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Noway!NoLife / WATARU
道なんて無い俺には道なんて無い
四面楚歌に染まったこの世界で
誰かが現れこう言った「お前に明日は来ない」
まとわりつくこの世界で正気を保つのがやっとだった
離れたいんだここから俺の居場所はここじゃない
日々の階段を登っていくように足が疲れていく
ここから抜け出せる方法を教えてくれ
そのためなら何だってするぜ
あの時教わった歩き方で
もがいてたんだ
だけどこうじゃないって天使がささやいた
道なんて無い俺には道なんて無い
四面楚歌に染まったこの世界で
気づいたことがあったんだ
たったひとつだけ
まとわりつくこの世界で正気を保つのがやっとだった
離れたいんだここから俺の居場所はここじゃない
日々の階段を登っていくように足が疲れていく
ここから抜け出せる方法を教えてくれ
そのためなら何だってするぜ
あの時教わった歩き方で
もがいてたんだ
その時初めて聞いたんだ
「答えなんてない」ってそう聞こえたんだ

No.1771 - 2024/12/10(Tue) 23:05:02

Re: Noway!NoLife / 齋藤純二
なんとか正気を保とうとしてもがいている様子と
心情がとても伝わってくる作品になっていますね。
道なき道を行け、そんな答えが聞こえてきますが、
生きていくことは辛いことが多いけれど
そこも味わうことができると良いのですが……。

こちらの作品、連わけすると読者が読みやすくなり
場面がもっと伝わると思います。
ご一考くださいませ。

ちなみにこんな感じとか


道なんて無い
俺には道なんて無い

四面楚歌に染まったこの世界で
誰かが現れこう言った
「お前に明日は来ない」

まとわりつくこの世界で
正気を保つのがやっとだった
離れたいんだここから
俺の居場所はここじゃない
日々の階段を登っていくように
足が疲れていく

ここから抜け出せる方法を教えてくれ
そのためなら何だってするぜ
あの時教わった歩き方でもがいてたんだ

だけどこうじゃないって天使がささやいた
道なんて無い
俺には道なんて無い

四面楚歌に染まったこの世界で
気づいたことがあったんだ
たったひとつだけ

まとわりつくこの世界で
正気を保つのがやっとだった
離れたいんだここから
俺の居場所はここじゃない

日々の階段を
登っていくように足が疲れていく
ここから抜け出せる方法を教えてくれ
そのためなら何だってするぜ

あの時教わった歩き方でもがいてたんだ
あの時初めて聞いたんだ「答えなんてない」と

No.1772 - 2024/12/11(Wed) 01:46:39
「雪」 / 万年 草
西高東低冬型の
鉛のような北の空
さよならだけを
積み重ね
涙にくれる
少女の肩に
無情の雪は
降り積もる

白く染まった街路樹を
錦に彩るイルミネーションが
震える少女を抱きしめる

早く帰っておいで
家の明かりが呼んでいる
雪で胸までしばれぬうちに
雪で涙が凍らぬうちに

早く家時につくがいい

No.1767 - 2024/12/10(Tue) 14:24:30

Re: 「雪」 / 荻座利守
家に帰るということが、何か特別な意味を持つような気がする季節ですね。
身近にある大切なものに目を向ける、そんな時期なのかもしれません。
寒さの中に、仄かな温もりを感じさせてくれる詩だと思います。
ところで、末尾の「家時」は「家路」のことですね。

No.1768 - 2024/12/10(Tue) 19:29:54

Re: 「雪」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
ぬくもりを感じていただけて、
なによりです。

ご指摘の通り、
「家路」です。すみません。

No.1773 - 2024/12/11(Wed) 13:19:27
changes / WATARU
地獄の番犬が集う階段へ
登っていくと
そこには狂気があった
しばらくすると混乱が
辺りを取り囲む視線の先に
そこで見た景色はあまりにも
現実とかけ離れていた
取り囲まれた僕は
意識を失い一晩中彷徨っていた
正気を取り戻すと既に何もかもを捨てていた
どれぐらい時間がたっただろうか?
魔女が現れこう言った
「貴方に似合う帽子は何かしら?」
その後契約書にサインをしてこう言った
「僕はどんな事にも従いません」
しばらくすると意識を失い
僕は似合いの帽子を被せられた
「これで大丈夫」
起き上がるとそこで見た景色は昔と変わっていた
これからどう転ぶかは風に聞いて
風が知ってるからと
もう戻れない夏の日だった
そしてそれは十年前の約束だった
奴は付け加えてこう言った「お前に降りかかって来るものは全て幻さ」

