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「壁」 / 万年 草
君がもう
どうにもならない
大きな壁に
ぶち当たってしまって
心が折れて
しまったら

自分ひとりで
抱え込まずに
その胸の苦しみを
その心の痛みを
そっと誰かに
打ち明けよう

壁があったら
遠回りしてもいい
別の道を
探してみるのもいい

必ず道は
あるはずだから
誰かが道を
教えてくれるかも
しれないから

決して
決して
あきらめないことだよ

いつかその壁を
越えたら
きっと笑顔に
なるからね
きっと幸せ
やって来るからね

あせらず
ゆっくり
歩いてゆこう

No.1096 - 2024/05/07(Tue) 16:08:44

Re: 「壁」 / 齋藤純二
どうにもならない時
信じることと
誰かに打ち明けることが
自分を救ってくれるのだろう、と
拝読して共感いたしました。

No.1098 - 2024/05/08(Wed) 00:17:03

Re: 「壁」 / 万年 草
斎藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、ですが
この「打ち明ける」という行為が、
いざとなるとなかなか難しいもので、
理想を詩にしてみました。

No.1099 - 2024/05/08(Wed) 15:58:48
だから / あこ
視線をずらして
立ち位置を変えて。。。

それでも 見えない
それでも 納得できない
そんなとき

私の大事な物は何だろう

そう 考えます

大好きな愛する人が一番大事
息子は そう答えた
えらそうな母は それは違うよ・・・って 言った

この世で自分が一番大事なのは自分なんよ
大事な自分が愛する人だから だから大事

だって 自分で自分をすきじゃなかったら
自分で自分を大事じゃなかったら
そんな自分に愛された人だって 迷惑ジャン

自分のことをちゃんと好きで
自分のことを大事にする人が 愛してくれるからこそ
愛されることが 嬉しいんじゃん

理屈にもならないような理屈並べながら
だから 自分を大事にしてよね
自分をうんと好きになってよね

偉そうな母は あれは 息子に言ったんだろうか
自分に言いたかったんだろうか

私の大事な物は何だろう
そう 考えたとき

そうか
あの人だって
あの凄く嫌な奴だって
自分が 大事なんだよね

でも だからお願いだ
自分を 好きになって
自分が大好きになれる自分でいて

そう願っている声
どうやったら 届けられるんだろうね

No.1090 - 2024/05/07(Tue) 09:15:03

Re: だから / 久保田
まず自分のことをちゃんとしなくてはと思いました。ありがとうございました。
No.1091 - 2024/05/07(Tue) 09:51:09

Re: 久保田様 / あこ
感想をありがとうございました
自分のことをまず
頑張って生きたいと思います

No.1093 - 2024/05/07(Tue) 10:05:38

Re: だから / 齋藤純二
自分が大好きになれる自分でいてね

響きましたね。
息子さんにもお母さんの思いが
伝わったことでしょう。

No.1094 - 2024/05/07(Tue) 10:55:51

Re: 齋藤純二様 / あこ
ありがとうございます
息子に伝わってくれたなら
とても嬉しいです

No.1097 - 2024/05/07(Tue) 18:44:05
風向き / 久保田
南洋から熱波がやってくる
じわりじわりと体力を奪っていく
ギラギラ太陽の光が肌を刺す
トボトボと歩いていく

と、その時、空が急激に暗くなる
稲妻が大木に落ちる
大木が真っ二つに割れ
轟音を響かせながら倒れる

叩きつけるような雨が一面を覆い尽くす
水が道の上を川のように流れる
集まった水が滝壺に落下していく
濡れた服がはりつき歩くこともままならない

No.1088 - 2024/05/06(Mon) 21:52:00

Re: 風向き / 荻座利守
はじめは気候変動への警鐘の詩かとも思ったのですが、熱波や稲妻、叩きつけるような雨、これらが人生の困難のメタファーのようにも思えてきました。
現代の世界は様々な困難を抱えていますが、今のこんな世界の中にも、希望の光が見えてくることを願っています。
タイトルの「風向き」に、そんな希望が託されているような気がします。

No.1089 - 2024/05/07(Tue) 07:43:09

Re: 風向き / 久保田
荻座様、感想をありがとうございます。励みになります。季節は移ろい、初夏になりました。それぞれの季節に様々な諸相が見られます。いろんな人生にも様々な諸相が見られます。多様性の中のいわゆるひとつの断面を表現したかったのですが、素人ゆえ研鑚が必要であると考えています。
No.1092 - 2024/05/07(Tue) 09:55:34
「あなたの匂い」 / 万年 草
あなたのいない
独りの部屋で
私はさめざめ
泣いている

