|
★津軽線、蟹田〜三厩の需要、観光ニーズを徹底解説。被災、そのまま廃線になるのか?(YouTube)
「都会」の道路や鉄道では災害復旧がすぐに行われますが、「農山漁村」の道路や鉄道では災害復旧がなかなか進まなくなっています。 農山漁村の衰退で利用者が減っていて「緊急性が低下」していること、地域の衰退による「自治体の財政難」、少子高齢化による「労働力の確保難」などが主な理由でしょう。
下の表は、「災害で長期運休しているJR東日本のローカル線の沿線地域」と「有名大企業の工場がいくつもある近江鉄道の沿線地域」の年齢別人口(1995年→2020年)を比べたものです。 バブル景気の本格的な崩壊後の約25年間で「農山漁村」の若い世代が激減したのに対して、「有名大企業の工場がいくつもある都市近郊」では若い世代があまり減っていないことがわかります。 (※農山漁村では20歳前後の人口がガクンと落ち込んでいますが、これは高校を卒業した若者たちが進学や就職で地元から出ていくからです。)
■「JRローカル線運休区間」と「近江鉄道沿線」の年齢別人口(1995年→2020年) ------------------------------------------------------------------- 津軽線運休区間 0〜4歳 1995年 391人 → 2020年 87人(-77.7%)▼ 津軽線運休区間 5〜9歳 1995年 584人 → 2020年 111人(-81.0%)▼ 津軽線運休区間 10〜14歳 1995年 807人 → 2020年 141人(-82.5%)▼ 津軽線運休区間 15〜19歳 1995年 688人 → 2020年 166人(-75.9%)▼ 津軽線運休区間 20〜24歳 1995年 393人 → 2020年 101人(-74.3%)▼ 津軽線運休区間 25〜29歳 1995年 414人 → 2020年 133人(-67.9%)▼ 津軽線運休区間 30〜34歳 1995年 527人 → 2020年 163人(-69.1%)▼ 津軽線運休区間 35〜39歳 1995年 688人 → 2020年 227人(-67.0%)▼ 津軽線運休区間 40〜44歳 1995年 864人 → 2020年 233人(-73.0%)▼ 津軽線運休区間 45〜49歳 1995年 942人 → 2020年 348人(-63.1%)▼ 津軽線運休区間 50〜54歳 1995年 802人 → 2020年 352人(-56.1%)▼ 津軽線運休区間 55〜59歳 1995年 935人 → 2020年 402人(-57.0%)▼ 津軽線運休区間 60〜64歳 1995年 1113人 → 2020年 557人(-50.0%)▼ 津軽線運休区間 65〜69歳 1995年 951人 → 2020年 694人(-27.0%)▼ 津軽線運休区間 70〜74歳 1995年 731人 → 2020年 775人(+6.0%)△ 津軽線運休区間 75〜79歳 1995年 620人 → 2020年 596人(-3.9%)▼ 津軽線運休区間 80〜84歳 1995年 329人 → 2020年 587人(+78.4%)△ 津軽線運休区間 85〜89歳 1995年 178人 → 2020年 462人(+159.6%)△ 津軽線運休区間 90〜94歳 1995年 51人 → 2020年 174人(+241.2%)△ 津軽線運休区間 95〜99歳 1995年 9人 → 2020年 63人(+600.0%)△ 津軽線運休区間 100歳以上 1995年 0人 → 2020年 13人(-----%)△ 津軽線運休区間 年齢不詳 1995年 0人 → 2020年 3人
