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白い 世界 / 益山弘太郎


放射する 光の 渦

風に 揺れて

氷に 反射して

町に 舞い降りて くる

歩道橋には 真冬の 太陽の 粒子が

雪は 降って くる

あなたの 心は

いま 何処に ある のだろう

この 街頭も 夜半には

青い イルミネーションに なる

風の 中に

晩秋の 紅葉の 最期の 一葉が

雪は 降って いる

十二 月 は やって きた

冬は やって きた のだ

万来の 喝采を あびて

冬は やって きた

No.845 - 2024/02/27(Tue) 14:53:15

Re: 白い 世界 / 齋藤純二
キラキラと光りながら降り落ちる雪なのでしょうか、
きれいな風景が拝読していまして頭に浮かんできます。
冬の訪れを楽しみに待っていた感じも伝わってくる作品ですね。
雪は寒いだけではなく、景色を白一面にしてしまう美しさがあり
とくに雪があまり積もらない都会では非日常感がとても味わえることでしょう。
雪が積もると青いイルミネーションとあるように、雪の青さを感じますね。
その青さを感じながら、吸い込む空気の匂いの新鮮さも想像しながら
拝読できとても良かったです。

No.852 - 2024/02/28(Wed) 23:06:40

Re: 白い 世界 / 益山弘太郎
ありがとうございます!私は、雪があまり降らない 伊豆 生まれですので それだけに 冬の雪への憧れがあります。最近 友人とtrio で、イベントなどで 歌を歌っていまして. . . . この詩は【 いきものがかり】さんの 「 歩いていこう」歌詞, 歩道橋の向こうに 冬の街が見えたよ、から イメージを浮かべました。大ファンなんですよ。先月は 東京にも降雪が ありましたね。春も もう間近です、冬の精が残していった 綺麗な雪のような ご健勝を先生にある事を お祈りいたします。
No.853 - 2024/02/29(Thu) 16:09:30
無限 の 光り / 益山弘太郎


その 溶接工は 仕事とは 関係のない

棒のような 物を 数回 叩くと

穴から 何かを 放り込んで しまった

しかし溶接工は溶接工 作業は 続いていく

ラインが 停滞して

ベルトコンベアー の スピードが 落ちた

その 合間の出来事 であった

次から次へと製品の自動車は完成していく

電光掲示には目標生産台数1500と掲示

その 下には およそ 30秒 毎に 1ツ づつ

完成台数が 点滅して 増えていく

全ての労働者が残業を余儀なくされていた

そして ようやく 1日の 稼働が 終わった

工員達は列を作って タイムカードで帰る

その 溶接工も 例外では なかった

そして翌朝 彼は銀行へ 行って通帳を 記帳

笑顔で ほくそ笑んだ これだけ 貯まれば

彼 自身の 新車の 自動車が 買えるだろう

と その時

町の大通りの天空の小さな小さな宇宙から

ちっぽけな 隕石が

落下する 音が 聞こえて きたのだ

すぐさま パトカーが やって来る

1時間ほど すると

新聞記者達が 集まって来た

もはや 正午の お昼の ニュースでは

この 事件で 望っきりだ

太陽が

秋風と 雲に たなびいていた

No.844 - 2024/02/27(Tue) 14:36:36

Re: 無限 の 光り / 荻座利守
不思議な感じの詩ですね。
溶接工が放り込んだ何かとは、一体何だったのでしょう。
朝に落ちてきた隕石は、何を表しているのでしょう。
色々と想像してしまいます。
末尾の
「太陽が
 秋風と 雲に たなびいていた」
という表現が独特な感じでいいですね。

No.848 - 2024/02/28(Wed) 19:30:04

Re: 無限 の 光り / 益山弘太郎
ありがとうございます。30年前, 34歳の時に、1ヶ月だけ 自動車工場に勤めた 体験から書きました。翌年、ラジオのニッポン放送へ 警備員として赴いた経緯から 振り返ると. . . 。溶接工が 穴に放り込んだものは、人生上の 悩みや虚しさ だと思います。次の職場て 物珍しい華やかな芸能人たちと 遭遇しました。それが 宇宙の空から落ちてきた . . . という想い。また 今現在にしてみると、自分がこうして 詩誌へと poem を投稿している . . . ことも 2年前の作詩ですが、なにか 不思議な気持ちに なるんですよ。 初 投稿でした。うれしいなぁ
No.850 - 2024/02/28(Wed) 21:22:14
どこへ / あこ



