「南極点のピアピア動画」という小説を購った。 一時の初音ミクさんブームに乗ったようないい加減な小説ではない。 表紙は初音ミクのパッケージをデザインしたKEIさんでもあります。 解説はニコニコ動画の運営会社の代表取締役社長が書いています。 初音ミクさんのファンで、かつ、文章の読める人は買って読むべし。 新聞も読んだことがないという活字アレルギーの人にはお薦めしない。
このイラストは初音ミクの変化形であるが、月面のようなものを背景に するとセーラームーンであり、綾波レイのようでもある。 ほぼ間違いなくそのイメージを継承していると思われる。 「探査機はやぶささん」の監修を行っているJAXAの細田聡史さんは はやぶさは零号機なので、はやぶさ2が初号機に相当します。ですから こちらの予算がとれないのでは……と大変にお困りのようだ。 新世紀エヴァンゲリオンを知らないと技術者の発言も理解出来なくなる。
初音ミクとはネットワーク世界で生まれた「集合知」。 電子生命体であり、音楽の女神ミューザ。その実体は夢幻で無限。 ある時は母であり、妻であり、娘ともなる。歌も姿も普遍に存在する。 電子音に魂が無いならば、あらゆるレコードもCDも電子音なので、 一切合切を否定することになる。全ての音楽を否定することになる。 生演奏だって音波であり、物理的には振動を感じているだけである。 初音ミクを理解出来ないのでは若年性認知症と判断される時代だろう。
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No.381 - 2012/03/13(Tue) 12:00:57
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