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鎮魂 / 異邦人
  山の崖の上に指で丸を作った大仏が座っている
  カラスが肩に止まっていた
  私は包帯を巻いた腕を胸の前にぶらさげている
  豆粒のような私は高い空を見上げていた
  ジェラルミンの飛行機が飛んでいた
  空から紙屑のような雪が降ってくる
  事故で亡くなった者たちの鎮魂碑が大仏のうしろに
  膝を抱えて座っていた
  線香の煙が雲になって大仏をのせている
  私の姿は白い包帯とともに消えていった
  

No.2476 - 2025/08/16(Sat) 01:07:44

Re: 鎮魂 / 荻座利守
この詩はどこか、30年前の日航機墜落事故を思わせるような作品だと感じました。
崖の上の大仏、腕を怪我した豆粒のような私、ジェラルミンの飛行機、紙屑のような雪、そして、事故で亡くなった者たちの鎮魂碑。それらのものが墜落事故を連想させます。
そして末尾の、「線香の煙が雲になって大仏をのせている/私の姿は白い包帯とともに消えていった」という表現が美しく、鎮魂や慰霊の願いが巧みに表されています。
にじみ出るような悲哀を感じさせる作品です。

No.2481 - 2025/08/16(Sat) 10:40:19
花火 / 異邦人
   パッと咲いてパッと散る
   点滅数字の文字花火
   4974で19 私の人生
   パッと消えてパッと立つ
   岬の先の 波の花
   シャットダウンの音がした

No.2475 - 2025/08/16(Sat) 00:29:30

Re: 花火 / 荻座利守
花火の中に自分の人生を観ている作品ですね。
4974で19という文字花火が何を意味しているのか、はっきりとはわからないのですが、そこに何か大きな意味が隠されているように感じました。
そして末尾の、「岬の先の 波の花/ シャットダウンの音がした」という表現が、その瞬間に心に差し込んできた美あるいは衝撃を、うまく表していると思います。

No.2480 - 2025/08/16(Sat) 09:29:34
(No Subject) / そら
ねえ、君は今、どこにいるの?
僕はずっと、君を探してる。
名前も、顔も、声も知らないけれど、
君がこの世界のどこかにいるって、信じてる。

地球の空気は重たくて、
胸が苦しくなる日もある。
でも、もし君がそれを望むなら、
僕は最期まで呼吸を続けるよ。
この声が、君に届くまで。

僕の言葉は、うまく届かないかもしれない。
でも、もし君がこの手紙を見つけたなら、
それはきっと、偶然じゃない。
それは、僕たちが“出会う”ための始まり。

僕は、仲間を待ってるんじゃない。
探してる。
君も、探してるなら――
どうか、応えてほしい。

名前はいらない。
ただ、「君がいた」と教えてくれたら、
それだけで、僕は空になれる。

No.2474 - 2025/08/15(Fri) 17:51:07

Re: / 荻座利守
まだ見ぬ人への手紙のような詩ですね。
この世界のどこかに、自分を待っている人がいる、人生を形作る出会いが待っている。平凡な日常を生きてゆくには、そんな感覚が必要なのかもしれません。
「地球の空気は重たくて、/胸が苦しくなる日もある。」という表現が、なんとも言えない日々の苦しみをうまく表していると思います。
そして、「ただ、「君がいた」と教えてくれたら、/それだけで、僕は空になれる。」というところに、遥かな希望の光が見えるようで良いですね。
歩いてゆく力をもらえるような作品です。

No.2478 - 2025/08/16(Sat) 09:11:57
夏、夢をみて、手を伸ばすために。 / まようねこ
気づくと早い。

それぞれの場所から
わたしたちは、
もう走っていた。

何も特別ではないこの時間が、
どんどん過ぎていくことに焦りを感じた。

だからこそ、

忙しない毎日の中で
君と比較的ソフトな話をして笑い、
口の中でじんわり溶ける
ラムネの味を分かち合う
この幻が好きだ。

No.2470 - 2025/08/14(Thu) 19:40:27

Re: 夏、夢をみて、手を伸ばすために。 / 荻座利守
「時」というものは、振り返って見てみると、とても短く感じられるものですね。特に「夏」はそうなのでしょう。
「それぞれの場所から/わたしたちは、/もう走っていた。」という表現が、リアリティを感じられて良いですね。
そして末尾に「幻」という言葉を用いているところが、あっという間に過ぎ去ってまう時間の早さを、上手く表していると感じました。
そしてタイトルも、新鮮さを感じられていいと思います。
なお、最終連の「忙しない毎日」は、「忙しい毎日」のことですね。(何か別の意味が込められていたら、すみません。)

