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夜つゆは君の涙 / 上田一眞(じょうでんかずま)
夜明けの光を二人で見ようと
椿峠までやってきた
思ったよりも夜の帳(とばり)が重たくて
フロントガラス濡らしてた

未明の夜空は残り星が煌めき
手を伸ばせば届きそう
車の後部に二人して
夜明けの光をじっと待つ

フロントガラスに手をやると
夜つゆが流れて滝のよう
梢から朝の囀りが聞こえてきて
小鳥たちの寝覚めのときがやってくる

夜つゆは君の涙だが曙光の輝きを写してる
二人の今日を懸命に
二人の明日に希望を持って
さあ歩もう
たとえそれが茨の道であるとしても

No.482 - 2023/11/18(Sat) 00:34:24

Re: 夜つゆは君の涙 / 齋藤純二
車から見える景色、車中での様子と心情が
丁寧に描かれていまして
目の前に映し出されるように想像でき拝読しました。
飽和状態のフロントガラスについたつゆが
感情がこぼれるように涙のように流れる表現は
じんわりと伝わってきて、素晴らしい作品だな、と。
先日、この作品と同じように
夜明けを見に江ノ島に行ったのですが、
ちょっと観光し、車中で仮眠していたら
もう日が沈む頃になっていまして、
出と入りの太陽から「さあ歩こうエネルギー」を
もらいリフレッシュしましたよ!

No.483 - 2023/11/18(Sat) 13:21:08

Re: 夜つゆは君の涙 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

こんにちは。上田です。
僕の作品をいつも丁寧にお読み下さり、ありがとうございます。
感想を拝読してて、大学に入って間もない頃、小田急で江ノ島に行き、鎌倉を回ってとても楽しい時間を過ごしたことを思い出しました。湘南は素敵ですね。今は故郷に帰って遠い所となりましたが、また訪れてみたいものです。
また、投稿しますのでお読み下さるようお願いいたします。

No.484 - 2023/11/18(Sat) 16:03:08
こころの病 / めくろり
病気だと言うと
嘘ではない

困っている

だけど病気だと言うと
身体の病だと思われる

「心身の健康」という言葉があるのだから
どちらかが弱ると
健康では無くなってしまう
どちらかが弱ると
病気になってしまう

「病は気から」という言葉があるのだから
どちらかが弱ると
健康では無くなってしまう
どちらかが弱ると
病気になってしまう

こころの病は見えにくいから
こころの病は捉えにくいから
病名がない病気の病名がある
多分この先も
ずっと解明されることのない
この青空の下では

No.477 - 2023/11/16(Thu) 19:20:22

Re: こころの病 / 荻座 利守
心の病は見えにくいから、周りから理解されずに余計に苦しむということがあるそうですね。
「病名がない病気の病名がある」と「この青空の下では」というところが、どこか意味深長な感じでいいですね。
理屈で白黒つけるような思考では、決して心を捉えることはできない、そんなふうに受け取りました。

No.480 - 2023/11/17(Fri) 06:56:44

Re: こころの病 / めくろり
荻座さま 
ご感想ありがとうございます。心は難しいです。問いかけられても答えられない気がします。理屈では捉えられないという言葉をいただき、心に似合う言葉だと思いました。
読んで下さりありがとうございました。

No.481 - 2023/11/17(Fri) 15:50:19
春は春風 / ともみ

春の足音が聴こえて
暖かさが あなたを包んで
そして春の香りが

地面 木々の枝からは新芽が

陽射しはやわらかく
そよ風はやさしく

君の笑顔は素敵
春は春風にただよって

しばらくすると
野の草花が優しく
もう春が来たから
これから何を始めれば

No.476 - 2023/11/16(Thu) 09:06:01

Re: 春は春風 / 荻座 利守
大切な人の笑顔を、春の風みたいに感じているかのような印象を受けました。
「暖かさが あなたを包んで」
というところに、その人への想いが込められているように感じられます。
大切な人が笑顔でいれば、周りは寒くてもそこだけ暖かいのかもしれません。

