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世界のネタバレ / パースペクティブ
昔はあって、今は無くなったもの。

それは、"神秘性"だ。

1995年以降のIT革命は、世界中の人々に非物質的な豊かさと国境を越えた繋がりをもたらした。

しかし、時が経つにつれて影の部分が濃くなっていった。

自分の世界ランクと敵わない者の恵まれた生育環境の可視化。

炎上商法やフェイクニュースや闇バイトの横行。

大人たちのやるせない愚痴と不満を目の当たりにした子供たち。

知らなければよかった。

誰もが一度はそんな思いに駆られたことがあるだろう。

だが、もうネットとSNSなしの生活には戻れない。

親しい人との話題についていけず、ライバルたちとの競争に負けるからだ。

かつては余白だった部分が、今は誰かが書いた落書きで埋め尽くされた。

この不完全な世界で、余白を取り戻せる日は来るのだろうか。

No.2880 - 2025/11/22(Sat) 14:44:15

Re: 世界のネタバレ / 荻座利守
「知らぬが仏」という言葉がありますが、それを現代風に言うと「知らないでいる権利」ということになるでしょうか。
知ることが全てではないということ。失われた神秘性とはそのようなことなのかなと思いました。
「比較」「競争」「劣等感」、それらが、余白の失われた世界で私たちに課せられた、耐えなければならないものであるような気がします。
誰かが書いた落書きに押しつぶされない強さを、現代の社会は全ての者に求めている。その抑圧への警鐘のような作品だと感じました。

No.2881 - 2025/11/22(Sat) 17:38:48
夢日記1 / はなこ
その人が微笑む
タレ目をいっそうタラして微笑む
厚めの唇をぽかんと開けて微笑む
その人が微笑む
あなたに微笑む

その人の手が首にからむ
細くて青白い手が首にからむ
引き寄せるように首にからむ
その人の手が首にからむ
あなたの首にからむ

その人が舐める
赤い舌を細くのばして舐める
ナメクジのように舐める
その人が舐める
あなたを舐める

その人が頬ばる
愛しそうに頬ばる
のどにつかえるくらい頬ばる
その人が頬ばる
あなたを頬ばる

終わらせようか
目を開けて
それともこのまま
続きを見ようか

No.2874 - 2025/11/22(Sat) 10:20:58

Re: 夢日記1 / 荻座利守
夢特有の奇妙さをよく表していると感じました。
「その人」に対する、言葉に表せない感情が夢に現れているという印象を受けました。
その複雑な思いが、最終連の「終わらせようか」「続きを見ようか」という迷いに表されているような気もします。
独特の深みを持った作品ですね。

No.2878 - 2025/11/22(Sat) 11:18:49
夢のめざめ / 異邦人
   ほの暗き行燈のあかり
   飛び立つ鳥のふんばり
   つき抜けたトンネルの出口
   冬と春の地平
   行きたや
   かの雲の行きつくあたり

No.2872 - 2025/11/22(Sat) 03:19:47

Re: 夢のめざめ / 荻座利守
前半で、夢から覚めゆく、その薄ぼんやりとした独特の感覚がうまく表現されていると感じました。
「飛び立つ鳥のふんばり」というところが、夢と覚醒との相の転換を巧みに表しているように思います。
最後の「冬と春の地平」「行きたや/かの雲の行きつくあたり」というところも抒情豊かでいいですね。

No.2876 - 2025/11/22(Sat) 11:10:48
約束 / 異邦人
   指をからめて    もう互いに憎まない
   結婚しようねと   大人の約束
   幼い約束

   手と手を固く握って 子供にかえって
   俺たち同志と誓った 四つ葉のクローバーに
   青年の約束     のぞんだ
             老齢の約束

   体を抱き合って   思えば
   ぼくと君とで      はかない約束
   交わした        にがい約束
   恋の約束        かなしい約束
               消えた約束

No.2871 - 2025/11/22(Sat) 03:04:31

Re: 約束 / 荻座利守
人と人との約束は、ときとして破られるもの。
遥か昔から繰り返されている、人間の悲しい性(さが)なのかもしれません。
消えてしまった約束の残像に、そのかなしさが、にじんでいるかのようです。

No.2875 - 2025/11/22(Sat) 11:05:13
マウント / テレス
自分がやましいと

人をやじって罵りたくなるよ

こころの影は

眩しすぎる光を知っているのでは?

