コースタイム 9/3 蓮田発5:00 宮原駅5:45 桶川加納IC〜談合阪SA7:30〜河口湖IC〜馬返し8:50 一合目9:27 二合目10:14 三合目10:36 四合目11:23 旧五合目小屋11:36 佐藤小屋12:19 佐藤小屋発12:39 六合目13:19 七合目鳥居荘15:04 就寝18:30 9/4 起床4:37 鳥居荘発5:32 八合目白雲荘7:03 八合目天拝宮7:31 富士山ホテル8:02 御来光館8:26 浅間大社9:32 浅間大社発10:02 浅間大社奥宮10:45 剣ヶ峰11:29 浅間大社12:06 八合目(須走ルートとの分岐)12:59 七合目14:00 五合目佐藤小屋15:00〜15:32 二合目、三合目中間16:36 馬返し17:22 帰路
所感 富士山を前回訪れたのは、平成21年1月であった。この時は私にとって初めての富士山ながら、強風のため6.25合目での撤退を余儀なくされた。その後、世界遺産に登録され、訪れる人が増加したこともあり、ますます足が遠のいていた。ところが、今年になってTさんより一合目から歩きたいという要望が出され、前回一緒に行ったKさんとともに馬返しから往復する計画を立てた。ただし、Tさんの要望である五合目での引き返しは勿体ないと考え、頂上を目指すことにした。集まったメンバーは、やはり前回一緒に行ったWさん、他3名の方から名乗りを上げて頂き、総勢7名となった。 八王子付近で若干の渋滞に巻き込まれたものの、ほぼ時間通りに談合坂SAにてKさんらと合流、河口湖ICに到着した。立ち寄ったセブンイレブンであるカップルに話し掛けられた。聞いたところ五合目の駐車場が5時間待ちとのことで引き返してきたとのことである。とりあえず、北麓駐車場よりバスが出ていることを伝え、その場は別れたが、何となく嫌な予感が頭をもたげることとなった。 馬返しに着くと、すでに駐車スペースは多くの車で一杯である。どうにか2台分のスペースを見つけて止め、準備を始める。登りはじめは曇っていたが、一合目、二合目と登るにつれて晴れ間も見え、眼下に河口湖が望まれる。順調に高度を稼ぎ、舗装道路を横切ると五合目佐藤小屋に到着する。ここで大休止を取り、準備を整える。 佐藤小屋よりしばし登ると、六合目でスバルラインからの登山道と合流する、とたんに人口密度が増える。このあまりの段差に戸惑いつつ、息を整える。しばし歩くと、前回引き返した6.25合目に到着する。今回の自分自身の目的の一つは、せめて前回到達した6.25合目を超えることであったので、ちょっぴり満足心を覚える。 宿泊は七合目鳥居荘である。眼下に雲海と夕日を眺め、宴会モードとなる。しかし、本日は宿泊者がやたら多く、夕食準備のため場所の移動を余儀なくされた。宴会もそこそこ、早めの就寝となる。しかしながら、夜遅く到着する団体や、すぐに発つ団体など、やたらあわただしい。聞けば、今年の営業日最大の混雑だったとのことで、Wさんよりこれが富士山の特徴であるとも伺った。 団体が発ち、静かになったため爆睡となり、予定より遅い4時37分に起床した。弁当を受け取り、ご来光を仰いだ後、頂上に向けて出発する。雲海の向こうに八ヶ岳が望まれる。やはり馬返しから歩いたことにより高度順応がスムーズにできたようで、誰一人ダウンすることなく、頂上奥宮に到着する。遅い時間に出発したことから、お鉢巡りは無理かと思ったが、遠くに見えた頂上に呼ばれているような気がし、剣ヶ峰へ辿ることを他メンバーに許しを得て目指すこととなった。 右に噴火口を眺めつつ、心地よい歩きを堪能する。浅間大社奥宮にて登山の安全を感謝した後、剣ヶ峰に至る。一瞬、太平洋が望まれたがまたすぐに雲に隠れた。ここで全員での記念撮影を行い、下り始めた。しばらくすると、南側より雲が覆い始めてきた、時折雷鳴も聞こえたことから、天候は下り坂に向かっていると思えた。結局お鉢巡りをし、天候が崩れる前に下山を開始する。 8合目付近を過ぎたあたりから、雨がやや強くなったが順調に下り、五合目佐藤小屋に到着する。ここで、小降りになったことから雨具をしまい、腹ごしらえをして最後の下りを踏み出す。登り以上に長く感じた下りであった。 今回の富士山行きは、もともとTさんの要望から始まったことであったが、私自身も富士山の登頂は初めてであり、しかもお鉢巡りまで堪能することができ、メンバーに感謝である。ただ、混雑を避けて9月に決定したのであったが、それが今シーズン最も混雑した日であったのは皮肉であった。また、下山時刻がやや遅めとなってしまったことは、見通しが甘かったと言わざるを得ない。この点が反省事項であろう。
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No.618 - 2016/09/05(Mon) 23:49:41
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