わたしはベットから毛布ごと ストレッチャーにうつされました。 わたしは風船のように軽いので 看護士さんたちも楽みたい。 よそ見をしないでネ。 洞くつに入ってネ。 わたしは検査を受けに行くのでした。 ストレッチャーから落ちちゃった。 すぐに浮かんだよ。
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No.1520 - 2024/10/21(Mon) 01:00:54
| ☆ Re: バウンド / 荻座利守 | | | 病院での経験の一コマを描いた作品ですね。 「わたしは風船のように軽い」というところは、長い入院生活を表しているのでしょうか。 また、「洞くつに入ってネ。」というところからは、CTかMRIでの検査をイメージしました。 末尾の2行は解釈に幅のある表現ですね。 病状の経過が一進一退ということを表しているのでしょうか。それとも本当にストレッチャーから落ちてしまったのでしょうか。 いずれにしても、全体から優しい眼差しを感じられる詩だと思います。
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No.1523 - 2024/10/21(Mon) 06:43:34 |
| ☆ Re: バウンド / 齋藤純二  | | | 病室から検査室へ、 状況をライブ中継している感じがいいですね。
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No.1541 - 2024/10/22(Tue) 20:03:18 |
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