No.2472 - 2025/08/14(Thu) 22:28:37
「愛の詩(うた)」 / 万年 草
誰もがみんな
心の中を
あたためて

やさしく
豊かに
暮らせる世界

希望を信じて
奏でる詩は
すべてを守る
愛の詩

朝陽が街を
静かに照らし
目覚めてく

輝き
ときめく
平和な世界

空を仰いで
唱える詩は
未来へ続く
愛の詩

あぁ
愛があれば
愛の詩が
流れていれば

何も恐れる
ことはない

どんな時でも
守ってくれる
清く美しい
愛の詩

No.2469 - 2025/08/14(Thu) 12:55:51

Re: 「愛の詩(うた)」 / 荻座利守
誰もが、絶望や孤独や怒りや悲しみの詩ではなく、優しい愛の詩を口ずさみ、それがいつも、いたるところに流れている。
そんな世界が訪れることを願う詩ですね。
誰も取り残されず、守られるような社会が実現されることを、目指してゆきたいものです。

No.2471 - 2025/08/14(Thu) 22:09:39

Re: 「愛の詩(うた)」 / 万年 草
荻座さま、
ご感想ありがとうございます。
世界が愛の詩に守られますように、
心から願っています。

No.2473 - 2025/08/15(Fri) 09:04:41
家訓 / レノ

もういいのよく頑張ったよ

急ぎ過ぎたのね どうかな?

海に行けなくてもいいよ

そうだね

あなたとなら

朝目が覚めると、タバコをふかし、顔を洗う

君はおはようと言ってくれる

弟は寝ている・・・

行こうぜぇ?

うん☆

海が見えてきたよぉ?

目を細める・・・

加速する・・・

なんでぇ?嫌なの?海

ごめんなさい・・・

あ!農道が見えてきたよ

溝に落ちないね・・

おう、大体攻略してきたぁ

前はあんなに落ちてたのに

そうだな

ついたついたーコンビニ

付いたぞ、頑張れよ!

うん☆頑張る

じゃな、また迎えに来てやるからよ

うん☆

何泣き目になってるんだよ!!!ばかこなー

だっていつも家のこと大変そうだから

お前はお前のことをしてればいいんだよ^w^

うん☆

家に帰ると弟が起きていた

ささ洗濯だなぁ

家事や家事!

(お前最近、顔いろ変ってきたな?)

数時間後

夕方になるとピーン!

コンビニにハニーを迎えに

海行かないの?

まだ行けないんだよ・・・

事情がある

(・・・分かった・・・)

No.2464 - 2025/08/13(Wed) 17:18:20

Re: 家訓 / 齋藤純二
海に行きたい語り部、
海が嫌いなハニー、
だけど仲が良さそうなふたり。
弟の世話をしている語り部、
いつの日か三人で
楽しいドライブができるといいですね。

No.2465 - 2025/08/13(Wed) 23:34:22
雨上がりの奇跡 / ゆづは

深い空の底が破れ
天と地の境界はなくなり

崩れ去る日々 消えゆく景色
泥濘に哀しみだけを映して

沈黙の闇の中 
耳を塞ぎ 心鬱ぎ
けれど聞こえますか
あなたの影の傍らに
誰かの静かな祈りの声が

夜空は朝(あした)を身ごもり始め
大地は息を吹き返す
やがて 世界は目覚めて
何もかもが 
やさしい幻となりますように

どうか 忘れないでください 
まだ見えぬ虹の彼方に
幽かな光が あなたを
待ち続けていることを

No.2460 - 2025/08/12(Tue) 11:36:15

Re: 雨上がりの奇跡 / 齋藤純二
被災された方々へどうか乗り越えられますように、
そんな気持ちが強く伝わってくる作品でした。

作中の表現がとても素晴らしいです。
出だしの天と地の境目のくだり、
消えゆく景色、
やさしい幻、
など詩的な言葉のチョイスが上手ですね。
ただ、今回の作品に関しては
表現がきれい過ぎて豪雨からくる水、泥の猛威が
薄れ伝わってしまったかもしれません。

とても書く力量をお持ちの方だと思います、
どんどん詩の表現を楽しんでください。
楽しみにしております。

No.2462 - 2025/08/12(Tue) 22:38:39

Re: 雨上がりの奇跡 / ゆづは
齋藤純二様

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いいたします。
拙作へのご感想をいただきまして、ありがとうございます。お褒めのお言葉をいただき、大変光栄です。また、丁寧なご指導にも感謝いたします。とても勉強になりました。
これからも楽しみながら、詩の創作を通して、思考力や表現力を高めていきたいと願います。

