[ 掲示板に戻る ]

記事No.108に関するスレッドです

ラヴェルのボレロ / Yoshic
一年に1、2回書き組みさせてもらっておりますYoshicです。今年は、これが初めてです。
先日、感動したことがあったので書かせていただきます。

テレビでラヴェルのボレロを録画していたのですがi-podでも聴きたくなって、
楽曲の音楽部分だけを取り出すのと、フェードイン、フェードアウトをするため、
音声編集ソフトを使って楽曲のデータを取りこんでみてびっくりしました!
なんと音声レベルの形がきれいに < になっているのです!!!
単調な旋律にもかかわらず、楽器を変え、アンサンブルを変え、奏法を変え
最初のppから最後のffまで徐々に高揚していく作曲者の意図が、見事に
物理的なデータでも読み取れることに感動しました。
ラヴェルは楽譜に < (クレッシェンド=だんだん強く)をひとつだけ書いているらしいです。
薄ぼんやりと < 形になるとは感じてましたが、まさかこんなにきれいな
クレッシェンドの形になるとは思いませんでした。
途中でffになってしまって飽和したり、最後までffまでいかなかったりして
きれいな < マークにならないように想像していました。

何人かにこのことを話しても、だれも感動しません。「あたりまえじゃないの」「それがどうかしたの」。
そこでインファントさんのサイトを思い出した次第です。

作曲者の意図が、指揮者、演奏者によって実現されていることを物理的なデータでも
見ることが出来て感動しました。

注)ローレンス・フォスター指揮 NHK交響楽団

No.108 - 2010/09/22(Wed) 17:11:30

Re: ラヴェルのボレロ / インファント
> なんと音声レベルの形がきれいに < になっているのです!!!
  単調な旋律にもかかわらず、楽器を変え、アンサンブルを変え、奏法を変え
  最初のppから最後のffまで徐々に高揚していく作曲者の意図が、見事に
  物理的なデータでも読み取れることに感動しました。

これはずっと昔(多分、20年ほど前)にオーディオ雑誌でボレロの録音の
レベル変化をグラフ化した記事を読んだことがあります。
薄い記憶ですがオーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団のレコードが
取り上げられて、やはり、今回のような見事なクレッシェンドとなっていて
作曲者のオーケストレーションの見事さを賞賛するとともに演奏家の腕前は、
こんなに凄いことが出来るのだという記事でした。

まだコンピューター時代じゃないので地震計のグラフのようなものでしたが、
基本的には一緒です。
ところが面白いことに、カラヤン指揮のベルリンフィルのレコードも比較に
されていたのですが、後半の20%くらいからレベルが上がってなかった。
実際に人間の感覚では、まだまだ上がって行ったように聞こえるのに何故?
そこで解説では、指揮の魔術師なので、魔法がかかっていると書いてました。
そんな記事を思い出しました。

No.109 - 2010/09/22(Wed) 17:51:30

Re: ラヴェルのボレロ / Yoshic
返信のコメントをいただき嬉しいです。ありがとうございます。
しかも20年も前にも、同じようなことに感動した人がいたことを
紹介していただき、「私も感動してよかったんだ」と安堵しました。
またカラヤン指揮のベルリンフィルのお話も非常に興味深く
伺いました。

話は変わりますがインファントさんが地検犯罪を取り上げて
いらっしゃいますが興味を持って読ませていただいております。
学校で三権分立を習いました。立法、行政の問題点には
過去からマスコミもスポットライトをあてて浮き上がらせてきましたが
やっと司法の問題点にも言及できる糸口が出てきたように思います。
司法制度、司法の運用など我々には見えにくい問題点があるように
感じます。
冤罪は今後どんどん出てくるでしょう。裁判員制度はそんな司法の
問題点を国民の目をくらませる目的もある、司法制度ではなく政治制度
の一面もあるように感じております。
また多くの無駄使いもあるように思いますので司法の「事業仕分け」も
してほしいと思っております。

No.112 - 2010/09/24(Fri) 11:21:09

事業仕分け / インファント
まったく同感です。
取調べの可視化も必要ですが、政治の国民への可視化も大切です。
密室や料亭でのかけ引きはもう前時代的だと思います。

取調べの可視化は費用面で実現が困難などと言われていますが、2年前に
マンションの防犯カメラと録画システムをデジタル化しましたが費用面で
住民負荷が増大することはありませんでした。
別にハイビジョンで録画するんじゃないのだから記憶容量は小さくて済み、
デジタル化であらゆるサーチも容易です。

今回の事件も、個人の出世/昇進願望、そして、ローカル地検特捜部の地位の
向上のために、デッチアゲの構図を補完する行為に多くの時間が費やされて、
時間外手当や出張手当なども含めると不当に我々の税金が使われました。
事業そのもの、組織の存在そのものには大義名分が成り立つことが多い場合も
その人件費の構造自体が大変に不透明です。
もっと突っ込んだ仕分けをやった上で、消費税論争をしてほしいです。

No.113 - 2010/09/24(Fri) 16:51:56