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落葉は濃くなり / ともみ

紅葉のあざやかさは なぐさめられて
この季節に 赤城山の大沼湖畔から
秋の訪れはやさしく

モミジの木やブナの木の枝の葉は
赤や黄色の色に変色して
秋が深まってきた事を

湖の水面には色ずいた木々が映り
絵画のような風景
いつ来ても いいもので

今年も見に来てよかった
秋の日に 落葉は濃くなり
季節は秋から冬に変わっていく

No.270 - 2023/10/09(Mon) 08:48:24

Re: 落葉は濃くなり / 荻座 利守
山間の湖面に映る紅葉はとても美しいものですよね。
その美しさに心奪われる様子がうまく表されていると感じました。
末尾の「季節は秋から冬に変わっていく」というところもいいと思います。

No.271 - 2023/10/09(Mon) 10:23:42

Re: 落葉は濃くなり / 齋藤純二
拝読し、紅葉狩りに行きたくなりましたよ🍁
No.282 - 2023/10/10(Tue) 20:52:51
待っている / M・K
逃げられたのか
青い空が
まだ見えない

空を
見上げては
雲の切れ間を覗いている

晴れる
と聞けば
探してしまう
空の青さを

起きてから
ずっと
待ち侘びている

曇よ
さようなら
もういいでしょう

私は
すっきりとした
あの青い空が欲しい

晴れ晴れとした
明るい
昼下がり
を干した洗濯物も待っている

No.264 - 2023/10/08(Sun) 00:07:09

Re: 待っている / 滝本政博
選び抜かれた言葉がよい順序で置かれていて、
読んでいて気持ちがいいです。

詩の導入部は大切だと思うのですが、とても自然で面白い表現ですし、
最終連のちょっとトリッキーなもってゆき方もよいです。

No.265 - 2023/10/08(Sun) 02:35:09

Re: 待っている / 荻座 利守
1連目がいいですね。青い空に逃げられるという感覚が新鮮です。
また2連目も、青空が雲間から覗いているのではなく、雲間から青空を自分が覗いているところに、青空を求める心情がうまく表されていると思います。
青い空を観ると、心まで澄んでくるような気持ちになりますね。

No.267 - 2023/10/08(Sun) 09:10:57

Re: 待っている / 齋藤純二
逃げらています、私の住んでいるところでも。
空全体が薄い雲に張られて、洗濯物も心も晴れませんね☁️
とても共感しながら拝読させてもらいました。
言葉の過不足なくいい作品ですね。

No.268 - 2023/10/08(Sun) 13:24:14

Re: 待っている / M・K
滝本政博 様

ご感想ありがとうございます。
一連目はずっと思い付いた言葉で始めに使おうと思っていました。
面白い表現とは嬉しいです。最後の連、トリッキーでしたか。全体的に青い空を待っている心情が伝わっていれば有難いです。
予報では朝から晴れるはず〜でしたが午後やっと晴れてきて気持ちがスッキリしました。

荻座利守 様

ご感想ありがとうございます。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
青い空は心が澄んでくる、そうですね。晴れていたら、どこからでも沢山見られて清々しくなれてとっても良いです。

齋藤純二 様

ご感想ありがとうございます。
齋藤さんのところも逃げられていますか。早く青い空が見せに来てくれますように。晴れると聞いていたのに見えないと逃げられた気持ちになり書いてみました。褒めて頂きありがとうございます。

No.269 - 2023/10/08(Sun) 20:07:49
人生になるには / めくろり
悲しみも 嘆きも 憂いも
すべて この世界のもの

家が地球を包みこむように建っている

けれど
家は私たちを包みこんでいるだろうか
あの家の住人は本当に幸せなのだろうか
社会という文字が書かれたドアを
トイレのように軽々しく
ノックすることはできない
私がそのドアで交響曲を奏でると
乾き切った沈黙が返ってくる

人生という言葉は
人と生という文字さえ使えば
どんな受け取り方をすることもできる
人が生きていること
だと思っていたけれど
人が生きていたこと
ともとることができる

息を吸ったことが重要で
生きているという状態を保つことは

人生において
さほど重要ではないようだ

No.263 - 2023/10/07(Sat) 22:40:13

Re: 人生になるには / 荻座 利守
何となくですが、家にいることに閉塞感を感じているような印象を受けました。
「私がそのドアで交響曲を奏でると
 乾き切った沈黙が返ってくる」
という表現が、その感覚をうまく表していると感じました。
詩が心の癒しになりますように。