哀しみの




向こうに見える

君の顔






溶けて

流れて







何処へ   行くのか

No.841 - 2024/02/24(Sat) 15:16:19

Re: どこへ / 齋藤純二
吹っ切れた感じがしましたね。
ご自身の気持ちの中で何処に行くのだろう。。。

No.843 - 2024/02/26(Mon) 19:27:22

Re: 齋藤純二様 / あこ
感想ありがとうございます
多分心のずっとずっと奥の方へ

No.856 - 2024/03/02(Sat) 10:18:17
貰った一枚の写真 / M・K
竹林の
その先が
見えなくても

手前には
鮮やかに輝く
紅梅が咲き乱れている

そして下には
雨で濡れた大きな石が
光っている

暗いだけ
明るいだけでも
つまらない

色んなことがあって
いいんだよ

あなたが感じる事
あなただけじゃない
知っていてほしい

もっと自由に
伝えられたらいい
まっすぐに

何も恐れず
そして諦めずに
きっとできる

本当の敵は
臆病な
自分なのかもしれない

隠さずに
打ち明けてみよう

わかっているふり
なんて
しなくていい

皆も
知らない
わからない

そんな中を
気付かされて
潜り抜けていく

見えない敵
それでも
勝ちに行こう

No.835 - 2024/02/24(Sat) 02:01:11

Re: 貰った一枚の写真 / 齋藤純二
もらった一枚の写真からという流れで、
竹林の向こう見えない敵、という「自分」。
今見えているきれいな景色、それを喜ぶ心も
大事にしなくちゃ、そんな心情の描写が上手に描かれていますね。
また、明るいところ、暗いところ、と
どちらもないとつまらない、
ポジティブもネガティブな気持ちも
もち備えていることによって自分らしさが保たれている、
そんな意が汲み取れ深みのある作品ですね。
一枚の写真から自身と対話している様子の構成も素晴らしいかったです。
(うーん、これは初心者ではなく超上級者の作品ですね)

No.836 - 2024/02/24(Sat) 10:14:44

Re: 貰った一枚の写真 / M・K
齋藤 純二 様

ご感想ありがとうございます!
貰った一枚の写真からイメージというか浮かぶ言葉を綴らせていただきました。風景とか自然とか大好きです。絵や書とか芸術大好きです。
上級者とは勿体ないお褒めのお言葉!励みにしてまた書いていきます!

No.842 - 2024/02/25(Sun) 00:18:54
恋人協奏曲 / 上田一眞(じょうでんかずま)
なんとなく口ずさむ歌がある
ラヴァーズ・コンチェルト 
訳すと恋人協奏曲か?
黒人の女性ジャズ・シンガー 
サラ・ヴォーンがカヴァーした名曲だ

 ♫How gentle is the rain
 That falls softly on the meadow?
 Birds high up in the trees
 Serenade the flowers with their melodies

 ♫雨はなんて優しいんだろう
 そっと草原に落ちますか?
 高い木の上の鳥たち
 花のメロディーでセレナーデを奏でる

そっと草原を潤す雨
ラヴァーズ・コンチェルトには
雨がよく似合う

この曲は若き森山良子さんも
カヴァーして
歯切れよく軽快に唄っていた

1970年代を思い出すと
ジョーン・バエズやボブ・ディラン
PPMやジュディ・コリンズなど
ベトナム反戦歌が多く唄われた
そんな中 ぼくは
よりポップなものを求めていた

サラ・ヴォーンや
エラ・フィツィジェラルドは
魅力的だった

黒人にしか出せない
綺麗な低音とちょっぴり嗄れた
ハスキーな声
そして 圧倒的な声量
スピリチュアルな気配

 ♫雨はなんて優しいんだろう
 そっと草原に落ちますか?

ぼくは雨が好き
雨粒は
空気の抵抗で
くるくる回転して落ちて来るという
南部の草木を濡らす雨粒は
優しいから
回転量は少なめかな?
そんな想像をしながら
ラヴァーズ・コンチェルトを愉しんだ

バッハの曲がこんな風に変わるなんて
不思議に思いながら
サラ・ヴォーンの甘い声に酔った

No.834 - 2024/02/24(Sat) 00:10:58

Re: 恋人協奏曲 / 齋藤純二
素晴らしい歌へいざなう作品をありがとうございました。
YouTubeで聴きました。
雨を絡めた歌が素敵ですね。
子ども頃にこの曲はピアノで習いましたね。
リズムよく跳ねる感じがとても好きでした。

No.838 - 2024/02/24(Sat) 10:50:46

Re: 恋人協奏曲 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤純二様

こんにちは。上田です。

作品を読んで、感想を下さる方が音楽を理解し、愛されている方でよかった、と思います。1970年代の歌なんてもう死滅してますもの。僕の年齢もわかってしまいますね。 

いつも温かい感想を頂戴しています。感謝申し上げます。

No.840 - 2024/02/24(Sat) 11:41:12
運命 / 久保田
善行を積んだ霊は
自らの住処を与えられた
のんびり寛ぐ悠々自適の日々

悪行を積んだ霊は
自らの住処がない
浮遊するホームレスの日々

肉体がまだあった頃の選択が
霊魂の運命を変えた
現世の重要性が浮かび上がった

No.833 - 2024/02/23(Fri) 12:46:20

Re: 運命 / 齋藤純二
一連の表現がいいですね。
今生きているものが先祖に見守られている感じも出ていて。

ひとの心の中にある道徳心には
善悪の行いが自身の生き方について問う
教えの根本にあるのかな、と思いながら作品を拝読しました。

No.837 - 2024/02/24(Sat) 10:26:31

Re: 運命 / 久保田
齋藤様、感想をありがとうございます。励みになります。通常の詩とはテーマが大きく異なっているので、四苦八苦しております。やはり、難しさを感じますが、どうにか精進していこうと思っています。
人間は生きていて善も悪も経験しますが、その両方がいつか必ず返ってくることは忘れないようにしようと思っています。

