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2021/ 4/18 10:17 更新 太陽の東端で小さいフレアが発生しました。高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
今日未明、18日1時半(世界時17日16時半)に、 B9.7の小さいフレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 これを見ると、フレアが発生したのは太陽の東端(左端)の向こう側です。 従って、本当のフレアの規模はこれよりも大きい可能性があります。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左側に向かってCME(コロナ質量放出)が飛び出す様子が 撮影されています。 地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。
この後、太陽の東端から活動的な領域が現れると思われます。 どの様な領域か注目してください。
現在見えている黒点は、 西側(右側)の2814、2815群はかなり小さくなっています。
太陽風は、580km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は、8nTから5nTへ少し下がり、平均的な値に戻っています。
磁場の南北成分は、南寄りの変化が続いています。 このため、磁気圏の活動は活発な状態が続き、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が続いています。
太陽風のデータでは磁場強度が少し下がって来たので、 この後の磁気圏の活動は、規模が少し小さくなるかもしれません。
SDO衛星AIA193では、太陽の南半球のコロナホールは、 後半の領域(左側の領域)が、太陽の中心線にかかっているところです。 高速の太陽風は、もう5日くらい続くかもしれません。
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No.235640 2021/04/18(Sun) 17:47:57
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