どんなに
どんなに
探しても
あなたの姿は
どこにもないの


あなたが残した
最後の手紙
何度も何度も
読み返す

たのしい
たのしい
想い出が
あなたの文字で
よみがえるのよ


あなたの匂い
探してみても
むなしいだけで
つらいのよ

それでも
それでも
探してる
むなしいだけだと
わかっていても

No.1084 - 2024/05/06(Mon) 09:33:40

Re: 「あなたの匂い」 / 荻座利守
とても寂しく悲しい感じの詩ですね。
このようなときは十分に悲しむことが大切だという話を聞いたことがあります。
悲しみの感情を書き出すのも、ひとつの癒しになるのでしょう。
末尾の二行に、理屈ではどうにもならない自分の感情が表されていて、いいですね。

No.1086 - 2024/05/06(Mon) 11:10:31

Re: 「あなたの匂い」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
最近、ムード歌謡を聞いていて、
そんな感じの詩を書いてみました。

No.1095 - 2024/05/07(Tue) 16:03:36
大切に   / あこ


大切にされていると
想えることは

なんて 素敵な事だろう


めったに あることでは
無いけれど

No.1083 - 2024/05/06(Mon) 08:36:20

Re: 大切に   / 荻座利守
大切にされていると思えることは、本当に素晴らしいことですよね。
それがめったにないことなのは、あまり大切にされていないのではなく、そのことに気づいていないだけ、気付かされていないだけなのかもしれません。
普段のコミュニケーションは大事なのだなと、この詩を読んでそう思いました。

No.1085 - 2024/05/06(Mon) 11:03:51

Re: 荻座利守様   / あこ
感想 ありがとうございます
そうですね 
気付いてなかっただけかもしれません
残念なことです

No.1087 - 2024/05/06(Mon) 12:40:53
永遠の刻 / 白井健次
私は悪魔に あなたは天使に 生を受け
互いを調べる このひと時だけを 生きる

火照った蝋燭のような翼
静かに広げた

さぁ天の国へ 参りましょう
雲の色は闇 さらに深く 悲しい
さぁこちらへ 参りましょう

苦しみ のたうち
君の胸 傷つけて 
声遠く

辺りは宵闇 夢うつつ 呼吸を忘れ
嫋やかな身 空に投げ


あなたはやがて知るのでしょう
私は ここに いないことを


私は悪魔に あなたは天使に 生を受け
互いを調べる このひと時だけを 生きる

空に煌めく羽 追いかけ
誰も知らない 地上の泉 めがけ

溶けた星のように
落ちてゆく
さぁ私の故郷へ 参りましょう
悪徳の栄え 都へ


私は知っていた
あなたは ここに いないことを


落ちてゆく 湖の底は暗く 悲しい
今はただ 沈んでいたい
夢なら 覚めないで どうか このまま ずっと
ずっと

No.1080 - 2024/05/05(Sun) 22:11:34

Re: 永遠の刻 / 齋藤純二
私が悪魔になり、あなたが天使になり、
ここという今が分岐点となりそれぞれの世界へ進む。
(私とあなたが同一人物という読み方もできなくもないのかな)
風景の描写とそれぞれに引かれている動きがフィットしていて
読者は場面を想定しながら拝読されることでしょう。
とても静かさを感じながら流れていく雰囲気で、上手に表現されています。
今を生きている時に「お互いを調べる」という思想や生き方を探るのでしょうか。
ここは作品に深みを与えています。

さぁ私の故郷へ 参りましょう

ここで、躓いてしまいますかね。
天国へ誘う人がいて、
こちらは悪徳の都へ誘う人のようですが、
この「私」は誰なんだろう? と。
悪徳の都に向かっている私が、私に誘われている、
みたいに読み取れてしまいますかね。

最終連の
落ちた底に沈んだまま、
読者の思いとしては夢なら覚めてくれ、となってしまいそうですが、
ここが夢なら覚めないで、というエンディングになっています。
この「私」が何かを背負った運命があるのかな、と
想像をさせてのエンディングはいいですね。

No.1082 - 2024/05/06(Mon) 00:31:31
だれかのまちで / 人と庸
ごほうびのような空
列車といっしょに心も走り出す
列車をうごかすのは運転士
気持ちをピリッとはりつめて
「今日も正確に」
「正確を当たり前に」

着いたのは 花のうつくしいまち
多くの人がさんざめく
物語がつまった洋館をめぐり
疲れたらベンチにかける
当たり前のようで決して当たり前じゃない
いつもそこにあるものが いつもそこにあるということは

露店にはあふれんばかりのおいしそうと すてきな笑顔
それにつられて こちらも笑顔
こちらの笑顔は一時だけど
彼女の笑顔は一日中
だれかの非日常は
だれかの日常で彩られる