No.478 - 2023/11/16(Thu) 19:45:23

Re: 春は春風 / ともみ

荻座 利守 様
ご感想ありがとうございます

笑顔があれば 暖かい思いを
そうゆうふうに書いて見ました

また書きますのでよろしくお願いします

No.479 - 2023/11/16(Thu) 20:17:50
「影法師」 / 万年 草
昔懐かし影踏ふみを路地裏で
子供たちが楽しそうにやっている

踏まれた影を
踏み返し踏み返し
まるで世間を見てるよう

影法師 影法師 泣いている

影法師 影法師 なぜ泣くの

現在(今)を嘆いて
泣いてるの


影踏みが終わった路地裏を
沈む夕陽が紅に染め抜いて

子供たちが
散り散りに帰ってく
影を引きずり帰ってく

影法師 影法師 泣いている

影法師 影法師 泣かないで

明日もきっと
晴れるから


子供たちの影踏みが終わっても
大人たちの影踏みは終わらない

踏んでは踏まれて
踏まれて踏んで
いつまでたっても
きりがない

影法師 影法師 泣きながら

影法師 影法師 祈ってる

いつか笑顔に
なれるよう

No.472 - 2023/11/14(Tue) 16:26:42

Re: 「影法師」 / 荻座 利守
子どもたちの影踏み遊びに託して、大人たちの生き方の寂しさを歌っているような詩ですね。
影法師が泣きながら、いつかは笑顔になれるよう祈っているというのは、読んでいて何だか切なくなってきます。

No.474 - 2023/11/14(Tue) 19:27:06

Re: 「影法師」 / 万年 草
荻座様、

ご感想ありがとうございます。
詩の意味をご理解くださって、
とても光栄です。

生きるとは、とても切ないことですね。
そのことが、この詩を通して伝わればと思います。

No.475 - 2023/11/15(Wed) 14:37:22
「許す」 / 万年 草
許すことを
知っていれば

誰かを傷つけずに
生きてゆけます

No.464 - 2023/11/13(Mon) 14:41:32

Re: 「許す」 / 荻座 利守
「誰か」の中には自分自身も含まれているようにも思います。
誰かをずっと許さず恨み続けることは、自分の心をも苦しめ傷つけてしまいますから。

No.470 - 2023/11/14(Tue) 06:41:20

Re: 「許す」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます、
そうですね、自分を許すことも
大事ですね。

誰かを許せない間は、
ずっと苦しいままですからね。

No.471 - 2023/11/14(Tue) 16:16:02
ハマナスの花 / ともみ

浜辺に咲いたハマナスの赤い花
子供たちがハマナスの赤い実を食べて
夏の日 故郷のことを想いだす

故郷の浜辺から海をみていた
子供の頃は毎日遊んでいた

毎日楽しければ
それで良かった

今の私は仕事に疲れはてて
でもハマナスの赤い花を思い出して
私は子供の頃の夢は実現できたのか

でもハマナスの赤い花は
なにか 語りかけてくれて

No.463 - 2023/11/13(Mon) 08:31:52

Re: ハマナスの花 / 齋藤純二
ハナマスって実が食べられるんですね。
海なし県の私は知りませんでした。
どんな味なんだろう?
思い出が語りかけてくれる、ほっこりいいですね!

ハナマスの咲く頃🎵
思い出してごらん俺たちのことを🎵
加藤登紀子さんの知床旅情を聴きたくなりました!

