昨日から往年の銘機と歌われたオーディオ機器の修理のホームページを色々と眺めて いたのだけど、これがなかなか面白かった。 まずは、昨日書いたばかりの、PRA-2000から、 http://homepage3.nifty.com/sakatani/omega/prekaizo/PRA2000kaizo.htm http://homepage2.nifty.com/2001odakun0801/subsketchbook031214.html
それにしても、何とフォノ部の占める部分が多いことか・・・。 やはりアナログを楽しむのだったら、まず、2000シリーズかこの時代のプリを入手 する必要があると思う。デジタルと違いアナログの場合、集約化は省略につながり、 音も省略されていくのではないか・・・。
このようなコメントを書かれていますね。なんとなく私もそんな気が……。 さて、お次は、YAMAHA B-1 http://mazdaluce3000.blog100.fc2.com/blog-category-4.html http://mazdaluce3000.blog100.fc2.com/category4-1.html
物凄い修理記録です。執念を感じます。まさに、プロジェクトB−1。 ついでに、B−1の後で買った、VICTOR M-L10 http://subaru.laburec.net/repair/m-l10/m-l10.htm
このビクターのアンプなど象徴的なのですが、同社最後のセパレートアンプなんです。 素晴らしい音質だと思ったしビクターのオーディオは前途洋々かと思ったけれど…… ビクターに限らず、大手メーカーは次々にオーディオから撤退しちゃった。 すなわち、オーディオは衰退する一方なんですねえ。
個人的に感じることだけど、オーディオの時代って歌謡曲(流行歌)の時代と重なる ような気がします。ただし、私の言う歌謡曲とはポピュラーソングも含めます。 歌のあるポップスって、歌謡曲だし、流行歌でしょう。別ジャンルじゃないと思う。 オーディオも歌謡曲も70〜80年代が最盛期であって、以後、どんどん衰退してる。 ジャズだのクラシックだのといっても、やっぱり歌謡曲の方が裾野は圧倒的に広い。 私もそうだけど、歌謡曲を聴くのにも良いオーディオ機器が欲しかったんだと思うな。
オーディオの衰退については色んな説があるけど、私は次の二つじゃないかなと思う。 1.上記の説。つまり歌謡曲が衰退しちゃった。=良い歌が少なくなっちゃった。 (ジャズだのクラシックだのを聴く人って実際少ないのじゃないかしら?) 2.手軽に歪みの無い音楽が聴けるようになった。 まず、CDが登場し、よっぽど駄目な機器でなきゃ歪みなんか皆無になった。 オーディオなんてものを意識する必要はなく、iPODでも聴けるようになった。 集積回路技術が進化し、とにかく安く小さく壊れない機器が中心になった。
それと、思うにオーディオ道楽というのはヒマとお金が同時に成立しないと出来ない。 今の時代、自分がアクティブに動いてなにかする趣味が多いようで、それ自体は良い ことだけど、典型的な引きこもり道楽であるオーディオは忌み嫌われる傾向もある。 適齢期の女性にとってオーディオ趣味の男性など敬遠する対象でしかないものね。 よほど他の魅力が大きく上回っていないと絶対にモテるわきゃない。そうでしょう? もう時代がオーディオを拒絶しちゃってる。タバコみたいなものになっちゃてる。
こんな本があったので買ってしまった。あの時代は夢がいっぱい溢れていたみたいだ。
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No.196 - 2011/02/27(Sun) 11:05:03
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