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「休んでいいよ」 / 万年 草
心も体も重たくて
起きられないほど憂鬱な
暗くてつらい孤独な朝は
何もしないで
過ごすがいいさ

怠けているのじゃ
ないからね
サボっているのじゃ
ないからね

心に巣食った憂鬱が
身体を縛っているだけさ
心にまとった大きな闇が
身体に鎖をつけてるだけさ

君が抱えた苦しみは
口にしたって伝わらない
深くて暗い痛みだね

休んでいいよ
休んでいいよ
心ゆくまで
休んでいいよ

誰も責めたり
しないから
そこでゆっくり
休むがいいよ

No.1124 - 2024/05/21(Tue) 15:57:57

Re: 「休んでいいよ」 / 荻座利守
うつ状態になったときはまず、休むことが第一だということを聞いたことがあります。
おそらくそんなときに無理すると、症状が悪化してしまうのでしょう。
「口にしたって伝わらない
 深くて暗い痛みだね」
という表現が、その苦しさをよく伝えているように感じました。

No.1125 - 2024/05/21(Tue) 22:00:13

Re: 「休んでいいよ」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
この詩は、うつ病になられた、あるアーティストの方の
番組を見ていて、自分も統合失調症という、病気なので、
共感するところがあると感じて、書いてみました。

No.1126 - 2024/05/22(Wed) 15:46:36
電話が鳴った / 久保田
詐欺の電話だった
なぜ詐欺の電話がかかってくるのだろう
それは詐欺師が存在するからだ

詐欺師の一味はいつか天罰を受けることになるだろう
それでも詐欺の電話をやめられないのだろう
既に脳内が詐欺を中心に構成されるに至っているらしい

人生とは生まれてから死ぬまでの時間
詐欺師は貴重な時間を返却してはくれない
詐欺師とは関わりたくないものだ

No.1119 - 2024/05/17(Fri) 21:12:07

Re: 電話が鳴った / 齋藤純二
最近は警察官になりすました詐欺があったり、
金になればなんでもありのようですね。
騙されなかったとしてもその時間を返ってこない、
ほんと関わりたくない、同感です(怒)。

No.1121 - 2024/05/18(Sat) 19:59:03

Re: 電話が鳴った / 久保田
齋藤様、感想をありがとうございます。詐欺師の一味は早く地獄に行ってくれると嬉しいと思います。一般市民は迷惑しています。
No.1122 - 2024/05/18(Sat) 20:31:28
「自然の唄」 / 万年 草
あたたかなお日様がね
希望はいつでも
そこにあるよってね
空の向こうで
ほほ笑んでいるよ


きらめくお星さまがね
夢はいつか
叶うよって
夜のしじまで
ささやいているよ


やさしいそよ風がね
何も悩むことは
ないよってね
雲を誘って
唄っているよ


野に咲くお花さんがね
小さな幸せに
気づいてみてねって
甘い香りで
語っているよ


いいことあるよ
そのうちきっと
哀しいことは
続かない


信じていれば
大丈夫

No.1118 - 2024/05/17(Fri) 14:27:15

Re: 「自然の唄」 / 荻座利守
何かを信じるということは大切ですね。
大切というよりも、生きてゆくうえで必要なことなのかもしれせん。
身の周りの自然の内に、信じるもの、信じるべきものの姿を見出すことに、詩の原点があるような気がします。

No.1120 - 2024/05/18(Sat) 16:00:10

Re: 「自然の唄」 / 万年 草
荻座さま、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、信じることが大切ですね。

No.1123 - 2024/05/19(Sun) 09:38:32
「桜守の唄さくらもりのうた」 / 万年 草
咲き誇れ櫻花
雨の日も風の日も
君を見守るから
そこで咲いてておくれ


