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記事No.142に関するスレッドです

炭素結合 / インファント
さっき、報道ステーションでノーベル賞のニュースをやっていて、
有機化合物間の結合での受賞を紹介する図解に誤りがあって訂正。
ところが受賞者から、その訂正図もダメですとご注意があった。
そのどちらも、もし出来たら、またノーベル賞が貰えますって。

まず、図がベンゼン環を簡略に表したものだという知識がない。
ベンゼン環というものは6つの炭素が手を繋いでいることをも
わかっていないようだ。
6つの角に炭素(C)があるのだから、辺がくっついたり、辺から
腕が生えるなんてことはない。
まだ先生から正しい図をファックスで送ってないので正解は不明だが、
私は一番下のようになると思うが、いかがかな……

No.139 - 2010/10/06(Wed) 22:30:54

Re: 炭素結合 / インファント
放送時間ぎりぎりに正しい概念図が間に合った。私の図でも正解。
ベンゼン環の炭素2重結合を表す2重線が更に加わっただけです。
そもそも炭素には腕が4本あるので、実際には更に水素などが
くっついているわけで、それも省略されてはいます。

鈴木先生のお話にも、理科系へ進む若い人が少なくなったことを
言われていましたが、テレビ朝日のスタッフも大学まで卒業した
人が多いと思われるので、私のような高校出の無教養な人間より
もっとしっかりしてほしいと思う。

No.140 - 2010/10/06(Wed) 22:47:24

Re: 炭素結合 / インファント
古舘「先程VTRで流れた図が間違っておりました、左が間違いで、右が正しい図です
    先生、これで宜しいですよね?」
鈴木「それも違います。さっき正しい図を書いて記者の方に渡しましたよ。
    それが届いたでしょう?」
(しばらくのち)
古舘「(ようやく正しい図を出して)これでいいですか?」
鈴木「ああ、それであってます」
古舘「(ベンゼン環の間の線を指して)これがパラジウムなんですね?」
鈴木「アァッ!?」
古舘「…これが…パラジウム、なんですよね?」
鈴木「あぁ、もう、…つまり、最終的にはその図になるということです」
古舘「アハハ、まあ、ここに到るまでが複雑だということで」
鈴木「それが出来ればノーベル賞が貰えますよ」

2ちゃんねるという場所へ書き込む人は、ちゃんと録画しているみたいで(笑)
やりとりをしっかり記録してるのには驚きます。
古舘さんはパラジウムが腕になって接着剤みたいに働くと思ってたみたいだけど、
白金とかパラジウムは触媒なので、お役御免になると回収〜精製して再び使います。
だって、高価なんですよ、こういうのって。

辺がくっついた図は、既視感があるような気がしたが、あれはナフタリンだよ。
昔、タンスとかに入れていたやつ。今は有害なので商品はないと思う。
ナフタレン(ナフタリン)でネット検索すると、図解が出てきますよ。

ちなみに、有機化学とか、ベンゼン環なんてのは高校の化学?Tで学んだはずです。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume037.html

ベンゼンの構造の発見は、夢のお告げがあったとか、面白いエピソードがあるんだよね。
教師が生徒を楽しませるセンスがあると、ここは腕の見せ所なんだと思う。
炭素は腕が4本、水素は腕が1本なのに、一つの分子に、炭素と水素が仲良く6つづつ。
さあ、どんな風に繋がったら、腕が余らないか考えてみよう。てなクイズでしょ、これ。
こういう風に教わると、たぶん、死ぬまでベンゼン環は忘れないでしょう。

化学でノーベル賞というと直感的に亀の甲羅の模様を思い浮かべたみたいなんだけど、
そういう図解は要らないように思うんだよね。
今朝の東京新聞の図解↓は、とてもわかりやすかった。難しくするから恥をかくのだ。

No.142 - 2010/10/07(Thu) 06:38:38

白金とパラジウム / インファント
今日の新聞を見ていたら「白金の仲間のパラジウム触媒を使って……」という
記述があった。
なに? 白金とパラジウムが仲間???
白金とはプラチナで記号は「Pt」。パラジウムは「Pd」,別の物質でしょ?
どこが仲間なんでしょう?
しいて言えば、どちらも「貴金属」。そういう意味では仲間かなあ???

あとは、周期表では
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%9C%9F%E8%A1%A8

周期表上で元素はその原子の電子配置に従って並べられ、似た性質の元素が規則的に
出現する。と説明に書いてありますね。
ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、プラチナ(Pt)が縦に並んでいます。
このどれもが触媒として有名で多用されてるんですねえ。
そういう意味(似た性質)での仲間(似たものどうし)かなあ???

わずか1行の記事でもミステリー感覚が味わえます。(←ただの変人&閑人)

No.143 - 2010/10/07(Thu) 17:39:48