今日はずいぶんと暖かい 隣の猫も気持ちよさそうに眠っている 今日はまたいっそう警戒心を解いて 体をのばして眠っている
冬の間は寒かったね おじいさんが亡くなってからどうやって食べているの
隣のおじいさんが亡くなった後に咲いた梅は 今はほとんど花を落として 日が当たる上の方にわずかに残すのみ その梅の木のそばで 残された猫はよく丸くなっていた
花が梅から桜にバトンタッチすると メディアはお花見に行け、行楽に行けとうるさい
でも私は家にいて窓から猫を眺める
そのうちに猫は 私から見えない所で眠るようになった 私の視線がうるさかったんだろうなぁ 隠れているつもりの塀の隙間から ピクピク動く足が見えているよ
わかったよ お花見に行くよ 近所にね
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No.986 - 2024/04/08(Mon) 00:52:23
| ☆ Re: 春日和 / 荻座利守 | | | タイトル通りの、とてもほのぼのとした詩ですね。 花見ならぬ「猫見」という視点が独特で、微笑ましいです。 猫にしたらずっと見られているのは迷惑かもしれませんが、人でごった返している花見より、一人でのんびり猫見をしている方がいいなと、そんなふうに感じました。
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No.987 - 2024/04/08(Mon) 07:30:10 |
| ☆ Re: 春日和 / 人と庸 | | | 荻座様 ご感想ありがとうございます。
「猫見」という表現は思いつきませんでした。 目からウロコです。
タイトルも「猫見」がよかったかもしれないですね😊
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No.988 - 2024/04/08(Mon) 19:44:12 |
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