[ 掲示板に戻る ]

記事No.486に関するスレッドです

白根二山 / sakata
北岳・間ノ岳晩夏 H27.8.21〜23  雨、曇り晴れ、晴れ

私事ですが2011年に北岳を予定しながら台風で延びていた北岳にFさんと行ってきました。
当初は白根三山縦走を虎視眈々と計画しながらも、直前の雨予報で白根二山と相成りました。

8月21日朝一で甲府の広河原行きのバスに乗る。11時過ぎ白根御池に向けて歩き出すも3時の雨マークが12時から降り出す。
ずぶ濡れになりながら14時半に白根御池小屋に到着、乾燥室を借りる為に素泊まりを申し込む。取敢えず寒さは凌げた。ランプの自炊場で夜の宴に酔う。部屋も綺麗、小屋も張り替えたように綺麗、市営小屋である。20時就寝寝具が暑かった!

朝の4時自炊場に行くとバットレスに出かける3人パーティと話す、夕べの雨と早朝からのガスで緊張が伝わってきた。
5時スタート二俣から八本歯のコルを目指し雪渓の夏道を登る。今年の融雪は早く崩壊寸前である。雪融けの傍らの花々は圧巻としか言いようの無い花盛り。

大樺沢には、イブキボウフウ、チシマギキョウ、トラノオ、ハクサンフウロ、イワオトギリ、ヤマホタルブクロから始まり北岳に行くと固有のタカネビランジ、ミヤマハナシノブ、キタダケトリカブト、見れなかったがタカネマンテマ、イワベンケイ、キンロバイ、オンタデ等々並べきれない程の正に花の北岳であった。

10時半に北岳山荘テン場を二番手に設営して、間ノ岳に向かう。ガスの隙間からカール、仙塩尾根、三峰岳が見えた。帰りの北岳が見えた時は明日への期待が膨らんだ。3000Mの空中散歩を堪能して14時15分無事テン場に戻る。


8月22日5時半北岳登頂に一歩を踏み出す。甲斐駒と鳳凰、仙丈はガスで見えないが、北岳と富士の姿は捉える事ができたのがナントも嬉しい。雲海に浮かぶ日本一の富士の頭と第二位の快晴の北岳そしてガスの間から昨日の間ノ岳〜♪
8時に北岳と別れを惜しみ分岐から八本歯のコル、ボーコン沢の頭のある池山吊尾根を見るとガスで何も見えないが、北岳バットレスには3パーティ取り付いているのが肉眼で確認できた。北岳は好天!花盛り、テン場で煩かった隣の方がナント山梨レンジャーだったので、こっそり「タカネマンテマは何処にありますか?」と尋ねると「肩の小屋と北岳のガレ場に」と聞いて諦めました↓

左俣コースから大樺沢沿いに広河原に帰還12時55分。雨の増水で沢下りの形相で石に足を取られ難儀(捻挫)した。

所感:
天候に合わせ二泊に切り替えたのは正解であった、一日目は昼から雨で停滞を余儀なくさせられたが、早朝の出発はスムースに行けた。二日目の間ノ岳は前半ガスでしたがオコジョに遇えてビックリ、雷鳥には遇えなかったが大満足。三日目北岳の山頂で富士山の姿を確認した時の喜びは例えようも無い位だ。 反省では、年齢も考えず三日の強行軍、コースタイムの1.2倍で計画したことは分相応では無かった、帰ってから東北遠征の時と同じ乳酸が下半身に溜まりきってむくんでいます。次回は1・5倍に設定します。

No.486 - 2015/08/25(Tue) 21:02:08