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記事No.20に関するスレッドです

西穂高岳 / 渡辺
 8月28日(土)〜29日(日)の両日で西穂高岳に行って来ました。今年の暑さは高気圧の強さを物語っており、好天で安定した山の天気を保障していて自然の中で活動する山好きな人間にとって最高の環境を与えて貰っていますが、しかしそれも程度問題で、西穂山荘の夜は山とは思えない暑さで、窓を開け半袖で寝てもびっしょり汗をかく始末。心地よい秋風に吹かれる予想に反して、ここでも熱帯夜のようで、寝付かれない方も多かったようです。
 独標までは多くのハイカーが登っていました。景色を堪能するならここまででも充分。眼下に上高地の帝国ホテルやかっぱ橋が見えます。まだ早いのでバスターミナルには数台バスしか止まっていませんでした。
 コースは12のピークを辿ります(今年から全部のピークに番号が表示されました。遭難箇所の通報・把握のためだそうです)。岩稜地帯を歩くので落石や滑落に注意しながらの上り下りしますが、しっかりコースを辿れば何の問題もありません。ただ、独標から山頂方向への下りと山頂直下の急斜面は、難儀している登山者が多かったように思いました。
 西穂高山頂で前方に立ちはだかるような吊尾根の広がりを見ながら、次はあのコースを歩きたいと思いました。
 途中単独の若い女性に「どちらまでですか」と声をかけた所「奥穂まで」と簡単に答えられて暫し無口になった私ですが、彼女の身のこなしを見ていると、風のように颯爽と軽やかに岩稜を超えていく姿は、久しぶりに「かっこいい登山者」として目に焼きついています。
 いつかはジャンダルム?いやいや。止しとこう。

No.20 - 2010/09/04(Sat) 10:04:51