朝は曇り。5時に日信会館に集合して東北自動車道を一路北に向かう。 那須高原スマートICで出た時点でも曇り。ただマウントジーンズスキー場駐車場から眺めた山は雲の切れ間から綺麗に顔を出し、台風前の週末に選んだ日取りと山域が正解であったことを覗わせた。 ゴンドラに乗って頂上駅に着くと、この高さではありえないが眼下に雲海が広がる。珍しい景色に一般観光客と一緒に展望台からその文字通り海のような様子を眺め、さらに気象予報士の資格を持つ藤田氏の説明を仰げるのがありがたい。 山頂の予報気温9度の予想を裏切る気温と、木陰も無く照りつける日差しに早々に半袖になり、足場の崩れを予防するために張ったワイヤーネットの固める歩きにくい急な上りに苦しめながら、赤面山分岐に到着。しばし休憩する。正面左に見える旭岳山頂にはまるで林立する枯れ木に見えるような沢山の登山客の姿が見える。それに比べてこちらは貸し切り5歩手前のようなスキッぷり。暑さに閉口しつつもユッタリとした秋の山を楽しむことができて嬉しい。 分岐からは気持ちのいい稜線歩きを味わい、やがて山頂到着。狭い山頂はそれでも多くの人出埋め尽くされ、見つけた隙間に陣取っての昼食タイムとした。時折吹き抜ける風とリーダーから頂いた珈琲がまた美味しい。周りの山々を同定し景色を堪能していると、雲海の遥か彼方に富士山の微かな影を発見し、これまた得した気分を味わう。 下りは楽しい会話を挟みながら快調に歩を進める。ゴンドラ山頂駅では皆で冷たい水目掛けて一目散になったのが、この山行の一番の目論見違いが何であったかを物語っていた。
↓山頂からの眺め
|
No.393 - 2014/10/19(Sun) 11:28:52
|