No.266 - 2023/10/08(Sun) 09:02:52

Re: 人生になるには / 秋冬
生きる

生きている
あるいは
生かされている

私も時々考えます。
そして時々詩に書きます。

詩に書くと
呼吸を忘れていたことに
気づかされて
慌てて吸って吐きます。

めくろりさんの「人生になるには」は
自分自身を重ねて読ませて頂きました。

No.272 - 2023/10/09(Mon) 16:23:19

Re: 人生になるには / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。「私がそのドアで交響曲を奏でると」という言葉は
交響曲第5番で扉を叩く音が表現されていると言われているので書いてみました。
最近書いた詩ではないので閉塞感を感じていたかは覚えていないですが詩を書くことは心の癒しになっていると思います。

No.278 - 2023/10/10(Tue) 18:32:19

Re: 人生になるには / めくろり
秋冬さま
ご感想ありがとうございます。生について考えることは同時に死について考えることになるので詩に起こすと少し暗い印象が表れるような気がします。生きると生きているが前向きな印象を与えるのに対し、生かされているという言葉は感謝を感じているようなプラスの印象と受け身で自分からは生きたいと思っていないかのようなマイナスの印象があるどちらとも取れる面白い言葉だなと思いました。
生きることを忘れられる時間が生きているという状態にあるのかもしれないと思いまいた。詩を書く時間は生きていると思います。

No.279 - 2023/10/10(Tue) 18:51:13
あいしている / 鯖詰缶太郎
君を投げ飛ばした

多少、強引だった

私は ハンバーグをこねる

どれぐらい こねればいいのか
これくらいだろうか

ハンバーグに熱を通す

はやく 君の笑顔が見たいから
早めに 熱がとおらないものかと
串をさす

しかめっ面で ハンバーグを作る私の横に いつのまにか
妻がいて デミグラスソースを作っている

しまった
忘れていた

駄目じゃないか
ハンバーグだけ 作っていたって

私は妻がいないと
やはり なにも
出来そうにもない

妻が先にいなくなってしまうと
私は困るので
今夜は
養命酒を私よりも
多めに飲んでもらおう

出来上がった ハンバーグは
香ばしい匂いを漂わせる

ごはんができたよ

君に言いに 階段をのぼる

そういえば 柔道着のままだったな

着替えた方がいいな

No.252 - 2023/10/07(Sat) 06:11:22

Re: あいしている / 秋冬
唐突に始まり、ハンバーグへと続く。ハンバーグが好きなんですね。僕も好きです。途中に、養命酒という商品名を組み入れ、最後に唐突な始まりを回収する。ぼんやり、はっきりの濃淡の付け方が絶妙です。

白米は炊けているのだろうか?

柔道着の白を思い浮かべながら、僕はとても気になっています。

No.255 - 2023/10/07(Sat) 11:28:05

Re: あいしている / 齋藤純二
柔道着を着てバンバーグと闘っている様子がめちゃ面白いですね。
どんだけ気合いを入れてハンバーグと挑んでいるのだろう。
かなり集中していてソースを作り忘れ、隣に奥さんがいた場面もほっこりしますね。
さて、笑顔で「一本」と奥さんの判定は出たのだろうか?
あいしてる、が伝ってきましたっ!

No.259 - 2023/10/07(Sat) 14:34:46

Re: あいしている / 鯖詰缶太郎
秋冬様

最近、近所の
すき家で
ハンバーグカレーが販売されました。

たぶん、
その影響だと思います。

前は松屋が近所にある生活をしたのですが
夏に引っ越してきたこの土地は
びっくりするくらい
松屋がなく
驚いています。

というわけで
ハンバーグが
しばらく
遠のいていたので
今回の
ハンバーグカレー、嬉しく思っております。

ちなみに
白米は
やはり奥さんが
しれっと炊いているのではないかな
と、思います。

詩を読んでいただき
ありがとうございます。

No.276 - 2023/10/10(Tue) 13:05:43

Re: あいしている / 鯖詰缶太郎
齋藤様

ハンバーグを作る詩を
書いたのですが
そういえば
僕自身
ハンバーグ
しばらく作っていないですね。

というよりも
しばらく
料理とかやってないですね。

生活のためにも
自炊しようかと
思う秋の午後です。

詩を読んでいただきありがとうございます。

No.277 - 2023/10/10(Tue) 13:11:06
滑(なめら)の谷 / 上田一眞(じょうでんかずま)
深い国有森を越え
一冊の歌集をもって滑(なめら)の谷へ行く
小学5年のとき
林間学校で訪れてから久しい