No.466 - 2023/11/13(Mon) 21:22:11

Re: ハマナスの花 / ともみ

齋藤純二 様
ご感想ありがとうございます

そうですね、実がなり食べられます
ちょうどミニトマトの似ています
詩にしてみました

また書きますよろしくお願いします

No.468 - 2023/11/14(Tue) 06:21:09

Re: ハマナスの花 / 荻座 利守
懐かしい思い出の中に咲く、赤いハマナスの花が見に浮かぶような詩ですね。
「でもハマナスの赤い花は
 なにか 語りかけてくれて」
というところに、自分の生き方を探している心情が上手く表されていると思います。

No.469 - 2023/11/14(Tue) 06:36:22

Re: ハマナスの花 / ともみ

荻座 利守 様
ご感想ありがとうございます

皆さん忙しい社会で
乗り遅れないように
どうしても忙しく働くので

もっと自分の速さで働いても
良いのではないかと


また書きますのでよろしくお願いいたします。

No.473 - 2023/11/14(Tue) 18:06:39
ハウスクリーニング / じろう
それにしても
気味の悪い部屋ね
仕事でなけりゃ
ぜったい中に入りたくないんだけど…
それもこんな夕方から始めて
徹夜で終わらせてくれ、だなんて…

「ちょっとあんた
誰もいない部屋に何の用?」
「いえ、あの、管理会社さんから
急にハウスクリーニングを頼まれて」
「そうなんだ。あんたも運がわるいね。
この空き部屋、夜になると
子供の泣き叫ぶ声がするって噂だよ。
そもそも住人だった若夫婦が
虐待で子供を死なせて、警察に捕まったらしいのよ」

そんな話なら、聞かない方がよかった
さっさと終わらせよう

あれ、さっきここに置いておいたモップとバケツ
どこ行っちゃったんだろう
あら、やだ…風呂場の水道の蛇口しめたはずなのに
やっぱり、この部屋の中に誰かいる!?

待って!何で急に電気が消えちゃうの?
それに、わたしのリュックの脇にしゃがんでいるのは誰?
暗くてよく見えないけど
小さい男の子じゃない?五つぐらいかしら
ひょっとして、ほんとに出てきちゃったってわけ、幽霊が?
もう、ダメ、怖くて、声を出したくても出ない…
助けを呼びたくても、無理…

あれ、それにしても、この子
あんまりこっちに関心ないみたい
何かを夢中でいじってる
わかった…わたしがリュックに着けた
テディベアのアクセサリーよ!

そりゃそうよね、まだ小さいんだもの
ぬいぐるみとかで遊んでいたい年だよね…
それなのに、ひどい!
親に暴力振るわれて
ろくに楽しい思い出もないままに死んでしまって…
可愛いさかりなのに、どうして?
もし、わたしが母親だったら、さぞかし慈しんだろうに…

いいよ、いいよ
そんなちっぽけなクマさんでよかったら
好きに遊んでいいよ
楽しい?そう、よかった!夢中になって遊んでる…
何だか目がしらが熱くなってきたわ
あら、やだ、わたし涙がこぼれてしまって
さあ、こっちにおいで、抱きしめてあげる
何て可愛いんだろう…
幽霊だって、かまやしない!

………………

あっ、しまった!もうこんな時間、
すっかり朝になってしまったわ
うっかり寝入ってしまったのかしら?
それに、あの男の子はどこ?
もしかして、ゆうべのことはぜんぶ夢?

案外そうでもなさそう…
だって、リュックのテディベアの脇に
きれいな付箋が貼ってあるもの
「おねえちゃん、どうもありがとう。今日もいいことありますよう
 に!」

No.458 - 2023/11/11(Sat) 11:45:30

Re: ハウスクリーニング / 荻座 利守
世間では児童虐待のニュースが頻繁に伝えられています。痛ましいことです。
そんな暗く重たいテーマの詩ですが、最後のテディベアに貼られた付箋が、その暗さを和らげているように感じられました。

No.459 - 2023/11/11(Sat) 13:15:07

Re: ハウスクリーニング / じろう
荻座 利守 様

ご感想を下さり誠に有難うございます。
少子化対策が叫ばれる一方で、虐待やいじめで大切な命が失われていく状況を、とても悲しく思います。じろう

No.461 - 2023/11/12(Sun) 10:04:50
いつもの典子 / 上田一眞(じょうでんかずま)
通学電車の指定席で
帽子で顔を隠して寝ていると
ゴソゴソっと音がする

いつもの 駅で
いつもの 車両に
いつもの 典子は乗ってくる

いつもぶっきらぼうで
カバンをぶらぶらさせて歩いてる
ちょっとコケティッシュな女の子
典子は女子バレー部のキャプテンだ

あ〜あ 欠伸してら
夜更かししたのかな
勉強してたとは思えないなあ

典子は物理が苦手だ
いつもシビレに当てられて

 わかりませ〜ん!