No.839 - 2024/02/24(Sat) 11:07:22
たそがれ / あこ


最後の最後に
人は何を思うのだろうか

走馬灯のように人生が駆け巡ると 人は言う

そして

助けてくれと願いながら
悲痛に叫びながら いくのか・・?

願わくば
愛だけを胸に

からだ中の愛だけを胸に・・・・

たそがれのなかで
ふと・・・・おもうこと・・・・

願わくば
私のなかの無数の貴方とともに・・・・

にっこりと
おだやかに
流れるままに

No.828 - 2024/02/21(Wed) 10:43:28

Re: たそがれ / 荻座利守
最後の最後に人は何を思うのか。
どんな逝きかたをするのか。
人間にとって永遠のテーマですね。
「願わくば
私のなかの無数の貴方とともに・・・・」
というところに想いが込められていていいと思いました。

No.830 - 2024/02/21(Wed) 12:04:38
菜の花は / ともみ

菜の花畑に朝が来てくれた
空を見上げてみる
春風が南から吹いてくる

春がゆっくり到達した
もう暖かい春が来たのだから
朝のこの時間はなにをすればいいのか

住んでいる庭から
まわりの景色を見て見る
暖かくなると夢がやってくる

夢を描けば
もっと楽しくなるから
菜の花は春風に揺れて

No.827 - 2024/02/21(Wed) 09:16:25

Re: 菜の花は / 荻座利守
全体的に温かさとともに、清々しい感じのする詩ですね。
特に、
「菜の花畑に朝が来てくれた」
というところと、
「朝のこの時間はなにをすればいいのか」
という表現に、春の中の清冽さが感じられて、いいと思います。

No.831 - 2024/02/21(Wed) 16:28:41

Re: 菜の花は / ともみ

荻座利守 様

いつも感想ありがとうございます
菜の花畑に朝が来た時の事を書いてみました

朝これからの時間なにをしたらいいのか
そんな思いが大切なことだと

また書きますのでよろしくお願いします

No.832 - 2024/02/21(Wed) 18:46:38
悪人行進曲 / 久保田
因果応報という言葉は知っている
因果応報の言葉の意味も知っている
イチ、ニッ
イチ、ニッ

それでも悪事による利益は甘い
悪事をやめるなんて考えたこともない
イチ、ニッ
イチ、ニッ

悪人集団の行進は止まらない
悪人集団は隊列を組んで進んでいく
イチ、ニッ
イチ、ニッ

この世で啜った甘い汁は
あの世で苦い汁に変化する
イチ、ニッ
イチ、ニッ

懲りない面々はただ前に進んでいく
懲りない面々は地獄に向けて進んでいく
イチ、ニッ
イチ、ニッ

No.822 - 2024/02/18(Sun) 22:24:38

Re: 悪人行進曲 / 齋藤純二
わかっちゃいるけどやめられない🎵
そんな歌がありましたが、悪事をやめようとも思っていない悪人、
イチ、ニッのかけ声が機械的に行進している感じが出て、
あやしい雰囲気が上手く場面を作っていますね。

要約するとわかちゃいるけど悪事をして地獄へ行進。
読者としては語り部のメッセージが伝わらず
物足りない感じがするかもしれませんね。

さあ、悪人が地獄へ行き
どんな心境の変化が起きるのだろうか、
生まれ変わったら善人になれるのだろうか、
そのような次の展開に繋いでもいいかもしれませんね。

No.825 - 2024/02/18(Sun) 23:56:42

Re: 悪人行進曲 / 久保田
齋藤様、感想をありがとうございます。感想を書いて頂けるともう少し頑張らなくてはと思います。
確かに僕の意見は入っていなくて物足りなさがあると思います。勉強になります。
愛や希望についての詩は多く見られますが、悪人についての詩はなかなか見られません。マイケル・ジャクソンのスリラーの歌詞が斬新すぎて笑ってしまうように、笑いとばせる詩を目指さないといけないと思います。その点で、まだまだ修行が足りないと思います。

No.826 - 2024/02/19(Mon) 10:20:18
あの人のための / あこ


あの人のための 



 あたしではない










あたしのための    



あの人なのだ

No.821 - 2024/02/18(Sun) 13:15:26

Re: あの人のための / 齋藤純二
愛は惜しみなく与えるものとすれば、
こちらは愛されたいという作品のようですね。

No.824 - 2024/02/18(Sun) 23:31:18
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