 まちはうごいている
 ひとりひとりの日常が
 まちをうごかしている


うす紫の夕暮れが
昼間でほてった空気を徐々に冷やすとき
駅へ向かう交差点に
ゆるやかに おおきく 波が起こる

日常にいる人も 非日常にいる人も
おたがいを侵し合わないように
しずかに しずかに 波を起こす

そのとき
自分も少しだけ
このまちをうごかしている気分

 今日はたのしい一日をありがとう
 明日はわたしの日常が
 わたしのまちをうごかします

No.1077 - 2024/05/05(Sun) 08:58:24

Re: だれかのまちで / 荻座利守
観光地の様子を描いた詩のようですね。
でもそのシチュエーションで伝えたかったことは、日常の大切さ、あるいは尊さでしょうか。
「だれかの非日常は
 だれかの日常で彩られる」
というところがとても印象的でした。
また、「おたがいを侵し合わないように」というところに、オーバーツーリズムへの寂しい思いや哀しい思いが滲んでいるようにも感じました。
美しい作品だと想います。
よろしければ次回は、MY DEAR掲示板へ投稿されてもいいのではないでしょうか。

No.1078 - 2024/05/05(Sun) 14:26:21

Re: だれかのまちで / 齋藤純二
とても視点が素晴らしい作品ですね。
誰かの非日常が誰かの日常に彩られる、って。
そして、この気分の良さは最高ですね!

No.1079 - 2024/05/05(Sun) 16:12:28

Re: だれかのまちで / 人と庸
荻座様
ご感想ありがとうございます。
とてもきれいな街だったので、それが伝わったのであればうれしいです!

私はまだまだですが、MY DEAR掲示板に挑戦したい気持ちはあります。
そこで少しずつ勉強させていただきたいです。

齋藤様
ご感想ありがとうございます。
いい一日って滅多にないものですよね。
そんな一日を過ごせた後は、「ありがとう」しかありませんでした。

No.1081 - 2024/05/05(Sun) 22:35:05
「心の闇」 / 万年 草
暗くて深い心の闇を
ひとりで抱えていたんだね

誰にも何も言えなくて
ひとりで悩んでいたんだね

でももう
そんなに悩まなくていいからね

そんなに自分を
責めなくていいからね

君は何も悪くはないよ
苦しいだけが
人生じゃないからね

だからどうしても
辛くて苦しいときは
そっと誰かに
打ち明けてごらん

きっと闇は晴れるから
きっと楽になれるから

君の心が闇の重さに
つぶれる前に
君の心の泉が暗闇の中で
涸れてしまう前に

そっと話してみてごらん
誰かに話してみてごらん

僕でよければいつでも聴くよ
僕はいつでも味方だよ

だからもう
心配しないで
大丈夫

No.1072 - 2024/05/01(Wed) 16:05:27

Re: 「心の闇」 / 荻座利守
優しい語り口の詩ですね。
この詩を読んで、カール・ロジャースの来談者中心療法を思い浮かべました。
自分の内に潜む闇を持て余して、こんなふうにじっくりと話を聞いてほしいと思う人は、意外と多いのかもしれません。

No.1074 - 2024/05/01(Wed) 16:42:46

Re: 「心の闇」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
私自身、こういう風に
心の闇を、誰かにじっくり聞いてもらいたくて、
こんな詩を書いてみました。

No.1075 - 2024/05/02(Thu) 10:56:46
その手をどけて… / もぐら
爪が割れてた

そんな事に気づいた

ある日の夜更け


力任せにシーツを握ったからかな
あなたは
ベッドメイキングで邪魔するから

私も頑張っちゃうの❤️

だからお願い…

猫パンチを食らわせないで!

No.1068 - 2024/04/26(Fri) 00:46:56

Re: その手をどけて… / 荻座利守
猫への愛情が伝わってくる詩ですね。
邪魔だけど可愛くて怒れない、そんな気持ちがよく表されていると思います。
割れた爪には、どうかお気をつけください。

No.1069 - 2024/04/26(Fri) 07:04:24

Re: その手をどけて… / 齋藤純二
爪が割れてしまったようですが
猫ちゃん、癒されていますね😸

No.1071 - 2024/04/27(Sat) 00:37:27
「肩の力を抜いて」 / 万年 草
どんな自分であっても
必ず生きるだけの価値は
あるのだからね

自分の中にある
生きる力を
信じてあげよう

大丈夫
きっといつか
幸せになれるからね

心配ないよ
必ず救われる道は
用意されている
はずだから

いつも前向きに
明るく生きてゆこうよ
そうしていれば
いやなことなんて
自然に去ってゆくよ

肩の力を抜いて
気楽に過ごしていれば
それでいいのさ

No.1066 - 2024/04/25(Thu) 15:26:16

Re: 「肩の力を抜いて」 / 荻座利守
現代の社会では「どんな自分であっても必ず生きるだけの価値はある」ということが忘れられてしまうことが多いように思います。
その「価値」を思い出すことが、「自分の中にある生きる力」を信じることにつながるのだろうと思います。
その力が救われる道へとつながるのでしょう。
後ろ向きになったときに読みたい詩ですね。

No.1067 - 2024/04/25(Thu) 17:32:53

Re: 「肩の力を抜いて」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
私も、落ち込んだ時に
この詩を読み返したいと思います。

No.1070 - 2024/04/26(Fri) 15:53:04
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