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記事No.443に関するスレッドです

栄冠は君に輝く / 古関裕而さん / Yoshic
栄冠は君に輝く / 古関裕而さん

今年もまたこの曲を聴く季節がめぐってきました。
この曲を聴くとなぜか自然と涙が出てきます。
詞と曲が見事に調和している名曲だと思います。
詞は朝日新聞が公募したものらしいです。
(省略しますがこの経緯も涙なくして語れないのです)
作曲はこの掲示板をご覧の方はよくご存知の「モスラの歌」の
古関裕而さんです。
「東の中村八大、西の宮川泰」と言われたことがありましたが
私は「東の古関裕而、西の服部良一」が先ですよと言いたいのであります!
(怒り新党風)
(まあ、最終的には宮川さんも服部さんも上京してお仕事されてますが)
でも古関裕而さんと服部良一さんの作風は全く違います。
私は服部さんの現在でも通じるモダンな作風(ジャズベースの歌謡曲)が
好きなのですが古関裕而さんは多くのマーチを作られているように
格調高い作風(クラッシックベースの歌謡曲)の作曲家だと思います。
ご本人は軍歌も多く作られたので、自らの作品で戦地に送られ
散花した人への自責の念を持ち続けておられたらしいです。

「モスラの歌」の編曲を聴くと古関さんの多彩な才能が伺えます。
打楽器による強烈なリズムが印象的ですが、私はこの編曲の
真髄はピッコロの「アクセント」ではないか思います。
古関さんは行進曲を多く作曲されたのでピッコロの
使い方を熟知されていたのでしょう。もしピッコロのパートを
1オクターブ下のフルートで演奏したら、こんな緊迫感は
生まれなかったでしょう。そんなアレンジの面白さが感じられます。

夏川りみ版などもよいかと
http://www.youtube.com/watch?v=a9ycZoatCs0

女子高生に歌わせる演出なんて違反じゃ!だれでも泣いてしまうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=_X9k72480mY

モスラの歌はリンクする必要は無いと思いますが一応
http://www.youtube.com/watch?v=FAcwluGQdf0

オリンピックも始まりました。東京オリンピックで学校が臨時休校になりました。
オリンピック・マーチも古関さんの作曲です。
0:55秒からの転調につぐ転調で調性がすこしぐらつきますが
(すこしドビュッシー的な)同じ3:30からの転調後、元の調性に戻ってから
金管群がユニゾンで力強く演奏し転調の混乱を解決します。多分「君が代」の
隠し味?
http://www.youtube.com/watch?v=cIIY3V5wSIU

PS:「参考書」届きました。楽譜が載っているので押入れから
20年以上前の埃だらけのYAMAHA PSR-200というキーボードを引っ張り出して
きました。
私があみ出した「一本指奏法」ですが(笑)家人に聞かれるとはずかしいので
ヘッドホンで。
PSR-200はMIDI対応してないので、している32鍵USBなら\7000-以下でAMAZONに
ありました。
おもしろそう!買おうかな?
http://www.m-audio.jp/index.php?do=media.maudiotv&ID=438c235d84e8fd8f5f418c98b8910533
こんなうまく出来ないことはわかっていますが−−。

No.442 - 2012/07/28(Sat) 22:20:01

東京オリンピック・マーチ / インファント@管理人
Yoshicさんのご投稿は美味しいですねえ。
2ちゃんねる風に言うと大量の燃料投下ということになります。(笑)
わあ、レスしたいこといっぱい書いてくれてる、という感じです。
食いつきたい部分はいっぱいありますが、時節柄オリンピックで…。

「東京オリンピックマーチ」これ凄くいい!
もうあのテレビ中継が忘れられません。
あんなに素晴らしい開会式は以後とんとお目にかかっていない!
そりゃ派手にも豪華にもなりましたが、スポーツの祭典としては最上。
だからもう日本でオリンピックやらんでもいいと(個人的に)思う。

NHKはちゃんとアーカイブスで保存しているということらしいのですが、
なぜか部分的にしか見せてくれません。
全部通しで見せないといけないと思います。
あの流れがいいんです。言葉で説明出来ません。
東京オリンピックの映画なんか、これに比べりゃクソですよ。

また、演奏が凄まじく良かった!
陸・海・空の自衛隊音楽隊の精鋭565名の大吹奏楽団でやったのです。
繰り返しますよ、565名!!!
コーラスもたしか350名もいたと思います。
もう大感動。あれ以上のものはもう見聞き出来ないと思ってます。

No.443 - 2012/07/29(Sun) 00:22:23

Re: 栄冠は君に輝く / 古関裕而さん / インファント@管理人
不朽の名作ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=A3pd2U_6Fxk

一時期メロディーは伝承されてはいたものの歌詞というか歌としては
歌われなくなった時期があったように記憶しているのですが、近年は
しっかり復活した感じがあると思います。
古くさい歌詞ではあるし、今の若い人向きじゃない面もあるでしょうが、
やはりこの歌詞だからこその格調と深い想いが溢れていると思います。

西の方の人は、これよりやっぱり阪神タイガースの歌(六甲おろし)で
あったり、ザ・ピーナッツ・ファンならモスラの歌なんでしょうけど、
熱い夏の定番はこれでしょう。
何遍聴いても飽きない、哀愁とか郷愁を含んで、なおかつスポーツの
爽やかさを感じさせる曲ですねえ。
高校球児が皆爽やかな人間達とも思えませんが、それをも浄化します。
国民歌といっても良いでしょう。

No.444 - 2012/07/29(Sun) 10:44:04