朝 寝醒めると 窓の外 パラペットの上から 雀たちがこちらを見ている
雀くん おはよう おはよう
口パクで声のない声をかける 不思議そうに頚をかしげる雀 朝の寝醒めはよさそうだ
雀くん おはよう おはよう
おまえ いつもぼくのこと覗きに来るけど まさか 人間がいいなんて思ってないよな 苦しいことばかりさ なまじ 人生が長いからかな 小鳥は小鳥のまま 与えられた一生を全うした方がいい
お〜い 雀
その小さな躰に 幸せをいっぱい詰め込んで 人生にくたびれたぼくにも 夢を少し 分けておくれ ちょっとだけでいいんだよ 雀
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No.688 - 2024/01/13(Sat) 00:44:11
| ☆ Re: おはよう雀 / 齋藤純二  | | | 雀の本当の気持ちはわからないが 語り部の思いをはめ込みながら 会話にしている構成がなかなかいい感じですね。 飲み屋シリーズと同じように 話を聞いて欲しい気持ちが伝ってきます。 たぶん上田さんが詩を書き掲示板に作品をアップすることも もしかしたら同じような気持ちがあるのかもしれませんね。 心に中を表現する、詩の面白いところのひとつだと思います。 詩人と読者、直接的に会話をすることは少ないが、 情景を見ながら特殊な会話がされているのかもしれませんね。
その小さな躰に 幸せいっぱい詰め込んで
この表現めちゃいいですっ もうその姿を見せてもらえたら 小さな幸せをいただいているかもしれませんね。
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No.689 - 2024/01/13(Sat) 21:20:52 |
| ☆ Re: おはよう雀 / 上田一眞(じょうでんかずま) | | | 齋藤様
おはようございます。上田です。
何故詩を書くのか、余り深く考えたこともないのですが、一言で表すと、心の奥底を突き動かすものがあるんですね。このことは言っておきたいと。まあ、遺言みたいなものです。
その点ではこういう場を提供下さるMY DEARの皆様方には感謝しています。特にこちらの掲示板にはチャレンジした異なるジャンルの作品を投稿させて貰ってます。詩の完成度はどうだかいつも気にしてます。
失笑覚悟のものもありますが、今後も投稿したいと思ってますので宜しくお願い致します。
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No.691 - 2024/01/14(Sun) 05:15:44 |
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