津軽線運休区間 総人口 1995年 1万2017人 → 2020年 6388人(-46.8%)▼ ------------------------------------------------------------------- 花輪線運休区間 0〜4歳 1995年 5306人 → 2020年 2391人(-54.9%)▼ 花輪線運休区間 5〜9歳 1995年 5820人 → 2020年 2954人(-49.2%)▼ 花輪線運休区間 10〜14歳 1995年 7451人 → 2020年 3551人(-52.3%)▼ 花輪線運休区間 15〜19歳 1995年 7160人 → 2020年 3379人(-52.8%)▼ 花輪線運休区間 20〜24歳 1995年 5033人 → 2020年 2481人(-50.7%)▼ 花輪線運休区間 25〜29歳 1995年 5541人 → 2020年 3075人(-44.5%)▼ 花輪線運休区間 30〜34歳 1995年 6531人 → 2020年 3487人(-46.6%)▼ 花輪線運休区間 35〜39歳 1995年 7375人 → 2020年 4543人(-38.4%)▼ 花輪線運休区間 40〜44歳 1995年 8845人 → 2020年 5488人(-38.0%)▼ 花輪線運休区間 45〜49歳 1995年 9596人 → 2020年 5873人(-38.8%)▼ 花輪線運休区間 50〜54歳 1995年 8149人 → 2020年 5414人(-33.6%)▼ 花輪線運休区間 55〜59歳 1995年 9127人 → 2020年 6323人(-30.7%)▼ 花輪線運休区間 60〜64歳 1995年 9878人 → 2020年 6893人(-30.2%)▼ 花輪線運休区間 65〜69歳 1995年 8929人 → 2020年 7949人(-11.0%)▼ 花輪線運休区間 70〜74歳 1995年 6690人 → 2020年 8363人(+25.0%)△ 花輪線運休区間 75〜79歳 1995年 4772人 → 2020年 6366人(+33.4%)△ 花輪線運休区間 80〜84歳 1995年 3032人 → 2020年 6132人(+102.2%)△ 花輪線運休区間 85〜89歳 1995年 1355人 → 2020年 4639人(+242.4%)△ 花輪線運休区間 90〜94歳 1995年 422人 → 2020年 2267人(+437.2%)△ 花輪線運休区間 95〜99歳 1995年 89人 → 2020年 579人(+550.6%)△ 花輪線運休区間 100歳以上 1995年 10人 → 2020年 85人(+750.0%)△ 花輪線運休区間 年齢不詳 1995年 0人 → 2020年 594人
花輪線運休区間 総人口 1995年 12万1111人 → 2020年 9万2826人(-23.4%) ------------------------------------------------------------------- 米坂線運休区間 0〜4歳 1995年 3400人 → 2020年 1632人(-52.0%)▼ 米坂線運休区間 5〜9歳 1995年 3937人 → 2020年 1999人(-49.2%)▼ 米坂線運休区間 10〜14歳 1995年 4662人 → 2020年 2173人(-53.4%)▼ 米坂線運休区間 15〜19歳 1995年 4093人 → 2020年 2265人(-44.7%)▼ 米坂線運休区間 20〜24歳 1995年 3039人 → 2020年 1739人(-42.8%)▼ 米坂線運休区間 25〜29歳 1995年 3476人 → 2020年 1965人(-43.5%)▼ 米坂線運休区間 30〜34歳 1995年 3936人 → 2020年 2439人(-38.0%)▼ 米坂線運休区間 35〜39歳 1995年 4504人 → 2020年 2799人(-37.9%)▼ 米坂線運休区間 40〜44歳 1995年 5424人 → 2020年 3028人(-44.2%)▼ 米坂線運休区間 45〜49歳 1995年 5285人 → 2020年 3247人(-38.6%)▼ 米坂線運休区間 50〜54歳 1995年 4290人 → 2020年 3188人(-25.7%)▼ 米坂線運休区間 55〜59歳 1995年 4872人 → 2020年 3653人(-25.0%)▼ 米坂線運休区間 60〜64歳 1995年 5543人 → 2020年 4093人(-26.2%)▼ 米坂線運休区間 65〜69歳 1995年 5311人 → 2020年 4892人(-7.9%)▼ 米坂線運休区間 70〜74歳 