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聖書に基づく終末予言 1. イエス自身の言葉 オリーブ山の説教(マタイ24章, マルコ13章, ルカ21章) 戦争や地震、飢饉が増える 偽キリスト・偽預言者が現れる その後に「人の子(キリスト)が再臨する」 2. パウロ書簡 テサロニケ第一 4:16-17 キリストが天から来て、信者は空中で主と会う(「携挙」ラプチャーの根拠)。 3. ヨハネの黙示録 7つの封印・ラッパ・鉢の災厄 ハルマゲドンの戦い 獣(反キリスト)の出現と「666」 最後の審判 → 新しい天と地 🕰 歴史上の「キリスト終末予言」 初期キリスト教(1〜4世紀) 信徒たちはイエスの再臨がすぐ来ると期待していたが、実現せず。 中世 黙示録的期待が強く、ペストや戦争の時代に「終わりが近い」と言われた。 1000年(西暦1000年説)や1666年(666を含む年)に特に騒ぎが起きた。 近代〜現代 19世紀:アメリカで再臨運動(セブンスデー・アドベンチスト、エホバの証人など)が展開。 20世紀:冷戦、核戦争の恐怖と黙示録が結びつけられる。 2000年問題(ミレニアム終末説)、2012年マヤ暦終末説にもキリスト再臨がからめられた。
現代スピリチュアル・オカルト系 「キリストの再臨が〇年に起こる」と具体的に断言する宗教団体や人物は少なくないが、すべて外れている。 YouTubeやSNSで拡散される「終末予言」の多くは、黙示録のイメージ(獣・666・大患難)を現代ニュース(AI、ワクチン、戦争など)に結びつけた解釈。 典型的なパターンは「もうすぐ再臨がある → 特定の指導者のもとに従え」という勧誘。
まとめ 聖書の終末論は「戦争・災害 → 反キリスト → 最後の審判 → 新しい天地」という流れ。 歴史を通じて「この時代こそ終末だ」と言う人は絶えず登場したが、すべて外れてきた。 現代の「キリスト予言」も、聖書を拡大解釈して不安をあおるケースが多い。
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No.254428 2025/09/12(Fri) 19:54:34
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