No.2463 - 2025/08/13(Wed) 01:52:35
「雨に負けるな」 / 万年 草
雨に負けるな
雨に負けるな
今は激しい
この雨も
やがて上がって
虹が出る

やまない雨など
決してない
必ず上がって
陽は射してくる

あきらめるな
大丈夫だから

雨に負けるな
雨に負けるな
笑って越えろ
朝はきっと
やって来るから

今は不安な
この夜を
静かに耐えて
朝を待て

雨は上がるよ
必ずや
朝陽は昇るよ
必ずや

No.2455 - 2025/08/11(Mon) 09:41:11

Re: 「雨に負けるな」 / 万年 草
九州で、大雨の被害にあわれた方
謹んでお見舞いお申し上げます。

この詩は、少し表現がきつかったかもしれませんね。
もし不快な思いをなされたら、ごめんなさい。

私の地元北陸地方でも、先日線状降水帯が発生して、
不安な時を過ごしました。

今回の被害は、それとはまるで比べ物にならないほどの、
大きな被害でしたね。
なので、そんな方々を少しでも勇気づけて差し上げられればと、
その一心で、このような作品になりました。

この詩が、被害にあわれた方々の、
少しでも心の支えになれば、幸いです。

No.2456 - 2025/08/11(Mon) 09:50:04

Re: 「雨に負けるな」 / 荻座利守
私は大きな災害に遭ったことがないので、個人的に、そのような災害に遭われた方々へ向けた詩を書くのは、非常に難しいと感じています。
一般論として言えることは、「励ます」よりも「寄り添う」表現を用いること。
決して無関心ではいない、心を痛めている、そういったことを控えめに、謹んだ感じで伝えること。
そのような注意が必要だと思います。

No.2458 - 2025/08/11(Mon) 11:05:37

Re: 「雨に負けるな」 / 万年 草
荻座様、
ご感想と、ご指導ありがとうございます。
やはり、自分でも今回の作品は、
表現がきつかったように思います。
もう少し、痛みに寄り添える詩を
書くようにいたします。

No.2461 - 2025/08/12(Tue) 16:03:40
旅の住み処 / たんちょう
くるまのなか
そらは
てんねんぴか
はだしになれない

No.2454 - 2025/08/10(Sun) 20:44:55

Re: 旅の住み処 / 荻座利守
車での旅行の様子を描いた詩でしょうか。
ずっと車の中にいて、裸足になれないもどかしさと、空の美しさの対比がいいですね。
色々不便なことがあっても、車での旅には、それを上回るような良さがあるのかなと、そんなことをも感じさせられる作品です。

No.2457 - 2025/08/11(Mon) 10:50:01

Re: 旅の住み処 / たんちょう
へんしん(*- -)(*_ _)ペコリ
No.2459 - 2025/08/11(Mon) 21:21:38
火曜日の猫 / ゆづは
やさしい指先に
触れられたいと願う
僕を突き刺す指には
近づきたくはない

悪意や冷たさの潜む影を
踏まぬように 踏まぬように
爪先立ちで歩く僕

三日月の目を光らせては
いつも探しているんだ
逃げ道を 隠れる場所を 

突然 鳴り響く
インターフォンの音に
尻尾を丸め 身を縮ませて
居ないふりしてやり過ごす

見回りの警官が言ってたんだ
△丁目のお家が詐欺被害にあったって
その警官はホンモノ?
それすら分からない僕は
痺れたヒゲを震わせて
ドアに向かって小さく唸った

No.2451 - 2025/08/10(Sun) 00:32:52

Re: 火曜日の猫 / 荻座利守
猫の目線で描かれているところが、柔らかな感じがしていいですね。
でもその中に、現代社会への作者の視点や心情が表れていると感じました。
特に、「僕を突き刺す指」「悪意や冷たさの潜む影」「三日月の目を光らせて」といった表現に、独自さや実感が感じられていいと思います。
そして、猫が「その警官はホンモノ?」と思うところが、今の世の中の有りようをシニカルに表していて、面白いと思います。
人間よりも猫の方が賢いのではないか、そんなことを感じさせる作品ですね。

No.2452 - 2025/08/10(Sun) 11:09:39

Re: 火曜日の猫 / ゆづは

荻座利守様

こんばんは。ご丁寧なご感想をいただきまして、ありがとうございます。
やさしさのこもったお言葉に、心があたたかくなりました。
迷子になっていたところ、こちらの誰でも自由に投稿出来る伝言板を見つけました。
また利用させていただきますね。

No.2453 - 2025/08/10(Sun) 19:23:26
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