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記事No.819に関するスレッドです

槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
コースタイム
8/13 さいたま発13:00 蓮田13:40 久喜14:20 久喜IC→東北道→北関東道→上信道→長野道 松本IC→松本市内で買い出し→中の湯→安房トンネル→新穂高温泉、深山荘傍駐車場 車内、ツェルト泊
8/14 駐車場発5:28 登山指導センター5:45 笠新道分岐7:04 わさび平小屋7:20 秩父沢9:11 イタドリガ原10:16 シジウドガ原11:12 鏡平12:15 弓折乗越14:40 くろゆりベンチ15:24 双六小屋16:20 泊
8/15 双六小屋発5:12 樅沢岳6:07 硫黄乗越7:03 左俣乗越8:05 千丈乗越9:39 槍の肩11:18 槍ヶ岳頂上11:56 槍ヶ岳山荘発12:47 飛騨乗越13:10 千丈分岐14:05 槍平小屋16:01 滝谷出合17:00 渡渉不可能にて槍平小屋へ引き返し 泊
8/16 槍平小屋発7:00 千丈分岐9:56 槍ヶ岳山荘13:00 泊
8/17 槍ヶ岳山荘発6:12 グリーンバンド下端8:00 天狗原分岐8:32 大曲9:19 槍沢ロッジ10:36 槍見河原11:47 横尾12:31 徳沢13:45 明神14:59 上高地BT16:10 タクシーにて新穂高温泉17:03 帰路

所感・記録
 まだ槍ヶ岳に行ったことがないTさんからの要望と未踏のルートに対する興味から、西鎌尾根を辿るというKリーダーの計画に賛同し槍ヶ岳を目指すこととなった。
 晴れの13日、さいたま、蓮田、久喜とメンバーを集め、新穂高温泉を目指した。これまでの記憶から、松本ICから先にスーパーマーケットはなかったこともあり、松本ICからやや市街地に向かった所にある西友にて買い出しを行い、国道158号線、安房隧道を経て新穂高温泉に至る。深山荘傍の市営駐車場はかなりの車で埋まっていたが、どうにか空きを見つけて駐車、そのかげにテントを張っていざ宴会という時、警備員が現れ、テントの撤収を指示される。Kリーダーが警備員と交渉し、食事終了後にテントをたたむこととして宴会を始める。心地よい気分となった後、KリーダーとSさんがポールを外したテントにくるまり、私とTさんが車内泊となった。
 翌14日はやや曇りながら、これから晴れる予感である。小池新道のゆるやかな登りを進む。途中、わさび平小屋には、冷水で冷やされた胡瓜、トマト、林檎、蜜柑が販売されており、それを買い求める人もいた。ただ西瓜が1/8片で700円ということは、1個5600円ということか。高度を上げるにつれて天候が下り坂に向かい鏡平から雨が降り出したが、弓折乗越に近づくとともに、雲が晴れ、時折槍ヶ岳が姿を現す。しばし曇りの稜線を進むが、双六小屋到着直前に雨が強くなり、ずぶ濡れになる前に双六小屋に到着した。
 15日は双六小屋から朝焼けを見つつ、槍ヶ岳を目指す。樅沢岳、硫黄乗越、左俣乗越といくつかのアップダウンを繰り返すたび、目の前の槍ヶ岳が近づいてくる。これが西鎌尾根の醍醐味というKリーダーの言葉どおりである。千丈乗越から急登となる。槍の肩に到着すると、ややガスがかってきた。しかし、ここまで来た以上、頂上を目指す。最後の岩場と梯子を経て、頂上に至る・・・しかし、眺望は得られないため、記念撮影後、すぐに降りる。しかし、降り始めてすぐに大粒の雨となり、ひたすらに槍平小屋を目指した。やっとの思いで槍平小屋に到着したところ、支配人よりこの下の滝谷が増水支配人ており、渡渉ができなくなる可能性があるため、すぐに降りた方が良いとの進言を頂く。この進言に従って、すぐに降りる準備をして出発する。その滝谷に到着する。確かに流量が増えて水深、流速とも今回のメンバー全員が渡るには困難と思われた。丁度その時、小屋の支配人がその場に到着し、渡渉は不可能との判断を下し、引き返しを指示される。平成26年8月に男女3人が、この谷で流されて死亡したということから、それに逆らうこともなく、その場にいた全員が槍平小屋に引き換えした(支配人が到着する前に渡っていった人もいたが)。
 翌16日、雨音で目を覚ました。朝食時に支配人が滝谷の様子を見に行っているということを聞いた。昨晩、当会が誇る気象予報士のF氏に電話連絡をし、状況を伺ったところ、午後より前線が横たわり天候がより悪化するとのことであったことから、行動は午前中に行う予定でいた。そこに滝谷の様子を見にいった支配人より、渡渉不可能との判断を聞いた。そこで、提示された行動パターンとしては、滝谷が渡渉可能となるまで槍平に待機するか、槍の肩まで登り返して槍沢を下り上高地に降りるかである。考えた結果、後者を選んだ。歩き出すとともに、雨が強くなり、歩道が川のようになってきた。勾配が急になると、風も強くなり、冬山のような耐風姿勢をとるような状況となった。ただ、標高100mごとに表示があり、肩まで到着の目途が付けやすいことが救いであった。槍ヶ岳山荘に到着すると、槍平から引き換えした他パーティのメンバーも到着し、彼らとともにこの山荘への宿泊を決定した。
 そして最終日の17日である。昨日の荒天がウソのように晴れ渡った空である。小屋からのご来光を堪能した後、早々と朝食を済ませ、下山を開始する。槍沢は槍ヶ岳を背にしながら下る。ハイマツ帯の通称グリーンバンドまでは槍ヶ岳に別れを惜しみつつ、帰路を目指した。途中、槍沢ロッジ、横尾、徳沢、明神と各拠点での休憩をはさみつつ、バスターミナルに到着した。この後タクシーにて新穂高温泉に行き、そこに止めておいた車にて帰路となった。なお、諸般の事情から筆者のみ、新島々より松本電鉄、篠ノ井線、新幹線と乗り継いでの帰路となった。

No.815 - 2018/08/18(Sat) 23:52:52

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / 木阪
竹腰さん、初槍!!
No.829 - 2018/08/22(Wed) 06:26:29

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / 木阪
西鎌尾根 午前中は良い天気!
No.827 - 2018/08/22(Wed) 06:21:29

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / 木阪
西鎌尾根を槍ヶ岳へ
No.826 - 2018/08/22(Wed) 06:18:53

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
駐車場にて
No.825 - 2018/08/19(Sun) 00:16:04

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
わさび平小屋にて、果物の販売
No.824 - 2018/08/19(Sun) 00:08:11

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
シジウドガ原にて
No.823 - 2018/08/19(Sun) 00:05:53

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
弓折乗越付近より槍ヶ岳
No.822 - 2018/08/19(Sun) 00:01:52

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
西鎌尾根稜線からの槍ヶ岳
No.821 - 2018/08/19(Sun) 00:00:23

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
槍ヶ岳頂上にて
No.820 - 2018/08/18(Sat) 23:59:10

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
荒天の中、槍ヶ岳山荘まで登り返す
No.819 - 2018/08/18(Sat) 23:58:20

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
槍ヶ岳山荘からご来光
No.818 - 2018/08/18(Sat) 23:56:57

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
今回遭遇した草花
No.817 - 2018/08/18(Sat) 23:56:06

Re: 槍ヶ岳西鎌尾根 / Endo
槍沢グリーンバンド付近で最後の槍と
No.816 - 2018/08/18(Sat) 23:54:59