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「痛みを超えて」 / 万年 草
果てしない
この苦しみの
向こう側に
本当の幸せは
待っている

この耐え難い
痛みを超えてこそ
真の幸せの
有難さがわかる

きっとそのうち
夜は明ける
きっとそのうち
雨は止む

未来のことなど
案ずるな

今を大事に
生きることさ

心が折れそうな
そのときは

震える胸に
そっと手を当てて
深く息を吸い込んで
心を鎮めてみることさ

いつか必ず
その手の中に
幸せつかむ
日が来る
はずだから

No.2088 - 2025/04/23(Wed) 13:20:45

Re: 「痛みを超えて」 / 荻座利守
苦しみのない人生などあり得ないですね。
人は誰でも何らかの苦しみを抱えていて、むしろその苦しみがあるからこそ、真の幸せがあるのかもしれません。
「いつか必ずその手の中に幸せつかむ日が来る」という希望を、失わないでいたいです。

No.2089 - 2025/04/23(Wed) 19:36:46

Re: 「痛みを超えて」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、どんなときでも、
希望を忘れず、生きてゆきたいものですね。

No.2090 - 2025/04/24(Thu) 15:22:41
カルマカメレオン / WATARU
遠ざかってもあの日には戻れないと思っていた

自分の中の漆黒の黒を消そうとしていた

涙が溢れて何も見えなくなった
常に自分の中にある

メロディーや血を感じていた
天使や悪魔のエピソード

それだけじゃない因果
全ての事が自分にまとわりついて

一体何から考えたら良いか分からなくなったよ

なあ、お前もいつかはいなくなる俺もそうだろ?

死ぬときは一緒だ。そう言ってくれよ

でも何もかもは移ろうものなら
なあそう言ってくれよ
誰も答えを知らないんだな

もう終わりにしよう僕たちは一つになるんだ

日に日に深くなるシワや年輪たち

もう時は戻せないんだな。参ったな
涙が溢れておかしくなる前に

常に自分の中にあるメロディーや血に委ねようとしていた

天使や悪魔のエピソードそれだけじゃない因果

全ての事が自分にまとわりついて
一体何から考えたら良いか分からなくなったよ

なあ聞こえるか?一体お前は何処にいるんだ?

死ぬときは一緒だろ?そう言ってくれよ

でも何もかもは移ろうものなら
なあ、そう言ってくれよ
誰も答えを知らないんだな

もう終わりにしよう
僕たちは一つになるんだ

No.2085 - 2025/04/23(Wed) 08:05:27

Re: カルマカメレオン / 齋藤純二
ひとは与えられた知性からくる弱さと共存し
それぞれの答えに向かって進もうとする動力で倒れず
歩いていれるのかな、なんて考えさせられ
こちらの作品を拝読いたしました。

No.2087 - 2025/04/23(Wed) 09:40:13
「今日はダメでも」 / 万年 草
今日はダメでも
明日があるから
大丈夫

今日はダメでも
心配しないで
いいからね

たまにはダメな
日もあるさ

だけど
あきらめないで
いいからね

ダメな分だけ
明日には
いいことあるかも
しれないよ

たとえ今日が
ダメだとしても
人生全部が
ダメじゃないからね

今日はダメでも
いいじゃない
明日がよけりゃ
いいじゃない

No.2083 - 2025/04/22(Tue) 14:24:23

Re: 「今日はダメでも」 / 荻座利守
人生山あり谷ありですね。
人は、良い時はこの先ずっと良いことが続くと思い、悪いときはもうお先真っ暗と思ってしまうもののようです。
そんなとき「人生全部がダメじゃないからね」ということを思い出したいものです。

No.2084 - 2025/04/22(Tue) 19:07:18

Re: 「今日はダメでも」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、そのことを自分にも言い聞かせています。

No.2086 - 2025/04/23(Wed) 08:41:10
ぼけ老人 / 異邦人
帰り道がわからなくなった 私はうだる汗を流していた よその家の庭に座って花の頬を撫ぜている 靴に仕掛けられたGPSが点滅していた 花の名を思い出した ほうせん花 花は風に揺れていた 見知らぬ人と巡査がかけよってくる 私は背を向けうつむいていた 地面に人の読めない文字を書いていた
No.2081 - 2025/04/20(Sun) 00:12:51

Re: ぼけ老人 / 荻座利守
認知症の老人の哀愁がにじみ出ているような詩ですね。
帰り道がわからなくなっても、花の名前は憶えているところにリアリティを感じます。
末尾の、
「私は背を向けうつむいていた 地面に人の読めない文字を書いていた」、
というところに、老人の孤独がうまく表現されていて、いいと思いました。

No.2082 - 2025/04/20(Sun) 12:41:49
孤独 / カマキリ

 野原いっぱいに孤独の花が咲いている。
 人はみんな背中合わせ。
 お風呂に猿たちが入っている。
 ボランティアの貯金箱がみんなの胸に掛けられていた。
 空箱に投げ込まれる音がする。
 孤独を癒す音がする。
 花にも孤独があるんだね。
 やさしくしてあげたいね。

