NHK-BSを見ていたら、明日の両チームの先発予想をアナウンサーに聞かれた解説者は、 「中日は、山井、中田、ネルソン、山本の誰が投げても良いので、見当がつかない」 「巨人は、ゴンザレスかグライシンガーかな? 先発がいないので、見当がつかない」 なんて言っていました。多すぎる悩みと少なすぎる悩みということかな。 とにかく、中休み無しの6連戦なのであり、先発投手が揃っていないと勝てるわけがない。
12球団トップの投手力だと評されているが、図抜けて凄い投手がいるわけではないのだ。 投手だけではなく、個人能力レベルでは、打者も投手もタイトルはなく、2位にもならない。 セーブの岩瀬だけが、相変わらずのトップであるが、皆に支えられてのナンバーワンなのだ。 なにが凄いのかというと投手団のランニング練習量が図抜けていることらしい。 テレビ取材のビデオを見ると、それは陸上競技の練習かと錯覚するほどの猛ランニングだ。 あれにベテランの山本までが堪えたのは立派だと思った。
さて、2連勝して、アドバンテージを含めて、日本シリーズ出場に王手をかけたわけだが、 あの21年前の日本シリーズでの近鉄/加藤投手の発言事例もあり、油断大敵である。 http://www.youtube.com/watch?v=Ezv_HkgBWOc
翌日の新聞では「ロッテより弱いジャイアンツ」なんて見出しで報じられ、巨人ナインが 発奮し、以後4連勝して日本一になった。(ロッテはこの年の最下位チーム) 強気な人、弱気な人、色々選手にも個性があるようだ。
昨日、珍しくクローザーを任された本来セットアッパーの浅尾キュンは、 「岩瀬さんを少しでも休ませられてよかった。力みすぎたので、もうちょっと落ち着いて できるような選手になりたい」と苦笑いしていた。 たしかに最後のバッターを迎え、スッポ抜けたり、引っかかったり、とんでもない球を 投げては、肩を上下に揺すって力を抜け、力を抜けと自分に言い聞かせてるようだった。 中日のピッチャーは強気じゃなくて、どうも気が小さいやつが殆どみたいな感じがする。 谷繁だけを頼りにして、サイン通りに投げるだけみたいなところがある。 ま、それでいいんじゃないかな。弱気だからこそ練習もするわけで、気が弱い分、足腰が 強いというわけだろう。
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No.154 - 2010/10/22(Fri) 15:41:03
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