No.2864 - 2025/11/21(Fri) 22:08:12

Re: セイトウ防衛 / テレス
攻撃には

セイトウ防衛

これもマウント

マウントには善悪二通り

No.2865 - 2025/11/21(Fri) 22:09:47

Re: マウント / 齋藤純二
自分の非を攻められないように
攻撃という防御で罵るって感じですかね。
そして心の影は知っていると、
……なるほど。

No.2868 - 2025/11/21(Fri) 23:35:11

Re: マウント / テレス
相手を陥れる悪人に悪人の自覚なし

フェイクや嘘に対しての抵抗🔥

悪人の自覚より自分の正義_| ̄|○・・

作用反作用・・

No.2873 - 2025/11/22(Sat) 03:46:00
old fart saga / Blah
まーた始まったよ

加齢臭漂う奴のどうでもいい過去の栄光話

No.2863 - 2025/11/21(Fri) 21:55:03

Re: old fart saga / 齋藤純二
もう五行くらい内容があると
伝わるものがあるかもしれませんね。

No.2866 - 2025/11/21(Fri) 23:14:55
ディスコミュニケーションド / アノニマス
1人だけしか盛り上がってないグループ通話の気まずさと痛々しさよ

顔も名前も知らない者同士の電話はやっぱりどこかぎこちなさが拭えない

所詮は無機質なモノを介した赤の他人同士の無機質なコミュニケーションに過ぎない

No.2862 - 2025/11/21(Fri) 20:48:13

Re: ディスコミュニケーションド / 齋藤純二
赤の他人同士が話すグループ通話っていうのがあるんですね。
語り部以外がそこで盛り上がるっていうのも不思議な感じがします。

No.2867 - 2025/11/21(Fri) 23:27:04
そらの なかほど / 洞内 波留


溢れるままを よしとはしないもの
信号待ち 帰路の半ばで 
きつく結っていた髪と共に

解かれるものを待っていたけれど 
静電気を湛えた無力のメドゥーサが
薄ら笑っているだけの光景を 
ラブラドールにわらわれただけ

ある日の通りすがり 
住宅展示場のスタッフがくれた

ヘリウム風船が 部屋で待ってる 

たぶん 夕暮れの部屋で 
揚力をなくし 
空のなかほどで
くたびれて待っている

No.2861 - 2025/11/20(Thu) 22:52:48

Re: そらの なかほど / 齋藤純二
仕事帰りでしょうか、
髪を解放しようとしたら
静電気でぼっさぼっさになっていて
ラブラドールに笑われたとあり、
ユーモアが効いてますね。
すっと読めます。
空のなかほど、というのが
語り部の宙ぶらりんで
疲れた心が見えてよかったです。

No.2869 - 2025/11/21(Fri) 23:51:40
(No Subject) / テレス
空間や時間の限定を受けない

主観や客観でもない

そんな世界に

ただ風が吹いてた

No.2858 - 2025/11/19(Wed) 20:45:51

Re: / 荻座利守
空間や時間の限定を受けない、
主観や客観でもない。
それは神様や仏様の世界のようですね。
そこに吹く風とはどのような風なのでしょう。
慈悲の風であってほしいなと、そんなことを思いました。

No.2859 - 2025/11/20(Thu) 08:51:27

Re: 返信Thanks / テレス
はじめ人間ギャートルズ

無が有を存在たらしめている領域のびしろ絶対無

表裏一体<m(__)m>

No.2860 - 2025/11/20(Thu) 22:09:19
すき間とまたね / ネコのくしゃみ
ホームと電車のすき間が気になる

電車が来てはまた出ていくのは
人の出会いと別れのよう

今日もこんにちはとさようならのくりかえし
すき間を埋めるのは「またね」かな

永遠の別れになりそうなさようならを
今日もまたねがやさしくつないでく

こんにちは、さようなら、またね
こんにちは、さようなら、またね

No.2851 - 2025/11/19(Wed) 05:51:46

Re: すき間とまたね / 齋藤純二
ホームと電車があいさつをしている感じが伝わり、
隙間を埋めるやさしさという、その発想が素晴らしく
さらに自然な作品の流れがいいですね!

No.2856 - 2025/11/19(Wed) 08:55:39
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