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『日本紀略』前篇二十、「仁和四年五月八日(888年6月20日)、信濃国大水ありて、山頽れ河溢る。五月十五日辛亥、詔す。水災を被る者は今年の租調を輸すなかれ、所在の倉を賑貸し、その生産を経、もし屍骸の未だおさめざる者あらば埋葬をなせ。太政大臣(藤原基経)上書五ヶ条」 これらの史料を要約しますと、仁和三年(887)の記載は地震による被害の記録であるのに対し、仁和四年(888)の記載は洪水災害が中心です。つまり、887年8月22日には、五畿七道諸国の激甚な地震(海溝性巨大地震)の被害に加え、信濃国の大山で巨大な崩壊が発生して大河を閉塞し、巨大な天然ダム(古千曲湖1)が形成されました。 https://isabou.net/knowhow/colum-rekishi/colum03.asp ■現在放映中の朝ドラは大月家の物語ですが、桃太郎という子供など大月桃太郎伝説のパクリと同時に、仁和4年(令和4年?)に起きた大月川の大洪水も暗示するでしょう。
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No.238424 2022/02/14(Mon) 09:15:06
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