って応えてる
次はいつも僕の番

 わかりませ〜ん!

って応える
典子は屈託なく
艷やかな瞳で僕を見て笑う
一眞も馬鹿だなと思ってる


*シビレは物理の名物先生

No.457 - 2023/11/11(Sat) 00:10:36

Re: いつもの典子 / 齋藤純二
いつもの典子、いつもの一眞
なんだか平和な学園生活にほっこりしました😆

No.465 - 2023/11/13(Mon) 21:01:02

Re: いつもの典子 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様
こんばんは。上田です。
いつも感想を頂きありがとうございます。また、投稿しますのでお読み下さい。

No.467 - 2023/11/13(Mon) 22:25:46
地味なあいつ / ゆぴこ
最初は気になってなかったのに…
なぜだろう話せると嬉しい…
なぜだろうあいつが笑ってるだけで嬉しい
なぜだろう…なんで…なんでなの
この私が地味なあいつに?
この気持ちは何?好きなの…?
信じれない…信じたくない…
でもいつの間にか目があいつにいってた…
一度は手が繋いでみたい…夢でもいい1秒なんて言わないから付き合いたい
いつかわからない私が片思いしていたんだ…

No.450 - 2023/11/09(Thu) 18:43:49

Re: 地味なあいつ / 齋藤純二
新しい自分というか、
もともと持っていた感性なのか、
知らない自分を知ってしまった恋ですかね、
めちゃ臨場感があり心情が伝ってくる作品でした!
理由が分からないのがいいですね、あの地味なあいつに……

No.452 - 2023/11/09(Thu) 20:21:08

Re: 地味なあいつ / 荻座 利守
自分の内にある、揺れ動く片想いの感情に気づいて戸惑っている心の動きが、とても上手く描かれていると思います。
特に、「いつの間にか目があいつにいってた…」というところが新鮮な感じでいいですね。

No.453 - 2023/11/09(Thu) 21:20:11

Re: 地味なあいつ / 紗野玲空
ゆぴこちゃん
はじめまして
紗野玲空ともうします
よろしくね

わかる、わかる、と思わずひざを打ちながら、拝読させていただきました。
相手が笑ってるだけでうれしい…ありますよね。
なぜだろう、なぜだろうと自分に問いかけている詩句が、ゆぴこちゃんの恋心のとまどいを、よく表していると思います。
マジで恋する5秒前(そんな歌がありましたね)のみずみずしさがとてもよく伝わってきました。
いい詩ですね。
また書いてくださいね。
恋もうまくいきますように。
おうえんしています。

No.460 - 2023/11/11(Sat) 21:05:47

Re: 地味なあいつ / ゆぴこ
佐野玲空様
ご感想有難うございます! 
この気持ちを共感できる方がいてくれて嬉しいです!
私の恋も実際こんな感じなのですが、本当に体験したことがある人なら絶対共感してもらえると思いながら書きました!

No.462 - 2023/11/12(Sun) 18:31:26
「夢」 / 万年 草
最後の
最後まで

夢はあきらめちゃ
いけませんよ

No.446 - 2023/11/09(Thu) 14:22:52

Re: 「夢」 / 荻座 利守
歳を重ねるごとに夢から遠ざかってゆく、そんな心を励ますかのような詩ですね。
No.448 - 2023/11/09(Thu) 17:26:43

Re: 「夢」 / 齋藤純二
はい、あきらめていませんよ❗️
No.451 - 2023/11/09(Thu) 20:08:57

Re: 「夢」 / 万年 くさ
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、いつまでも夢は追いかけていたいですね。

齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね。その意気です!

No.455 - 2023/11/10(Fri) 13:20:33
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