昔より少し 音が小さくなったキーボード エンターを叩くときだけ、 すこし あの頃を思い出す
どの指が 何を押したのか それが分かっていたころには 僕は息が不自由で 誰かの話なんかより 自分の心臓の音をよく聞いていた
君の声を聴くのが 義務になったころ どこまでもか細く 鋭く 著しく つまらなくなった僕が 腰のあたりの感覚が消えて 歩くのもままならなくなった僕が。
顔を上げる 自分の目じりの当たりが スッと切れて行って じっと焼け焦げて 一周したころ 僕は世界と一致できたのかもしれない し たった一人の 孤独になったのかもしれない
とにもかくにも右手と左手が出会わないから 僕は中途半端に なんとか かんとか 何も分からないままに 幸福に ここにいるのだ
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No.2731 - 2025/10/26(Sun) 23:18:06
| ☆ Re: 書きなぐり / 荻座利守 | | | 苦しき時を乗り越えた後に、その頃のことを思い出して書いた詩でしょうか。 その頃の、言葉にできないような感覚や感情を、なんとか言葉に変換して書いたような印象を受けました。タイトルの「書きなぐり」は、そのことを表しているようにも思えます。 何か意味深長な感じのする作品ですね。
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No.2732 - 2025/10/27(Mon) 07:11:20 |
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