白き石の群れ
踊る鶺鴒(せきれい)
その滑稽な舞に目がほころぶ
風に揺れる河原撫子のピンクの花
蜩の美しき声が谷にこだまする

カーンと落石
一瞬の恐怖
孤独な音が谷に響く
その時突然の驟雨
一匹の白い貂(てん)が石の上を走る
懸命に走る

遠き日の
雨に濡れ橋の下に逃げ込んだ
林間学校が蘇る

No.251 - 2023/10/07(Sat) 00:20:45

Re: 滑(なめら)の谷 / 秋冬
空気感を描けるのは凄いなぁ、と思います。
色、音、動き…だけでなく、匂いまで感じます。
短い詩の中で時間を自由に行き来するのも見事です。

半ばの「カーン」が効果的だと思いました。

No.257 - 2023/10/07(Sat) 12:09:46

Re: 滑(なめら)の谷 / 齋藤純二
森の雰囲気が一瞬に変わり遠き日の心情が蘇る様子、
映像を見ているように風景が浮かんでくる上手な作品ですね!

No.262 - 2023/10/07(Sat) 15:13:24
天安河原再び / 上田一眞(じょうでんかずま)
再び訪れた天安河原
川の側の細い道
そこに洞窟と簡素な祠があって
洞窟に続く道を歩くと
積み石がぼくらを迎える
河岸に積まれた一面の石
どの積み石も僅か一尺の高さに満たない
天に届かぬ丈が忌々しそうだ

ここは不思議な場所
柔らかな光が木立を抜ける
ふと中也の「一つのメルヘン」が口を衝く

   秋の夜は、はるかの彼方に、
   小石ばかりの、河原があって、
   それに陽は、さらさらと
   さらさらと射してゐるのでありました

小石ばかりの河原に陽がさらさらと射すのは
天安河原か
はたまた
先立った子供が鬼に虐められながら
石積みする
賽の河原だろうか

   一重積んでは父のため
   二重積んでは母のため

幽玄の河原 そして 洞窟
ここには
罪の浄化を願う人びとのこころがある
その中で
亡き父母の御霊を想い
ぼくもまた石を積む

No.250 - 2023/10/07(Sat) 00:18:05

Re: 天安河原再び / 秋冬
情景が目に浮かびます。そして、中也へ。
とても大きく静かなイメージが膨らみ

 ここには
 罪の浄化を願う人びとのこころがある

という深い思いに触れた後に

 亡き父母の御霊を想い
 ぼくもまた石を積む

という個へとたどり着く。
「石を積む」という行為について考えさせられました。


※「ぼくら」が「ぼく」と誰なのか……が気になりました。

No.256 - 2023/10/07(Sat) 12:02:41
野心 / 鯖詰缶太郎
きしり徹というのは
どうだろう?

役者をやっている友人が
いい芸名はないかと
相談してきたので

私は
提案してみた

却下された

なにが悪いのか
わからず
私はモヤモヤを抱えながら
家路に着いた

きしり徹
いいじゃないか
身体に良さそうじゃないか
不倫しなさそうじゃないか
なんなら
私が名乗りたいくらいだ

(しかし、私には鯖詰缶太郎という道化のような呪わしい名前を酔っぱらってつけてしまっているから、いまさら変える事は出来ない。ふざけてつけた名前でもしばらく名乗っていると、愛着がわいてしまう。
やさしさ、とはなんて厄介な感情なのだろうか。)

