20世紀以降の欧米におけるノストラダムス現象 二度の世界大戦を経て、ノストラダムス予言の注釈者は爆発的に増加した。第二次世界大戦の直前や戦中には、ノストラダムスをめぐって様々なトラブルが起こった。 フランスのヴィシー政権は、ナチスを刺激することを恐れて、マックス・ド・フォンブリュヌやエミール・リュイールらのノストラダムス解釈書を発禁処分にした。彼らの著書には、ナチスに否定的な未来予測が載っていたためである。また、ナチスは占星術師カール・エルンスト・クラフトに命じて、自分たちに都合のよい解釈を載せた著書を執筆させ、これをばら撒いた。 『ノストラダムス 当代から2023年までの予言集』(Nostradamus. Ses Prophéties de nos jours à l'an 2023. Nouvelle édition augmentées, 1949年)が刊行されている https://www.amazon.co.uk/Nostradamus-Ses-proph%C3%A9ties-1948-2023/dp/B003OS71ZM ■中世フランス語に無知な99%以上の解説本の著書ではお話にならないが、戦後に解禁された元祖出版本しか手掛かりはないでしょう。 https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/2800.html