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記事No.200に関するスレッドです

CDの迷信 / インファント
2ちゃんねるなどへの投稿を見ていると、CDには、0と1の信号しか書かれて
いないので、どんな安物のCDプレーヤーでも同じ音しかしないなんてお馬鹿な
ことを平気で述べている。
CDが1982年に登場して既に30年近くになるが、当初はそういった概念が
商売上での売り文句だったが、今時の若者までが同じ迷信を持っているとは驚き。

そもそも絶対的な事実として、CDに0と1しか書かれていないことがウソです。
下図を見れば一目瞭然。CDには18種類の識別パターンが刻まれているのです。
凹凸の長さが2通りじゃないでしょう。凹が9種、凸も9種。合わせて18種類。
(実際には組み合わせになるので、9つということになりますが……)
詳しくは「コンパクトディスク」でグーグル検索してみれば良いと思われます。
0と1というのは、あくまで概念での考え方。
それと実際の構造や処理をごっちゃにしちゃ駄目でしょう。

No.198 - 2011/03/02(Wed) 12:49:48

CDの不思議 / インファント
デジタルの時代になったら少なくともプレーヤーで音質の差は生じないという迷信が
大手を振ってまかり通った時期があり、今でもそう信じている人もいるようだ。
しかし、デジタル媒体を扱うCDプレーヤーってデジタル機器なのでしょうか?
ここの認識が私には異質に感じるところです。
下の写真は愛用機のSA-13S1の中身です。
興味深く、面白いところだと思いますが、なんと、デジタル処理を行う回路の部分は
表側には存在しないのです。デジタル/アナログのコンバーター自体などは見えない。
基板の裏側に装着されているのです。見えているのはアナログアンプ部分なんです。

以前にも書いたことですがCDプレーヤーは私は90%アナログ機器だと思ってます。
SA-13S1は匡体内部を全て銅メッキしています。普及機はしていません。
先代の愛用機であるCDP-X777ES(写真右)も内部は全て銅メッキされていました。
なんのためにこんなことをするのか? 聴感上のノイズ低減策なのだそうです。
聴感上というところがミソです。データ上じゃないのです。
なのにソニーもマランツも同じことを時代を超えてやっている。
ソニーはアナログとデジタル電源を別々のトランスに分けている。
マランツはそれよりも大容量トランスを一つにして巻線分割の方が良いと考えている。
これも各々の聴感上のポリシー。

CDの不思議とは、デジタル処理自体じゃなくデジタル処理がアナログ処理に与える
影響の部分だと思います。そこがまだまだ十分に解明されていないのだと思います。

No.200 - 2011/03/07(Mon) 11:49:32