なぜきみは 踏み越えてしまったの?
いつもと同じように 朝食を食べ お化粧をし わたしより一足先に アパートを出たきみ じゃね、という言葉を残して その後ろ姿に 何も変わったところはなかったのに
あの朝ひらりと なぜきみは 踏み越えてしまったの? その境を越えた旅人は 誰も戻って来たことがない国へ
思い違いをしていたのだろうか わたしは… きみと暮らす あたりまえの日常の中に かけがえのないものがある− ずっとそう思ってきたのに
同じ日々をわたしと 分かち合っていたはずなのに まるで違うものを見ていたのだろうか きみは… わたしが「愛」だと信じていたものとは まったく別の何かを
こんなにも突然 終りがきてしまうなんて… 遺書も残さず 手がかりひとつ残さず あの朝、ふっとわたしの前から 姿を消してしまったきみ… ときがたい謎を前にして わたしは ただ立ちすくむばかり
なぜきみは 踏み越えてしまったの? その境を越えた旅人は 誰も戻って来たことがない国へ
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No.429 - 2023/11/06(Mon) 15:21:22
| ☆ Re: 朝 / 齋藤純二  | | | 感情を抑えつつ淡々と語られる突然の別れに なぜという空洞みたいなものが感じられる作品ですね。
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No.432 - 2023/11/07(Tue) 06:28:09 |
| ☆ Re: 朝 / ごーぎゃん | | | 齋藤 様
ご感想を書いて下さり誠にありがとうございます。 お読み頂き幸いです。ごーぎゃん
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No.433 - 2023/11/07(Tue) 08:56:24 |
| ☆ Re: 朝 / 秋冬 | | | 理由があると思って理由を探しても見つからず、理由がないこともあるのかもしれないと思うことが増えました。それでも理由を見つけたいと思うから苦しくなるのですが、理解しても納得できないから、ひとり探し続ける。なかなか難しいですね。
なぜきみは 踏み越えてしまったの?
詩にすることで少しでも救われたらいいな、と思いながら読ませて頂きました。
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No.438 - 2023/11/07(Tue) 19:52:29 |
| ☆ Re: 朝 / ゴンドラ | | | 秋冬 様
ご感想を書いて下さり誠にありがとうございます。 本当に、詩を書くことは救い、祈りだと思います。 お読み頂き幸いです。ごーぎゃん
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No.441 - 2023/11/07(Tue) 21:28:24 |
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