1995年 4383人 → 2020年 4497人(+2.6%)△ 米坂線運休区間 75〜79歳 1995年 2940人 → 2020年 3375人(+14.8%)△ 米坂線運休区間 80〜84歳 1995年 1993人 → 2020年 3302人(+65.7%)△ 米坂線運休区間 85〜89歳 1995年 920人 → 2020年 2656人(+188.7%)△ 米坂線運休区間 90〜94歳 1995年 297人 → 2020年 1369人(+360.9%)△ 米坂線運休区間 95〜99歳 1995年 44人 → 2020年 397人(+802.3%)△ 米坂線運休区間 100歳以上 1995年 8人 → 2020年 58人(+625.0%)△ 米坂線運休区間 年齢不詳 1995年 0人 → 2020年 226人
米坂線運休区間 総人口 1995年 7万2357人 → 2020年 5万4992人(-24.0%)▼ ------------------------------------------------------------------- 磐越西線運休区間 0〜4歳 1995年 2295人 → 2020年 995人(-56.6%)▼ 磐越西線運休区間 5〜9歳 1995年 2540人 → 2020年 1195人(-53.0%)▼ 磐越西線運休区間 10〜14歳 1995年 2902人 → 2020年 1306人(-55.0%)▼ 磐越西線運休区間 15〜19歳 1995年 2591人 → 2020年 1387人(-46.5%)▼ 磐越西線運休区間 20〜24歳 1995年 1776人 → 2020年 1016人(-42.8%)▼ 磐越西線運休区間 25〜29歳 1995年 1988人 → 2020年 1179人(-40.7%)▼ 磐越西線運休区間 30〜34歳 1995年 2397人 → 2020年 1498人(-37.5%)▼ 磐越西線運休区間 35〜39歳 1995年 2843人 → 2020年 1665人(-41.4%)▼ 磐越西線運休区間 40〜44歳 1995年 3067人 → 2020年 1866人(-39.2%)▼ 磐越西線運休区間 45〜49歳 1995年 3175人 → 2020年 1918人(-39.6%)▼ 磐越西線運休区間 50〜54歳 1995年 2512人 → 2020年 2018人(-19.7%)▼ 磐越西線運休区間 55〜59歳 1995年 3050人 → 2020年 2320人(-23.9%)▼ 磐越西線運休区間 60〜64歳 1995年 3383人 → 2020年 2712人(-19.8%)▼ 磐越西線運休区間 65〜69歳 1995年 3436人 → 2020年 2781人(-19.1%)▼ 磐越西線運休区間 70〜74歳 1995年 2794人 → 2020年 2738人(-2.0%)▼ 磐越西線運休区間 75〜79歳 1995年 1818人 → 2020年 1944人(+6.9%)△ 磐越西線運休区間 80〜84歳 1995年 1431人 → 2020年 2073人(+44.9%)△ 磐越西線運休区間 85〜89歳 1995年 723人 → 2020年 1698人(+134.9%)△ 磐越西線運休区間 90〜94歳 1995年 225人 → 2020年 965人(+328.9%)△ 磐越西線運休区間 95〜99歳 1995年 37人 → 2020年 323人(+773.0%)△ 磐越西線運休区間 100歳以上 1995年 5人 → 2020年 50人(+900.0%)△ 磐越西線運休区間 年齢不詳 1995年 0人 → 2020年 1人