待てよ。
私がもしかしたら
この先、役者をやる事があるかもしれない。
その時、きしり徹を名乗ろうじゃないか

三谷幸喜 監督 脚本
「横山光輝版 三国志」

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

たぶん、隣には
関羽雲長役の佐藤浩市氏あたりがいるだろう

もし、仮に
「ええー、今回、うんび玄徳」

とかって噛んでしまったら
隣の佐藤に呆れられてしまうだろう

その時がきて
あわてて練習していては
遅い。
今から練習しておこう

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

No.249 - 2023/10/06(Fri) 17:59:26

Re: 野心 / 秋冬
こんにちは。きしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さん。

ふざけているけど真剣。あるいは真剣にふざける。妄想が過ぎて、練習までしてしまう真面目さ。

きしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さん、の魅力だと思います。

(しかし、私には鯖詰缶太郎という道化のような呪わしい名前を酔っぱらってつけてしまっているから、いまさら変える事は出来ない。ふざけてつけた名前でもしばらく名乗っていると、愛着がわいてしまう。
やさしさ、とはなんて厄介な感情なのだろうか。)

この独り言に、ほんの少し「素」のきしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さんを感じました。きしり徹も良いけど、鯖詰缶太郎も一度目にしたら忘れない筆名でとっても良いです。

No.254 - 2023/10/07(Sat) 11:17:05

Re: 野心 / 齋藤純二
詩と芝居の二刀流っ。名前で勝負しようという感じがいいですね。どちらもお客さんにインパクトを与えたり、喜ばせたりしてなんぼのサービス業なので(芸術も自虐ネタでも)、そりゃ名前も大事ですよね!
No.261 - 2023/10/07(Sat) 15:02:29

Re: 野心 / 鯖詰缶太郎
秋冬様

きしり徹、、、
イケメン俳優ではないのだろうな

と、思いました。

久しぶりに
妄想に浸かってみました。

しかし人生とは
計画通りには進まないものだ

なんて少し思いました。

今日は風が強いですね。

今夜も夜勤、頑張ってきます。

No.274 - 2023/10/10(Tue) 12:54:30

Re: 野心 / 鯖詰缶太郎
齋藤様

名前、適当につけると
あとあと、
後悔するのですが
結構、思い悩んで
つけた名前やタイトルも
これでいいのだろうか?
と、ふと立ち止まってしまう時があります。

正解とは
角度が変われば
また別のものなので
難解です。

ちょっとだけ
雲が低くなってきたました。

せっかく
洗濯物ほしたんですがね、、、

とりあえず、お茶飲むか、、、

No.275 - 2023/10/10(Tue) 13:00:29
ジャニーズ事務所 / 凰木さな
いつから
この国は
風評と
連座制の
人民裁判が
採用されるように
なったのですか?

No.248 - 2023/10/06(Fri) 16:16:11

Re: ジャニーズ事務所 / 荻座 利守
難しい問題ですね。
怒りや不安を抑えて、常に冷静であること。
一朝一夕にできることではないでしょうが、詩がその一助となればいいと思っています。

No.253 - 2023/10/07(Sat) 08:55:19

Re: ジャニーズ事務所 / 凰木さな
荻座利守様へ
太宰治が、戦中に新聞が嘘ばかり書くので、もう新聞は読まないと決めたが、戦争が終わったら今度は反対の嘘を書き始めた、というような事を書き残していたと思います。
人から聞いた話ですが、人間の2割はできる人、2割はできない人、残りの6割が日和見する人だそうです。
今回のジャニーズ騒動もマスメディアによる日和見が凄いなぁ、日和見する人間が一番多いなら、これも人間の営みで、いつの時代も変わらないんだな、という想いで書きました。
批判的というよりは、第三者的に書いたつもりです。

No.258 - 2023/10/07(Sat) 13:13:24
空を見ると / ともみ

あなたの心に優しい風を
来てくれて ありがとう
あなたの横にいると
どうしても弱くなってしまう

いつも強く生きて行かないと
これから変わりたい自分が居て

空を見ると無限に広がっている
空のようにもっと 広い私になりたい
隣にあなたがいてくれる

多くの人に詩を書いて
少しでもいいから
感謝される人になりたい

No.242 - 2023/10/05(Thu) 08:10:04

Re: 空を見ると / 荻座 利守
大切な人がそばにいて、その人を頼るか、その人を支えるかの違いで、自分が弱くも強くもなる。この詩を読んでそんなことを思いました。
「多くの人に詩を書いて
 少しでもいいから
 感謝される人になりたい」
というところがいいですね。私もそう在りたいと願っています。

