[ 掲示板に戻る ]

記事No.261に関するスレッドです

落合ドラゴンズ優勝 / インファント
昨年に続いてセントラル・リーグのペナントレースは中日ドラゴンズが制覇した。
本来であれば中日ファンにとっては嬉しいだけの胴上げシーンの筈だった。

しかし…(ここからは面倒くさいので他所のブログから無断コピーw)

 中日は落合監督就任前の67年間で5度しかリーグ優勝できなかったのに、落合監督の
 8年間で4度のリーグ制覇を成し遂げた。
 現役時代も1988年の優勝では主砲の役割を果たした。
 そんな球団の功労者、「宝」とも言える存在に、球団フロントは感謝の言葉ではなく、
 唾を吐きかけた。

 坂井球団社長は9月の巨人戦で中日が敗れると、ガッツポーズをして喜んだという。
 そして落合監督の解任が発表された。
 この人は今年から球団社長になって、最も熱意を燃やしたのが、気に入らない監督を
 解任することだ。そのためには自らが社長を務める球団の敗戦までも願い、そして周囲の
 目もはばからず喜ぶ。常軌を逸しているとしか言いようがない。
 勝利を目指して力の限り闘う選手への裏切り、必死に応援するファンへの裏切りだ。
 この蛮行が報道で公になった以上、社長は選手やファンに事情を説明すべきである。
 説明ができないのであれば、身を引くべきである。プロ野球の球団 社長にふさわしくない。
 失格だ。

 ただ、残念なことに、この問題は根が深い。ドラゴンズの親会社、中日新聞社内には、
 坂井球団社長と同じ思いで今季の戦いを見ていた人たちが少なからずいる。
 自分たちの無能さ、努力不足を棚に上げて落合監督に責任転嫁をしている。
 経営陣だけでなく、営業も、記者も。会社総ぐるみで、監督を引きずり降ろしにかかり、
 チームの敗戦を願った。

 落合監督の解任が発表された9月22日の夕刊にはすでにそれを伝える記事が掲載されていた。
 落合監督に伝える前に、取締役どころか記者や編集者にも伝えられ、紙面づくりの作業は
 進められていた。
 その日の朝、落合監督は東京からの新幹線の始発に乗り込んだが、満席で、立ったまま名古屋に
 戻ったという。そしてオーナーから解任を告げられるわけだが、もうその時には球団内では
 確定事項になっており、落合監督には事後報告だった。そのために律儀にも急いで始発に乗り込み、
 新幹線に約2時間、立ったまま揺られる落合監督の姿を想像すると胸が痛くなる。
 (引用終わり)

↓ こちらもご参照ください。なにが起きているのか良く判ります。w
http://nikkan-spa.jp/78325

シーズンが終わってみると勝率は5割6分であった。これは昨シーズンと全く同じ結果。
また8年間の通算勝率も5割6分であり、安定した監督職歴であったと言えよう。
だからと言って、ずっと落合さんをずっと監督として契約し続ける義務は球団側には無い。
3年契約の満期なので、来年からは別の監督さんと契約しますので、ご苦労さまでしたで良い。
落合も、はい、わかりました。と承諾している。それはそれでいいのだ。

落合にしてみれば恨みつらみなど無い。
むしろ現役を終えて無職となり、フヌケのようになってるのを見かねて夫人が魚でも飼ったら…
熱帯魚やらをボーと眺めて暮らしていた彼に突然、中日監督の要請が…
白井オーナーという人が落合の書いた野球理論本複数を読んで、この男ならと見込んだのだ。
やってみなさいよ、と夫人に背中を押されて監督に就任。
それまでの野球界の常識を悪習と看破して自分の考え方を貫き、就任一年目で見事に優勝。
だから、だから中日ドラゴンズには感謝している筈。お世話になったという感覚しかない筈。

優勝が決まった日の球場での挨拶。
http://www.youtube.com/watch?v=ihu2iusRym8
 「ドラゴンズのファンというのは素晴らしいですよ。勝ってても負けてても一生懸命応援
  してくれますから。これからも一生懸命応援して下さいね。よろしくお願いしますね」
この「ね」がいいんだなあ。これからも…って、泣けるじゃないですか。
岩瀬を最後に使わなかった、使えなかったことを詫びてみたり、心遣いが伝わります。
負けても応援してくれる、という言葉で東京ドームに駆けつけたファンへの申し訳なさをも
語ったな、と私は感じました。

ナゴヤドーム最終戦での挨拶。
 「選手はこれからも戦い続けます。みなさんの温かい心、目で見守ってやって下さい。
  全国のドラゴンズファンのみなさん、本当にありがとうございました」
ここで、ちょっぴり皮肉が入っています。
あえて、全国のファン、と言ってます。
名古屋の皆さん、そして、全国の…と言わないところが良い。わざと言わないのでしょう。
深読み過ぎるでしょうか? そうかなあw
深読みしないと落合の面白さはわかんないのですよ。

No.260 - 2011/10/22(Sat) 11:33:23

おやまあ呆れた / インファント
中日が落合色一掃 来季ユニホーム変更
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111021-852729.html

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
 その人を憎むあまり、その人に関る全てのものが憎くなるということのたとえ。

落合憎けりゃユニホームまで憎い、という新しい諺が出来そうです。w
まあ、なんでも好きにすりゃあいいよ。

強かった、カッコ良かった時代の思い出に、下の写真の永久保存をお薦めします。
もちろん、ピッチャーは浅尾きゅん!