柔らかな春風に
季節(とき)はまためぐり来て
君とまた逢えるから
僕はさみしくないよ


舞い遊ぶ花びらよ
また逢えるその日まで
君が咲くそのために
僕が守り続ける


咲く春は
華やかに

茂る夏
青々と

染まる秋
紅紅(あかあか)と

眠る冬
雪を抱き


咲き誇れ櫻花
雨の日も風の日も
君を見守るから
そこで咲いてておくれ


永久(とわ)に
咲いてておくれ

No.1113 - 2024/05/16(Thu) 14:26:29

Re: 「桜守の唄さくらもりのうた」 / 万年 草
桜のシーズンは
終わってしまったのですが、
どうしても書き込みたくて、
投稿させていただきました。

No.1114 - 2024/05/16(Thu) 14:27:47

Re: 「桜守の唄さくらもりのうた」 / 齋藤純二
我が子を育てるような
桜守の愛情がとても伝わってきますね。
「僕が守り続ける」と、愛は惜しみなく与えるものなんだな、
なんて思いながら心地よく拝読させていただきました。

No.1115 - 2024/05/16(Thu) 20:15:03

Re: 「桜守の唄さくらもりのうた」 / 荻座利守
桜への愛情を情感豊かに詠った詩ですね。
中盤に春夏秋冬、四季の姿をそれぞれ短く表現して配置したことで、メリハリのある感じが出ていると思いました。
末尾の二行も締まりのある感じでいいですね。
良い構成の詩という印象を受けました。

No.1116 - 2024/05/17(Fri) 07:35:45

Re: 「桜守の唄さくらもりのうた」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
昔テレビで、桜守と呼ばれる、
桜の世話をする人の番組があって、
感化されて書いたものです。

荻座様、
ご感想ありがとうございます。
おほめにあずかりとても光栄です。
桜への思いが伝わって、何よりです。

No.1117 - 2024/05/17(Fri) 14:22:17
ひとり / シゲルる
  ゴメンナサイと言えないのは
自分が正しいと
自分が正義だと思いたいのか
自分が偉いと
自分が偉大だと思いたいのか
  ゴメンナサイと言えないのは
自分が負けたと
自分が弱いと思われたくないのか
自分が傷つけたと
自分が裏切ったと思われたくないのか

本当はわかっている
怖いのだ 謝るのが

本当はわかっている
卑怯者がバレるのが
声を荒げ虚勢を張る 真実を見ないのだ
見たくないのだ
見なかったことにし逃げ出すのだ
そして廻りを見渡せば誰もいない
  

No.1110 - 2024/05/15(Wed) 10:24:54

Re: ひとり / 荻座利守
自分の非を認めるのは勇気の要ることですね。
特に今の時代、バッシングが世に溢れていればなおさらです。
でも、その勇気を持たなければ誰からも信頼されなくなってしまう。そのことが最後の行に表されています。
タイトルの通り寂しい感じの詩ですね。

No.1112 - 2024/05/15(Wed) 16:00:49
/ 二階堂慈雨
腐って溶けて虫が這う
私初めて人を愛した
盲目少女の仇討ち
退廃的処女懐胎の夢
淫れ桜の思惑は
昼想夜夢な恋蛍

No.1108 - 2024/05/14(Tue) 18:31:11

Re: 苺 / 齋藤純二
初恋の心情を表現しているのだろう、
と思いながら拝読させていただきました。
自身の感情を抑えきれない感じが強く伝わってきます。
言葉にエネルギーってやはり入りますね。
そして題目が「苺」。
作品の内容と相反しているようなインパクトがいいですね。
自身が苺だとしたら、可愛らしさ(と怪しさ)と濃淡の強い背景(作品の内容)が
描写され芸術的な印象にも感じました。

No.1109 - 2024/05/14(Tue) 20:12:03
非通知 / あこ

電話が鳴った
相手は 非通知

何かの勧誘だったとしても
非通知にする必要は無いだろう
どうせ電話番号 知らないんだから

結構長く 鳴っていた
色んなことを思いめぐらす

非通知にする理由はなんだろう
そんなに知られたくないのか
だったらそもそも
かける必要が無いだろうに


たった1本の電話は
私の心を波立たせ そして
消えていった

何気ない出来事が
何気ない日常を 何故だか少し
変化させて いく

No.1106 - 2024/05/14(Tue) 12:07:38

Re: 非通知 / 荻座利守
昔の黒電話は相手の番号は表示されず、皆わかりませでした。
技術の進歩がかえって心を不安定にする一つの例ですね。
最終連の表現、特に最後の行の表現が、波立つ心をうまく表していていいですね。

