こういうのは絶対に有り得ないだろうと思うようなDVDとCDが出ました。 日本盤(日本語の解説がパッケージにあるというだけですが)は、今日発売です。 輸入盤の方が格安なので、そちらを貼っておきます。 http://www.hmv.co.jp/news/article/1005280071/
今年の6月8日に行われたシェーンブルン宮殿でのサマーコンサート/ライブです。 当初、小澤征爾さんがタクトを振る予定でしたが、ご病気の静養で中止。 その小澤さんの選曲を尊重して、そのまま演奏しているので、映画スターウォーズの 抜粋3曲をウィーンフィルが……という面白いことになったわけです。
オーケストラと曲目が、水と油じゃないのかって? いえいえ、ウィーンフィルの演奏技術はそんな単細胞じゃないのです。 私、実演を聴いてますので、それはそれは凄まじく恐ろしい音も出すのです。 本当に怖くなりましたよ。天使と悪魔の顔を持つオーケストラなんですよ。
勿論、スターウォーズの音楽といえばロンドン交響楽団です。目黒の秋刀魚と同じ。 ロンドン交響楽団のブラスセクションは超人的です。 しかし、ウィーンフィルのこれは、なんだか芸術に昇華している素敵な感じです。 ライブレコーディングって随分と進化してます。音の解像度の点では文句無し。 マルチマイク録音なので、いつものホール残響がないけど、選曲には似合ってます。 観客は屋外なので拍手があまり喧しく聞こえないところもいいです。
DVDだけじゃなく、CDもお薦めです。 同じPCM再生なんだけど、やっぱりCDPで聴くと圧倒的に音質が違います。
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No.43 - 2010/07/28(Wed) 15:01:40
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