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記事No.80に関するスレッドです

パロディ / インファント
下の画像は隠し芸大会の一幕「雪之丞変化」を演じるザ・ピーナッツである。
雪之丞変化は三上於菟吉がジョンストン・マッカレーの『双生児の復讐』を下敷きに、
歌舞伎『白浪五人男』の弁天小僧や『三人吉三』のお嬢吉三などからヒントを得て
翻案したものである。
普段はある姿の主人公が、時にまったく別の姿を見せ、最後にその実体を敵に現す、
という変身の構図は、後代の『多羅尾伴内』や『キューティハニー』などに連なる
「変化ヒーロー物」の先駆けとなった。(ウィキペディアより)

こういう背景を知らないと、ザ・ピーナッツがやっている意味、面白さがわからない。
http://homepage.mac.com/infant/home/Skiji38424.html

ここで、漫才師に扮した中尾ミエが何故、右手首を舐めているのかわかるでしょうか?
三味線を弾く時に、胴と手首が滑らないように唾液で湿らせている。細かい描写です。
要は本物が理解出来ないとパロディの面白さもわからないということ。
隠し芸というバラエティであっても、色々と芸の細かいお勉強をしていたのだろう。
最近は面白けりゃいいというだけの無教養な知的水準の低いものばかりだ。

屋根の上の立ち回りとくれば、弁天小僧菊之助である。三浦洸一の歌でも有名だろう。
これを国立劇場へ見にいったことがある。歌舞伎の正式名は青砥稿花紅彩画という。
第二場(極楽寺山門の場)の駄右衛門登場に至る「がんどう返し」がとても凄かった。
このどんでん返しは特撮マニアもびっくりすることうけあい。すごいスケール。
こんなアイディアを江戸時代とかでやってたなんて、いやはや、日本人は凄い。
日本の特撮って技術そのものより、構図とか画がきれいなんだと私は思う。
その原点の美的感覚は絶対に歌舞伎の舞台からきてるのだと確信します。DNAです。

No.80 - 2010/08/28(Sat) 11:49:31

気に病むこと / インファント
国立劇場で歌舞伎なんて書くと年中行ってたみたいですが、それは違います。
22歳の時に、お見合いというか、強制デートさせられたのです。
ザ・ピーナッツというバーチャル・アイドルにばかり夢中になってる息子をみて、
こりゃ駄目だ、なんとか生身の女性を好きになってもらわなきゃと思ったのでしょう。
むこうのお袋さんとは親しいので、当人同士を逢わせてしまおうという作戦です。
その場所が国立劇場だったというわけです。

あまり詳しくは覚えていませんが、デートコース、タイムスケジュールなんか全部が
決まっていて、どのタイミングで幕の内弁当を食べるとか、お土産に何を買うとか、
全部教えてもらってたイメージがありました。
なんで親の言いなりになるのか、という疑問もあるでしょうが、子供のことを真剣に
考えてくれているわけですから、逆らおうなんて少しも思いませんでした。
お互い初対面でしたが、可愛らしいお嬢さんだなと思いました。眼が綺麗だなあとも。
しかし、ザ・ピーナッツしか好きじゃないので、綺麗だろうと美しかろうと駄目です。

お弁当を頂いた後は、京鹿子娘道成寺の踊りです。豪華絢爛、夢のような舞台です。
踊りも素晴らしいけど、これ名曲です。すっかりテンションアップ。
帰宅して、どうだったの? なんて聞かれても、凄い舞台だった。良かった、ばかり。
何しに行ったんだろ、このバカ息子、てなもんだと思います。
結局、お相手にお詫びする結果に……今、考えると、とんでもない親不孝者です。

それよりも、もし彼女が、こちらを気に入ってくれていたとしたら……。
そう思うと、10年以上も経ってから、それを気に病んでしまうようになりました。
他人を傷つけたり、嫌な思いをさせたりすると、死んでから閻魔さまに判定されて、
地獄へ放り出されるような気がするので、人を泣かせたりすることのないようにと
気づかってはいるつもりなんですが、あれは絶対にマイナスポイントだよなあ、と
いつまでも気になってます。どうなんだろう? 死んでみないとわからないけど。

No.81 - 2010/08/28(Sat) 17:04:23