No.2079 - 2025/04/19(Sat) 12:32:57

Re: 孤独 / 齋藤純二
こちらの作品からそっと囁く思いやりが伝わってきますね。
孤独の花、孤独を癒す音、と表現が素晴らしいっ。

No.2080 - 2025/04/19(Sat) 14:29:59
生き方 / カマキリ
 
      根を育てる幹がある。
      幹を喜ばせる枝もある。
      木を化粧する花もある。

      互いがあって一つがある。
      一つがあってみながある。

      見えるものも見えないものも
      お互い様で
      生きている。
      倚りかかれるものがある。

No.2077 - 2025/04/18(Fri) 07:26:26

Re: 生き方 / 荻座利守
冒頭の3行で、木を上手く擬人化して表現していると感じました。
また、その擬人化した木を用いて、見えないものをも含めた「お互い様」の思想に触れているのもいいと思います。
どこか仏教の「空」の思想を想わせる詩ですね。

No.2078 - 2025/04/18(Fri) 08:09:54
「女の強がり」 / 万年 草
1,        2,        3,

場末の酒場の    今夜は朝まで    アイツに未練は
カウンター     飲むわよと     ないけれど
女がひとり     女はグラスを    飲まなきゃ部屋には
酔っている     かたむけた     帰れない

こんなあたしに   誰も迎えに     馬鹿なヤツだよ
なぐさめなんて   来ないわよ     いまさらだけど
ひとりがいいのよ  どうせ今夜は    忘れるための
こんな夜は     涙雨        酒じゃない
強がり言って    夜空もしくしく   雨が止むまで
飲んでいる     濡れている     飲ませてよ

飲めば       あたしの      それが
切なさ       胸も        女の
つのるのに     濡れている     強がりよ

No.2073 - 2025/04/16(Wed) 15:58:16

Re: 「女の強がり」 / 齋藤純二
強がりの内にある弱さが
上手に描写されていまして
気持ちがとても伝わってくる作品ですね!

No.2074 - 2025/04/17(Thu) 07:29:02

Re: 「女の強がり」 / 万年 草
齋藤様、

ご感想ありがとうございます。
詩情が伝わって、何よりです。

No.2075 - 2025/04/17(Thu) 09:46:28
達磨 / 赤ん坊
  石になってしまった私がいる その無表情な顔を叩いてみた
  鼻もつまんでみた 両耳を持って持ち上げようとした 確かに  
  石だ なぜ石になったんだ 自分が自分を許せなくなったから
  人には話せないことが出来たから 石は杭を握っている これ  
  を一生自分の胸に打ち続ける 私は声が出なかった 生身の私
  が石になったようだった 石になっても自分が許せないの 自  
  分の問題だ 私にも私が私を許せないことがある 許してはな 
  らないことがある でも私は生きてゆく 君にも生きてほしい
  君が石になれというなら石にもなろう でも石の君は生身の君
  でいてほしい 涙を知る君でいてほしい
   

No.2069 - 2025/04/15(Tue) 10:36:12

Re: 達磨 / 齋藤純二
桃栗三年柿八年達磨は九年俺一生。
私が私を許せない、何か道理に外れたことをしてしまったのか、
自分への問いかけが一生続くのだろうか、
どうしようもない心情として伝わってきますね。
でも君には、私みたいに硬く固まって欲しくない、と
(生身でいて欲しい、と)
その柔らかな言葉は石ではなく土のようでした。

No.2071 - 2025/04/15(Tue) 20:26:48
「朝を待って・・・」 / 万年 草
1,        2,        3,

心 心       愛を 愛を     明日 明日
心閉ざして     愛を探して     明日を信じて

瞳 瞳       街を 街を     朝を 朝を
瞳が濡れる     街をさまよう    朝を待ってる

誰も 誰も     あなた あなた   いつか いつか
誰も知らない    あなたはどこに   いつかあなたに

胸の 胸の     泣いて 泣いて   逢える 逢える
胸の痛みよ     泣いてさまよう   逢える日が来る

あぁ        あぁ        あぁ
街には花が     空には星が     空しい想い
咲くというのに   光るというのに   抱きしめながら

私はひとり     私は恋に      私は今日も
涙にくれる     はぐれ泣く     泣きじゃくる

No.2068 - 2025/04/15(Tue) 10:15:03

Re: 「朝を待って・・・」 / 齋藤純二
寂しさに街をふらつき
涙に濡れてしまう心情がとても言葉のリズムよく
それが負の感情をすこし癒してくれるような雰囲気として伝わってきました。
いい感じで書けていると思います。
欲を言えば1、2、3をもう少し揃えると
歌のような流れのリズムが作れると思います。

例えば

1
心 心
心を閉ざして

2
愛 愛  
愛を探して

3
明日 明日
明日を信じて

このように揃えてみるのもいいかもしれませんね。

No.2070 - 2025/04/15(Tue) 20:10:29

Re: 「朝を待って・・・」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、ご指摘のような、
書き方もあるのですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。

No.2072 - 2025/04/16(Wed) 15:49:45
肉体と心 / 赤ん坊
   
   紙で手を切ってしまった
   赤ん坊が法で裁かれる
   シャボン玉が屋根に消えていった
   鉄球があなたの前に浮かんでる
   空に花火があがった

No.2066 - 2025/04/14(Mon) 23:03:03

Re: 肉体と心 / 齋藤純二
赤ん坊は語り部の心模様で
何かと葛藤しているようです。

No.2067 - 2025/04/15(Tue) 07:31:26
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