No.1765 - 2024/12/09(Mon) 19:45:24

Re: changes / 荻座利守
はじめに出てくる狂気とは何のメタファーでしょう。捨て去った価値観でしょうか。
中盤の、正気に戻って被せられた帽子は何を表しているのでしょう。また、末尾の「お前に降りかかって来るものは全て幻さ」という言葉はどういう意味でしょう。
どこか仏教の無常観を思わせる終わり方ですね。
そこが印象深い作品だと感じました。

No.1766 - 2024/12/09(Mon) 22:20:32
投稿上のお願い / 齋藤純二
この投稿板は週に二作品までとなっております。
ペンネームを変えての三作以上のご投稿はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
(管理上、投稿情報をチェックしています)

No.1764 - 2024/12/07(Sat) 23:45:35
夜の看病 / 律子

  こどもが熱を出してしまいました
  風邪をひいたのでしょうか
  額に熱さましのシップを貼りました
  胸をさすっています
  風邪なら私に移してください
  つぶらな瞳でみつめられるだけで私は幸せです

No.1763 - 2024/12/07(Sat) 23:36:32

Re: 夜の看病 / 滝本政博
「風邪なら私に移してください」
ある種の祈りのような、尊い言葉だと思いました。

No.1770 - 2024/12/10(Tue) 20:25:11
冬の朝 / 律子

  海に雨が降っています
  はやく、帰って来て下さい
  腹の子が動きました
  手に息を吹きかけています

No.1762 - 2024/12/07(Sat) 22:48:18

Re: 冬の朝 / 滝本政博
「海に雨が降っています」は、とても詩的なイメージですね。家の窓から見ているのかしら。
お腹の子供と帰ってくる人への愛を感じます。

No.1769 - 2024/12/10(Tue) 20:20:49
自由と束縛 / 茶柱一福
自由の裏には束縛があって
束縛の裏には悲しみがある。

No.1760 - 2024/12/07(Sat) 19:30:00

Re: 自由と束縛 / 齋藤純二
自由の裏にある束縛、
とても感じることありますね。
はい、ご自由にやってください、
と言われ何も行動できないという
逆束縛みたいな……
束縛の裏の自由という悲しみ……

No.1761 - 2024/12/07(Sat) 21:24:06
さみしさ / 一本指

 お金はいっぱいあります
 友だちもいっぱいいます
 ひ孫もたくさん出来ました
 でも、このさみしさは何でしょう
 あなたもそばにいてくれるのに
 きっと、空が泣いているからです
 黙って、雨傘が立っているからです

No.1757 - 2024/12/07(Sat) 15:03:21

Re: さみしさ / 齋藤純二
お金はないですが
なんかわかりますね、その寂しさ。
歳を重ねる度に強くなってくるんですかね。
心がどうしようもない自分が歩いている、
そんな山頭火のような心境に……
人は人として十分に生きてゆける、
そうか、人として生きてればそれでいいか、なんて
山頭火の俳句を思い出し。

No.1758 - 2024/12/07(Sat) 19:11:41
クリスマス / 僧侶

  友達の遺影の前でお経をあげています
  クリスマスの日に坊主の私が君の葬式に呼ばれました
  粛々と読み上げる経文が事務的に聞こえるのを許して下さい
  私の顔から私を人に読み取られる事があってはならないのです
  お経の始めと終わりに響く仏具の「リン」を叩く音と
  手を合わせるしぐさだけが今君に伝えられるものです
  外に雪が降っているのが見えました
  君の後ろ姿を見るようでした  

No.1756 - 2024/12/07(Sat) 14:07:59

Re: クリスマス / 齋藤純二
僧侶たる者、こころ乱してお経をあげてはならぬという気持ちと
友人に対して、素っ気ない自身の姿を冷遇でごめんな、という気持ちが
入り混ざった様子が目に浮かびとても伝わってきました。
友人もすべてをわかってそのお経に感謝していることでしょう。

No.1759 - 2024/12/07(Sat) 19:25:16
/ 雪次郎
淡く光る月
ぼんやりとした光が
締め切ったカーテンの隙間を縫って、床に溢れる
太陽とは違って
温度のない光
暗闇に囲まれた部屋で
静かに光と手を握る

No.1753 - 2024/12/06(Fri) 18:38:17

Re: 夜 / 荻座利守
部屋の床に落ちる月光には、何か不思議な魅力があって、なぜか惹かれてしましますね。
「温度のない光」という表現がその不思議な魅力をうまく表していると思います。
また、「静かに光と手を握る」というところから、その月光に惹かれる心情が伝わってきます。
短くとも美しい詩だと感じました。

No.1754 - 2024/12/06(Fri) 19:32:23
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