No.261 - 2011/10/22(Sat) 15:00:08

個人事業主 / インファント
個人事業主と書いて「こじんじぎょうぬし」と読みます。
落合博満に対して色々な悪口を言う評論家や一般人がおりますが、彼らの認識として、
プロ野球の監督、コーチ、選手が、この個人事業主であるという認識に欠けている。
確かにサラリーマンの人(私もそうだったが)は、雇われ人なので、そういう身分を
わきまえなきゃならない。自由に何でも主張出来るわけではない。

しかし、プロ野球監督は独立した事業主である。中日球団の組織下に属さない。
球団社長だろうと、どれだけ偉い人だろうと、けっして上司ではない。
中日球団と個人落合が契約して監督を請け負っているにすぎない。対等の立場である。
これを全く理解出来ない人が多すぎる。野球協約をちゃんと読む必要があろう。

法律のひとつに、下請代金支払遅延等防止法というものが存在する。
代金の遅延だけを防止する法律ではない。「等」という文字が重要である。
ちゃんと契約をしたのに、下請けだからといって、納入後に値引きの圧力をかけるとか、
不当な要求を弱い立場に押し付けることを止めさせる法律である。
プロ野球の監督も究極の下請け業者である。

落合は契約にしたがってチームを強くすることに邁進し、ちゃんと成果を上げている。
なのに、契約条項に存在しない観客動員数の低下などを球団は問題視している。
落合の人気がないから監督として不適切だと言い出す始末である。
陰湿なのは、それを表向きの理由にはしていないことである。
あくまで「新しい風を入れたい」としか正式にはコメントしていない。

70歳の新監督や72歳のヘッドコーチに変える事が新しい風なのかの論議はひとまず
置いておくことにするが、とにかく落合とは新たに契約しないとした。
それは良い。正しい。しかるべき期日に事前に次期契約について明白にしただけだ。
素晴らしい成績を上げている監督と再契約しないことへの非難があるかもしれないが、
これは経営判断なのであって、他者が内政干渉するべきじゃない。

問題なのは、その裏側で球団側が自己の正当性/合理性を主張しすぎたことである。
落合個人への悪評を広め、あたかも球団の方針が世論に沿って行われたものであるかの
ような個人パッシングを組織的に行った。これは大問題である。
プロ野球評論家や解説者に餌を与えて、ことあるごとに個人的な性癖やらを誇張化して
変人像をクローズアップし、日々の采配を重箱の隅をつつくように非難する。
親会社がマスコミ商売なのでお抱えのテレビ局やら、新聞記事で偏向報道を繰り返す。
とにかく落合博満を悪者に仕立て上げ、大義名分を捏造し、追い出すことに腐心した。

落合はそこまでマスコミ操作をしなきゃならないほどの強敵であったのだろうか。
会社は大組織であって、そんな組織力に落合さん個人が勝てるものではない。
これは弱い者いじめであり、個人攻撃であり、そんなことが許されてはならない。
ところで、男女雇用機会均等法というのが何故出来たのでしょうか?
本来はこのような法律があること自体、日本人として恥ずかしいことではないのか?
要するに、放っておくと、弱い立場の人が虐められ、不当に扱われるからなのです。

落合パッシングをする一般人は、まんまとこの大本営発表モドキに騙されている。
多分同じ人種が、マスコミに踊らされて、政権交代なんてのを実現させたのだろう。
知的水準リトマス試験紙は、あなたは落合博満が嫌いですか、という問いで出来る。
嫌いな理由は色々あるだろうが、それら全てはマスコミで作られた虚像なのであり、
自分で熟慮した結果ではない。己を簡単に騙されやすい愚か者と自覚すべきだ。

No.262 - 2011/10/23(Sun) 15:27:49

ドアラともお別れか… / インファント
ところで今季限りで落合監督が退任するでしょ
 「とてもとてもお世話になりました」

ドアラから見てどういう人なの
 「最初はとっつきにくくて近寄っちゃいけないかな、と。
  でも、人のいないところでは『元気か』なんてよく声をかけてくれた。
  今年のオールスターなんか、セレモニーの時に向こうから手をつなぎに
  きてくれた。びっくりした」

No.263 - 2011/10/24(Mon) 11:11:40

普通の優勝ではない / インファント
■森祇晶(日刊スポーツ評論家)
「フロントの嫌がらせに負けなかった/私も似た経験」

 この優勝は普通の優勝ではない。
 優勝争いの最中に監督、コーチの今季限りでの退団が相次いで発表された。
 はっきり言う。現場への嫌がらせとしか思えない。
 球団が「勝つな」と言ったのに等しい。
 そんな異常事態の中でよく勝ち続け、ゴールしたと思う。

 私にも似た経験がある。
 西武監督時代の94年、巨人と日本シリーズを戦っている最中に退団報道が出た。
 心に秘めたまま、最後まで勝負を全うしたかったのだが、表に出てしまった。
 選手に動揺するなと言うほうが無理だ。
 日本ハムが、梨田監督の今季限りの退団発表後に失速したのがいい例だ。

 この優勝は球団に対する選手の無言の抵抗であり、8年間の落合野球を否定された
 ことに対する現場の意地だろう。
 落合監督は中日という地域色の強いチームを常に優勝争いできるチームに変革した。
 そのためにはこれまでのしがらみ、なれ合いを断つことが必要と考え、周囲の不興を
 買っても立場を変えなかった。
 それが間違っていなかったことは、8年間で4度のリーグ優勝で証明されている。

 今年ほど、監督の去就がシーズン中に話題になったことはない。
 しかも優勝、CS争いの最中に。
 日本の首相も同じだが、長期的な展望を持たないまま、トップの首をすげ替えても
 一時的な効果しかない。
 ひたすら勝利を目指すからこそ、感動を呼べる。
 今回の中日の優勝は、プロ野球の本質をあらためて示してくれた。

No.264 - 2011/10/25(Tue) 11:59:48