ごほうびのような空 列車といっしょに心も走り出す 列車をうごかすのは運転士 気持ちをピリッとはりつめて 「今日も正確に」 「正確を当たり前に」
着いたのは 花のうつくしいまち 多くの人がさんざめく 物語がつまった洋館をめぐり 疲れたらベンチにかける 当たり前のようで決して当たり前じゃない いつもそこにあるものが いつもそこにあるということは
露店にはあふれんばかりのおいしそうと すてきな笑顔 それにつられて こちらも笑顔 こちらの笑顔は一時だけど 彼女の笑顔は一日中 だれかの非日常は だれかの日常で彩られる
まちはうごいている ひとりひとりの日常が まちをうごかしている
うす紫の夕暮れが 昼間でほてった空気を徐々に冷やすとき 駅へ向かう交差点に ゆるやかに おおきく 波が起こる
日常にいる人も 非日常にいる人も おたがいを侵し合わないように しずかに しずかに 波を起こす
そのとき 自分も少しだけ このまちをうごかしている気分
今日はたのしい一日をありがとう 明日はわたしの日常が わたしのまちをうごかします
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No.1077 - 2024/05/05(Sun) 08:58:24
| ☆ Re: だれかのまちで / 荻座利守 | | | 観光地の様子を描いた詩のようですね。 でもそのシチュエーションで伝えたかったことは、日常の大切さ、あるいは尊さでしょうか。 「だれかの非日常は だれかの日常で彩られる」 というところがとても印象的でした。 また、「おたがいを侵し合わないように」というところに、オーバーツーリズムへの寂しい思いや哀しい思いが滲んでいるようにも感じました。 美しい作品だと想います。 よろしければ次回は、MY DEAR掲示板へ投稿されてもいいのではないでしょうか。
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No.1078 - 2024/05/05(Sun) 14:26:21 |
| ☆ Re: だれかのまちで / 齋藤純二  | | | とても視点が素晴らしい作品ですね。 誰かの非日常が誰かの日常に彩られる、って。 そして、この気分の良さは最高ですね!
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No.1079 - 2024/05/05(Sun) 16:12:28 |
| ☆ Re: だれかのまちで / 人と庸 | | | 荻座様 ご感想ありがとうございます。 とてもきれいな街だったので、それが伝わったのであればうれしいです!
私はまだまだですが、MY DEAR掲示板に挑戦したい気持ちはあります。 そこで少しずつ勉強させていただきたいです。
齋藤様 ご感想ありがとうございます。 いい一日って滅多にないものですよね。 そんな一日を過ごせた後は、「ありがとう」しかありませんでした。
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No.1081 - 2024/05/05(Sun) 22:35:05 |
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