No.243 - 2023/10/05(Thu) 08:51:07

Re: 空を見ると / 秋冬
空を見ると

空のようにもっと 広い私になりたい

と、ときどき僕も思います。
疲れた時に空を見上げると、不思議と開き直れるんですよねぇ。

空という大きな存在との対比により、「私」の強い意志を感じました。

No.247 - 2023/10/05(Thu) 19:38:34

Re: 空を見ると / 齋藤純二
あなたと空と私。
あなたの横にいるとどうしても弱くなってしまう、といいつつも
ふたりは頼り頼られいい感じで歩いているんだろうなあ、と思いました。
自分の願いがあり、幸福感も伝わってくる作品ですね。

No.260 - 2023/10/07(Sat) 14:46:48
記憶のカケラ / めくろり
おばあちゃんはお星さまになっちゃったの

そう大人たちに尋ねる
わずか六年の人生を辿った者
いつものわんぱくな少年の表情は消え
不思議や困惑が入り混じった
なんともはっきりとしない表情の少年がいた

そこには大人たちのように
泣きそうな悲しそうな表情はなく
ただ目の前に起きていることをどうにか処理しようとする少年の姿があった

わかっているのか
わかっていないのか
いや彼はきっとわかっている

そのどうにも言えない表情と
そのどうにもならない感情を
私は忘れることができないでいる

No.238 - 2023/10/04(Wed) 17:06:55

Re: 記憶のカケラ / 荻座 利守
小さい子にこんな質問をされたらどう答えるか、難しいですね。
「いつものわんぱくな少年の表情は消え
 不思議や困惑が入り混じった
 なんともはっきりとしない表情の少年がいた」
というところに、少年の健気さが滲み出ていていいと感じました。

No.239 - 2023/10/04(Wed) 19:37:09

Re: 記憶のカケラ / 齋藤純二
こちらの作品を拝読していまして、
自分の体験と重なり悲しいというより、
不思議や困惑という気持ちを思い出していました。
(小さい頃に棺おけに入った知り合いの顔を見て、
なんとも不思議な気持ちになりました)
このようなシュチュレーションで
少年の様子を上手に表現できていて素晴らしい作品だなあ、と思いました。
洞察力が凄いです!

No.240 - 2023/10/04(Wed) 22:52:44

Re: 記憶のカケラ / 秋冬
短い詩の中にしっかりと「人生(死と生)」が描かれていますね。亡くなったおばあちゃんにも、幼い頃があり、大人があり、大人にも幼い頃があり、やがて死がある。少年もやがて大人になる。連綿とつながる人生を感じました。


わかっているのか
わかっていないのか
いや彼はきっとわかっている


「いや彼はきっとわかっている」に作者の強い思いを感じますが、私はこの一文をなしで読んだ方が


そのどうにも言えない表情と
そのどうにもならない感情を


へとすんなり進めるような気がしました。全体を通じてとても良い詩だと思いますので、わざわざ書く必要もないと思いつつ、あくまでも参考として。

No.241 - 2023/10/04(Wed) 23:01:07

Re: 記憶のカケラ / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。健気さというご感想をいただき、嬉しいです。
その部分はいつもとは違う少年の様子を表現出来たらいいなと思って書いたところです。ご感想をいただき、子供らしさ、その子らしさが伝わっているように感じたので嬉しかったです。

No.244 - 2023/10/05(Thu) 17:53:00

Re: 記憶のカケラ / めくろり
齋藤さま
ご感想ありがとうございます。この詩の少年のように同じような経験を齋藤さまもされていたことを踏まえて、
その不思議な気持ちは小さい頃という特定の期間に自分が知っている、出逢ったことがある人の死というものを経験した方にしかわからないものがあると思います。
そんな経験を持つ方にお褒めの言葉もいただき嬉しいです。ありがとうございます。

No.245 - 2023/10/05(Thu) 18:14:44

Re: 記憶のカケラ / めくろり
秋冬さま
ご感想ありがとうございます。人生がつながっていることをあまり意識出来ていなかったのですが、ご感想をいただき表現出来ていると言って下さり、気づくことができました。ありがとうございます。アドバイスもいただきありがとうございます。
秋冬さまのアドバイス通り、その文章はなくした方が私も読みやすいと感じました。
断定をする文章を使ってしまうと次の文章へのリズムが悪くなっていることに気づきました。ためになるアドバイスをいただきありがとうございました。

No.246 - 2023/10/05(Thu) 18:26:15
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