジを出発しました。 はじめは楽な登りでしたが大曲をすぎ天狗原分岐手前から急登に入ります。 まだ槍の穂先は見えません。 いくつか 雪渓を渡りグリーンバンドにつくと目の前に槍の穂先がみえました。 また チングルマを始めとするお花畑が沢山 現れてきました。 トイレにもよりたかったので殺生ヒュッテにいったん上がり休憩をすませ槍の肩に向けて再出発です。 簡単につくと思いましたが空気が薄いせいかつづらおりが苦しかったですね。(後から聞くとみんな苦しかったらしい) 槍ヶ岳山荘につくと誰か言い出したのかラーメンを食べることになり、穂先への登頂のエネルギーを摂取しました。 空身で槍の穂先にとりつきました。 さすがに深江リーダはサクサクと登っていきます。 30代二人はちょっとビビリ気味 もうひとりの斉藤さんはルンルンでおしゃべり全開です。 あっという間に頂上につき、写真だけをとり穂先から 降りることにしました。 下る方のが難しくペースは遅くなりました。 直後のパーティのオバサンが接近してきて 何度も手を踏まれそうになりました。(間隔をあけましょうね) 槍の肩に戻り持ち上げたグレープフルーツで リフレッシュして、またザックをかついでヒュッテ大槍に向かいます。殺生ヒュッテからのトラバースルートを 使いましたがあまり歩かれていないせいかお花畑全開で沢山の花がみられました。(花の名前はよく分かりません) 14時前に小屋につき、外のベンチでまた祝杯です。 槍の穂先を見ながらのビールは旨い。(ザックの中に 漏れだしたキムチの汁は臭ーい) ヒュッテ大槍の楽しみは食事です。 数ある小屋の中でも一番おいしいです。 混雑した小屋で就寝につきました。 8/8 早めに起き、日の出をみることにしました。 燕岳方面からあがってきます。 雲と山がオレンジ色です。 日の出だけかと思ったら背後の大喰岳付近には虹がかかっていました。 二重の感激です。 朝食とり下山開始です。 ヒュッテ直下のつづら折りを慎重に降り槍沢をグングン高度を下げてゆきます。 3時間半で槍沢ロッジにつきました。 これからは傾斜がかなり緩やかになるのですが疲れてきたせいか 上高地までの距離が長ーく感じられました。 上高地につくと観光客でごった返し、さっさと通り抜け 温泉に入りリフレッシュ、 バスで新島々へ電車で松本へ長野回りで新幹線で戻ってきました。 二泊三日でこのコースは余裕が出来てちょうどいいですね。(花もゆっくり見られ、ビールもゆっくり飲め 車を使わないので ゆっくりかえって来られます) 新幹線の中での祝杯で 次の山の話題がいくつも出ていました。 さて 9月か来年か?
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No.16 - 2010/08/09(Mon) 11:48:33
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