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いま鹿児島県にある「桜島」で噴火が起きています。 地元の人の動画投稿によると、今回の噴火は「かなり珍しい」そうです。
★20250515 緊急噴火映像(YouTube)
『本日昼前頃、仕事帰りに桜島を見て おお!久しぶりに高く噴いてるなーと思いながら普通に帰宅しましたが』 『家に近づくにつれ噴煙が大きくなり 只事ではない気がして急いで動画撮影した次第です』 『10分程になってますが実際は3〜4時間分の内容です』 『ここまで長時間噴煙が上がり続けるのはかなり珍しいので今後の異変が心配です』
ちなみに、1912年に起きた「ミャンマー大地震」(M7.9)の2年後に「桜島」が大噴火しています。 下の動画は、当時の噴火の記録です。
★「桜島の大正噴火」かごしま防災スイッチ(YouTube)
『1914年(大正3年)1月12日の桜島大正噴火。噴煙は1万8000メートルに上り、火山灰や溶岩などの量は通常の噴火の10万回分に相当するとされます。』 『噴火後にはマグニチュード7.1の地震も発生し、一連の死者行方不明者は58人にのぼりました。』 『京都大学の井口教授は、大正噴火級の大規模噴火を起こせるマグマの量はため込まれており、大規模噴火は、私たちが生きている間に起こる現象だと考える必要があると語ります。』
今回の「桜島」の噴火活動ですが、地元マスコミの報道によると、まだ「山体の膨張」は解消されていないそうです。 「えいしゅう博士」の動画によると、群発地震が続いている山口県の「阿武火山群」あたりでも地殻変動が見られるそうですが、どちらも要注意かもしれません。
★桜島で連続噴火は止まるも噴火・爆発続く 噴煙2700mの高さ 山体の膨張は解消されず(YouTube)
■火山の状況に関する解説情報:火山名 桜島 ----------------------------------------------------------------------------- 2025年05月15日16時00分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 桜島では、山体が膨張した状態で経過しています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。
南岳山頂火口では、本日(15日)未明から噴火が発生しており、噴煙は最高で火口縁上3000mまで上がりました。12日20時頃から続いていた山体膨張は15日11時30分頃から山体収縮の傾向に変化していますが、12日20時以前と比較すると膨張した状態が続いています。 南岳山頂火口または昭和火口において、この山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用してください。
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。 ----------------------------------------------------------------------------- 出典:気象庁「噴火警報・噴火速報」
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No.252339 2025/05/16(Fri) 15:14:05
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