No.1107 - 2024/05/14(Tue) 16:07:32

Re: 荻座利守様 / あこ
おはようございます
評をありがとうございます
お褒め頂いて嬉しいです
これからも頑張ります

No.1111 - 2024/05/15(Wed) 10:49:57
反映 / 久保田
悪の船頭がやってきた
悪の巨匠がやってきた
悪の支配人がやってきた
悪の伝導師がやってきた

華やかに悪の宴を開催した
悪企みの効果の検証をした
あやしく瞳は爛々と輝いた
楽天的な高笑いは天にも登る勢いだった

天はすべてを見ていた
永遠に渡って反映される

No.1103 - 2024/05/11(Sat) 00:49:10

Re: 反映 / 荻座利守
我々の目に隠された悪とは何でしょう。
どうすればそれを見極めることができるでしょう。
色々と考えてしまいます。
また、末尾の2行はどこか宗教的な感じもしますね。
救いはどこにあるのか、そんなことも考えてしまいます。

No.1104 - 2024/05/11(Sat) 08:12:10

Re: 反映 / 久保田
荻座様、感想をありがとうございます。励みになります。人間はいいことも悪いこともしますが、やがてその両方が返ってきます。悪人は地獄に行きます。
No.1105 - 2024/05/11(Sat) 19:29:30
暗闇の結末 / 久保田
暗闇を歩いていたら
何かに足を掬われた気がした

落ちる
落ちていく

泥沼に落ちた
どうにか体勢を立て直す

二本の足で立てたかに思えた
だが、足は泥沼から抜けない

もがけばもがくほど沈む
動きを止めても少しずつ沈んでいく

No.1100 - 2024/05/09(Thu) 21:03:33

Re: 暗闇の結末 / 齋藤純二
夢の中で出てきそうな感じで、
何かに追い込まれているような状況が無駄なく上手に表現されています。
もがけばもがくほど沈む、動きを止めても少しずつ沈んでいく、
と、脱出を図ろうとするがこの先が見えない絶望的な結末。
どうにかしたいと現実で葛藤する自身を反映させた作品になっており、
場面が目に浮かんできました。

No.1101 - 2024/05/10(Fri) 09:18:06

Re: 暗闇の結末 / 久保田
齋藤様、感想をありがとうございます。励みになります。森羅万象における或るひとつの結末の断面を表現しようとしましたが、未熟であるが故に不本意なところもあります。切磋琢磨し上達を目指したいと考えています。よろしくお願い致します。
No.1102 - 2024/05/10(Fri) 09:53:16
「壁」 / 万年 草
君がもう
どうにもならない
大きな壁に
ぶち当たってしまって
心が折れて
しまったら

自分ひとりで
抱え込まずに
その胸の苦しみを
その心の痛みを
そっと誰かに
打ち明けよう

壁があったら
遠回りしてもいい
別の道を
探してみるのもいい

必ず道は
あるはずだから
誰かが道を
教えてくれるかも
しれないから

決して
決して
あきらめないことだよ

いつかその壁を
越えたら
きっと笑顔に
なるからね
きっと幸せ
やって来るからね

あせらず
ゆっくり
歩いてゆこう

No.1096 - 2024/05/07(Tue) 16:08:44

Re: 「壁」 / 齋藤純二
どうにもならない時
信じることと
誰かに打ち明けることが
自分を救ってくれるのだろう、と
拝読して共感いたしました。

No.1098 - 2024/05/08(Wed) 00:17:03

Re: 「壁」 / 万年 草
斎藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、ですが
この「打ち明ける」という行為が、
いざとなるとなかなか難しいもので、
理想を詩にしてみました。

No.1099 - 2024/05/08(Wed) 15:58:48
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