磐越西線運休区間 総人口 1995年 4万4988人 → 2020年 3万3648人(-25.2%)▼ ------------------------------------------------------------------- 近江鉄道沿線 0〜4歳 1995年 9643人 → 2020年 7211人(-25.2%)▼ 近江鉄道沿線 5〜9歳 1995年 1万0404人 → 2020年 8415人(-19.1%)▼ 近江鉄道沿線 10〜14歳 1995年 1万1128人 → 2020年 8700人(-21.8%)▼ 近江鉄道沿線 15〜19歳 1995年 1万1862人 → 2020年 8853人(-25.4%)▼ 近江鉄道沿線 20〜24歳 1995年 1万2542人 → 2020年 8584人(-31.6%)▼ 近江鉄道沿線 25〜29歳 1995年 1万1568人 → 2020年 8822人(-23.7%)▼ 近江鉄道沿線 30〜34歳 1995年 1万1135人 → 2020年 9628人(-13.5%)▼ 近江鉄道沿線 35〜39歳 1995年 1万0909人 → 2020年 1万0773人(-1.2%)▼ 近江鉄道沿線 40〜44歳 1995年 1万2018人 → 2020年 1万2018人(0.0%) 近江鉄道沿線 45〜49歳 1995年 1万3453人 → 2020年 1万3278人(-1.3%)▼ 近江鉄道沿線 50〜54歳 1995年 1万0755人 → 2020年 1万1238人(+4.5%)△ 近江鉄道沿線 55〜59歳 1995年 9389人 → 2020年 1万0507人(+11.9%)△ 近江鉄道沿線 60〜64歳 1995年 9688人 → 2020年 1万0221人(+5.5%)△ 近江鉄道沿線 65〜69歳 1995年 9382人 → 2020年 1万0998人(+17.2%)△ 近江鉄道沿線 70〜74歳 1995年 6972人 → 2020年 1万1865人(+70.2%)△ 近江鉄道沿線 75〜79歳 1995年 5322人 → 2020年 8541人(+60.5%)△ 近江鉄道沿線 80〜84歳 1995年 3698人 → 2020年 6361人(+72.0%)△ 近江鉄道沿線 85〜89歳 1995年 1797人 → 2020年 4937人(+174.7%)△ 近江鉄道沿線 90〜94歳 1995年 499人 → 2020年 2618人(+424.6%)△ 近江鉄道沿線 95〜99歳 1995年 86人 → 2020年 700人(+714.0%)△ 近江鉄道沿線 100歳以上 1995年 9人 → 2020年 144人(+1500.0%)△ 近江鉄道沿線 年齢不詳 1995年 2人 → 2020年 4292人
近江鉄道沿線 総人口 1995年 17万2261人 → 2020年 17万8704人(+3.7%)△ ------------------------------------------------------------------- ※△…増加、▼…減少 ※津軽線運休区間…旧三厩村、旧蟹田町、今別町(青森県) ※花輪線運休区間…旧大館市、旧比内町、鹿角市(秋田県) ※米坂線運休区間…旧荒川町、関川村(新潟県)小国町、飯豊町、長井市(山形県) ※磐越西線運休区間…旧山都町、旧高郷村、旧喜多方市(福島県) ※近江鉄道沿線…旧水口町、日野町、旧蒲生町、旧八日市市、旧五個荘町、旧愛知川町、豊郷町、甲良町、多賀町、彦根市、旧米原町(滋賀県) ※10月1日時点 ※出典:総務省統計局「国勢調査」(外国人を含む) ※転載自由
ただ、恵まれた環境にある「近江鉄道」も、1990年代以降に日本でずっと続いている「独身率の上昇による少子化」の影響が徐々に出ていて、経営状態が厳しくなりつつあるようです。 近江鉄道の沿線にいくつもある「有名大企業の工場」が規模を拡大して従業員を増やせば「通勤客の増加」「地元住民の増加」「通学生の増加」などにつながるのでしょうが、こういったことは「世界経済の動向」や「企業の経営方針」次第です。
これから日本で「関東大震災」「阪神淡路大震災」「東日本大震災」のような巨大災害が発生した場合、「少子高齢化」「人口減少」の悪影響がもろに出て来るでしょう。 道路や鉄道が長期間にわたって「通行止め」や「運休」になったり、必要性の低い道路や鉄道が「破壊されたまま廃止」される事例(JR九州の日田彦山線・添田駅〜夜明駅やJR北海道の根室本線・富良野駅〜上落合信号場など)が増えるでしょう。(※地方の現役世代や子供がどんどん減っているので仕方がありません。あきらめましょう。)
|
No.242261 2023/01/14(Sat) 15:47:55
|